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2019年9月15日
ウユニ塩湖?

先日、田辺湾の天神崎に行ってきました。天神崎はナショナルトラスト運動の先駆けとして知られており、広い岩礁が特徴の岬です。この場所に別荘地開発計画が持ち上がったのは1974年でした。豊かな自然が残る天神崎を守るために「天神崎の自然を大切にする会」が結成され、全国からの募金による買い取り運動が展開されました。この運動は現在も続いており、約7.1haを購入するに至っています。美しい夕日が有名で多くの人が訪れますが、そうした運動があってこそ保たれている自然なのだと思います。潮の状態で出現する景色が、まるでボリビアのウユニ塩湖を思わせることから、近年はSNSで人気の撮影ポイントになっています。

田辺湾の天神崎

2019年9月4日
庭に舞うチョウの正体は?!

裏庭のソテツの周りに、見なれないシジミチョウが舞っていました。ルリシジミよりも一回り大きいこのシジミチョウは、クロマダラソテツシジミです。主に東南アジアなどに分布し、迷蝶として見つかる以外、かつて日本では報告されていなかったチョウです。日本で初めて見つかったのは1992年に沖縄で、以後、各地で見つかるようになりました。温暖化によるものか、人為的な放蝶か分かりませんが、海外ではソテツの害虫として有名です。私の住む南紀地方は別荘地が多く、古くからフェニックスやソテツを植栽して南国の雰囲気作りをしてきました。幼虫はソテツの新芽や若葉を食べるため、被害が出ることが心配されます…。もう、出ている可能性は高いですが。

クロマダラソテツシジミ
若葉はすっかり食べ尽くされています。

クロマダラソテツシジミ
尖った葉の先にとまるクロマダラソテツシジミ。

2019年9月2日
東京でのイベント開催!

来月、10月11日(金)の夜19:00〜21:00に、東京にてイベントが開催されます。この催しは和歌山県と和歌山県観光連盟主催のシンポジウムで、「水の国、わかやま。」キャンペーンの一環としておこなわれるものです。
私が、20年前に東京から和歌山に居を移した理由は、この「水」にありました。どこまでも透明で清らかな水に魅かれてのことですが、水が美しいことから豊かな水文化が生まれ、水が美しいからこその絶景があるのだと思います。当日は、そんな和歌山の水の写真をお見せしながら和歌山県の魅力についてお話をしたいと思っています。 会場は紀尾井町カンファレンス・メインホールで、永田町駅直結、赤坂見附駅徒歩1分という便利な場所です。
会場では、和歌山の「水」にちなんだ県産品の試飲試食(梅酒や日本酒、湧き水で淹れたコーヒー、梅干食べくらべなど)や、宿泊券などが当たるプレゼント抽選会も行います。
入場は無料ですが、事前申し込み制となっております。お手数ですが、メールかファックスにてお申し込みください。
奮ってご参加いただければと思います!

水の国シンポジウム

水の国シンポジウム

「水の国、わかやま。」シンポジウム ←クリックでPDF表示

2019年8月28日
ノコギリガザミ!

先日、地元の親しい方から「カニ獲ったけどいる?」という連絡が入り、もちろん二つ返事で「いる!」ということでカニをいただきました。バケツの中でうごめくカニは、何と立派なノコギリガザミ!日本には3種類が分布しており、これはアミメノコギリガザミだと思います。暖流の影響を受ける地域に生息し、高級食材として知られています。ドウマンガニなどと呼ばれますが、数は多くはないので市場に出回ることはほとんどありません。大きな鋏脚が特徴で、食用としても、この鋏脚が一番旨いと思います。久々のカニを堪能させていただきました。南紀の自然は、やっぱり豊かですね〜。

ノコギリガザミ

ノコギリガザミ

2019年8月22日
本のご紹介

2月に、ここでも紹介させていただきました『野の花づくし』の秋・冬編が出版されました。植物写真家の木原浩さん渾身の写真&エッセー本(タイトルには季節の植物図鑑とありますが…)です。このところ、木原さんは沖縄通いをされているようですが、本編にも琉球・奄美・小笠原で撮影された作品が含まれています。どのページの写真も凄いクオリティですが、文章もまた面白く“木原ワールド”に引き込まれていきます。私も含め、植物を撮影する人にはお手本となる写真ばかりだと思いますので、勉強のためにも手元に置いておきたい1冊です。

『野の花づくし』の秋・冬編

『野の花づくし』の秋・冬編

2019年8月11日
北山村の渓谷へ

先日、念願だった北山村の渓谷に行くことができました。北山村は日本で唯一、県内の他の市町村と接していない「飛び地」の村として知られています。村の面積の97%が山林という、山深い村です。普段から親しくさせていただいているYさんからお誘いを受けていて、天気がよさそうな日に決行しました。車を止めてから一気に山を下るルートしかないため、助っ人にHさんも加わっていただきました。せっかく行くのだからと、デジタルの水中カメラとハッセル(フィルム)の水中ハウジング、ウエットスーツ一式、ウェイト8キロ、小型タンク2本…諸々の重装備となり、それを3人で手分けして渓に下ろしました。ハッセルのハウジングだけで9キロほどあり、世の中がコンパクトなデジタル化する中、アナログ街道をまい進しているなあ、と感じながら…。谷底に到着すると太陽の光が射し込むのを待ちます。深い渓に光が届くのは、この時期の僅か2時間ほどしかありません。夏の強い光が木漏れ日の間から谷底に射し込む瞬間、水中ではスポットライトのような光が浮かび上がるのです。陸上で待っている2人には申し訳ないのですが、水中で一人わあわあ言いながら興奮して撮影をしていました。

北山村の渓谷
水中から筏師の吊橋を見上げています。吊橋には二人の姿が見えます。

北山村の渓谷
深い渓谷の水中に光が射し込んできた瞬間です。北山村の川もいいですね〜。

2019年8月6日
地元の小学生を対象とした「銚子川潜隊まなぶんジャー」は先月1,2日におこない、その様子はここで掲載させていただきました。川遊びと学びを合わせた環境学習会は、早いもので今年で5年目に突入しました。毎回、小学生たちの元気に圧倒されながら、子どもたちが私の話しの中で何に興味を持ったのか、何を疑問に思ったのか、知れば知るほど、なるほどなあと勉強になることが多いです。
先日、子どもたちから感想文と色紙が届きました。皆で一生懸命書いたのでしょう。嬉しいプレゼントに、続けてきて良かったと心から思いました。これからも、子どもたちに分かりやすく伝える努力を続けていきたいと思っています。

銚子川潜隊まなぶんジャー

2019年8月5日
銚子川でのまなぶんジャー!

3日、紀北町企画課主催の「銚子川潜隊まなぶんジャー」が開催されました。今回の参加者は、東京、大阪、愛知、静岡など遠方からの方が多かったようです。今年は梅雨明けが遅かったこともあり、ようやく本格的な夏を迎えた銚子川。川の水は適度に冷たくて気持ちよく、透明度も高かったです。午後のフィールド講座は大人も子どもも網を手に、元気に採集をしていました。大きなカワアナゴを採った人もいたのですが、バケツから飛び出して逃げてしまったようです。気温が高くなるとバケツの水温も一気に上がります。バケツの生き物たちは酸欠になるため、飛び出してしまうのです。フタ付きのケースか袋網を用意すればよかったと深く反省。皆さんも、夏に生き物を捕らえた際には、気をつけてくださいね。

銚子川潜隊まなぶんジャー
午前中は室内にて銚子川について、また生き物についてのレクチャーを1時間ほどおこな
いました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
親子で魚採りに挑戦です。何が採れたかな?この度は(株)エーワン様からタモ網やエ
ビ網などを提供していただきました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
ライフジャケットをつけて水に浮きながら箱めがねで観察します。

銚子川潜隊まなぶんジャー
キャンプイン海山の田上さんが、採ったエビを炒って参加者に振舞ってくれました。塩
だけで味付けしたテナガエビやスジエビに、皆さん舌鼓を打っていました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
午前中のレクチャーでも紹介した地下水性のイドミミズハゼを、田上さんが採ってくれ
ました。これには一同大注目!撮影会となりました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
参加者揃っての記念撮影です。終了後にも川の残り、遊ぶ家族の姿もありました。

2019年7月31日
番組出演のお知らせ

8月4日(日)、お昼12:00〜13:45放送の「スタイルプラス」という情報番組に、ちょこっと出演します。夏の絶景の特集で銚子川を取り上げるとのこと。冒頭シーンで(たぶん…)銚子川についてお話をします。この番組は東海テレビが制作するもので、三重、岐阜、愛知のみの放送となります…。和歌山では観られないのが残念!

スタイルプラス
水中と陸上から私の撮影シーンを収録しています。

2019年7月30日
英語版が完成!

和歌山県観光振興課・和歌山県観光連盟が発行している「水の国、わかやま。」の英語版パンフレットが完成しました。近年、増加するインバウンドに向けて制作したものです。英語版のチラシなどを作って対応しているところもありますが、このパンフレットは34ページ丸ごと1冊英語で解説しています。和歌山県のインバウンドに対する本気度が分かろうというもの。是非、このパンフレットを持って県内を巡ってほしいですね。

本宮町で川ガキ教室


2019年7月29日
本宮町で川ガキ教室開催!

28日、世界遺産熊野本宮館主催の「内山りゅうの熊野で遊び学ぶ親子川ガキ教室」が開催されました。これは、世界遺産登録15周年・世界遺産熊野本宮館10周年記念として行われたものです。午前中の1時間は熊野本宮館にて写真をお見せしながらのレクチャー、午後は本宮町を流れる熊野川支流、四村川での生き物採集をおこなう…予定でした。しかし、前日に急襲した台風6号の影響で四村川は増水して危険な状態になり、やむなく支流の小さな谷でおこなうことにしました。アユ、カワムツなどに混じりアユカケが採れたりして、それなりに生き物が採れたことは幸いでした。生き物に詳しい子どもも居り、皆でワイワイと楽しい1日を過ごすことができました。

協力:(株)エーワン、(公)日本釣振興会近畿支部

本宮町で川ガキ教室
世界遺産熊野本宮館でレクチャーを行いました

本宮町で川ガキ教室
川に行くと、皆のテンションは一気に上がります!

本宮町で川ガキ教室
タモ網の使い方もレクチャーします

本宮町で川ガキ教室
採集した生き物を1種類ごとに説明します

本宮町で川ガキ教室
おお〜真剣な眼差し!

本宮町で川ガキ教室
最後に参加者揃っての記念撮影です。お疲れ様でした!

2019年7月18日
新刊のお知らせ

昨年11月に放映されました「NHKスペシャル 見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」をもとに書籍化した「もっと知りたい!見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」が、このたび発刊されました!NHKスペシャル取材班と番組出演者・ディレクターが分担執筆してまとめた銚子川の決定版です。番組では紹介しきれなかった内容も盛り沢山!ガイドマップや、巻末には銚子川生き物図鑑も掲載されています。銚子川に行ったことがある人はもちろん、これから行こうと思っている人、奇跡の清流の秘密を知りたい人など、是非手にとっていただければと思います。

NHKスペシャル取材班+
内山りゅう
地形から過去を読む男  近藤玲介  
ヨコエビハンター    富川 光
ハゼ科のスペシャリスト 平嶋健太郎
三重にこだわるTVマン  森 哲也

特別寄稿        俳優 中本 賢
スーパーバイザー    田上 至(キャンプイン海山)

「もっと知りたい!見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」
 山と渓谷社
 定価:本体1600円+税

もっと知りたい!見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川

もっと知りたい!見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川

もっと知りたい!見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川

2019年7月9日
和歌山県立近代美術館「水と美術」

本日から9月8日まで、和歌山県立近代美術館にて、なつやすみの美術館9「水と美術 feat. 坂井淑恵」が開催されます。画家・坂井さんの作品を入り口にして、「水」をテーマに45人の作家による作品65点が展示されます。私の「水と森」という作品は、ホウオウゴケから落下する直前の水滴を撮影したものです。
暑〜い夏休みは美術館で様々な「水」に触れ、涼んでみてはいかがでしょうか?

2019年7月4日
小学校でまなぶんジャー! その2

2日の「銚子川潜隊まなぶんジャー」は、銚子川に一番近い相賀小学校5年生を対象におこないました。前日は雨で中止にした銚子川での生き物採集ですが、この日は曇りということもありおこないました。全国で大雨による被害が多発しているなか、銚子川では観察会ができるほどの透明度に改めて驚いた次第です。水温が低く少し寒かったと思いますが、子どもたちは夢中で採集をしていました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
午前中のレクチャーの様子です。黒板に書かれた「ようこそ相賀小学校へ」が、嬉しかっ
たです。

銚子川潜隊まなぶんジャー
ライフジャケットを着用して、水中マスクで生き物を探します。

銚子川潜隊まなぶんジャー
網の使い方などもレクチャーします。使い方をマスターすると、いろいろな生き物が採
れるようになります。

銚子川潜隊まなぶんジャー
ヤツメヨコエビが採れました!

銚子川潜隊まなぶんジャー
水中で何かを見つけました。テナガエビかな?

銚子川潜隊まなぶんジャー
応援にかけつけてくださったキャンプイン海山の田上さん。子どもたちに丁寧に教えて
います。

銚子川潜隊まなぶんジャー
採集した生き物を集めて種類の説明をしています。この日、田上さんがイドミミズハゼ
を採ってくれました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
全員で記念撮影。元気な子どもたちにエネルギーをもらった気がしました。

2019年7月3日
小学校でまなぶんジャー! その1

1日、三重県紀北町にて「銚子川潜隊まなぶんジャー」(紀北町企画課)が銚子川に近い小学校にておこなわれました。この日は、上里、矢口、船津の3小学校の生徒が対象です。いつもなら午前中は銚子川についての学習会、午後は川に行って生き物採集などをおこなうのですが、あいにくの雨で午後も室内にてレクチャーとなりました。小学生からの反応にはこちらも勉強になることが多く、楽しい時間を過ごすことができました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
なぜ銚子川の透明度は高いのか、どのような生き物が棲んでいるのかなど、写真を使っ
てお話しました。


銚子川潜隊まなぶんジャー
用意していただいたアユやアマゴ、ウナギなどに触れてもらい、匂いや感触も体験して
もらいました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
アユの匂いは何に似てるかな?

銚子川潜隊まなぶんジャー
午後は川に行けなかったので、「さかなの卵」から生き残りの術を学ぶレクチャーをお
こないました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
今日、学んだことを学校別にまとめています。

銚子川潜隊まなぶんジャー
絵を画いたり、文章を書いたり自由です。

銚子川潜隊まなぶんジャー
最後に、生徒が思ったこと、感じたことなどを発表しました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
全員で記念撮影をしました。


2019年6月25日
熊野で遊び学ぶ親子川ガキ教室、開催!

7月28日(日)に和歌山県田辺市本宮町を流れる四村川にて、「内山りゅうの熊野で遊び学ぶ親子川ガキ教室」が開催され、参加者を募集します。参加資格は小学4年生以上の親子で、定員は20組40名です。参加費は無料。午前中は四村川で見られる生き物の解説や網の使い方などをレクチャーします。午後はバスにて現場に向かい、生き物の採集をおこないます。先週、下見に行きましたがアユの群れやアユカケの姿もありました。かつてはノボリと呼ばれるサツキマスが沢山遡上していた熊野川屈指の清流です。何が採れるか、楽しみですね!
応募の締め切りは7月5日です。お問い合わせ、お申し込みは世界遺産熊野本宮館までお願いします。

熊野で遊び学ぶ親子川ガキ教室

クリックするとチラシを開きます(PDFファイル)
↓↓
熊野で遊び学ぶ親子川ガキ教室 2019年7月28日開催!!

2019年6月24日
ウナギ冊子の英語版が完成

昨年、東京水産振興会・豊海おさかなミュージアムの特別企画展「ウナギ」が開催され、ウナギの生態写真などを提供させていただきました。解説ノート「ウナギのいる川・いない川」の中でも掲載され、このたび英語版が完成しました。解説ノートのタイトルは、私がポプラ社さんから発刊させていただいた写真絵本からのものです。日本語版も好評のようで、新たに増し刷りをしたそうです。ウナギの撮影は続けていますので、またどこかで発表できればと思っています。

ウナギ冊子
左が日本語、右が英語版です。

ウナギ冊子
私が提供させていただいたウナギの写真ページです。右上にポプラ社の本の表紙が掲載さ
れています。

2019年6月23日
「水の国、わかやま。」キャンペーン!

和歌山県の水辺の景観、絶景、温泉、食、体験アクティビティなど、「水」にまつわる観光キャンペーン「水の国、わかやま。」は4年目に突入しました。観光キャンペーンではアンバサダー的な役割を担わせていただき、様々な催しに携わって参りました。今年は、秋に東京で開催される催しがあり、詳細が決まり次第、ここでご報告させていただきます。ガイドブックの表紙写真も変わり、新たな気持ちで望みたいと思っています。

キャンペーン期間:2016年7月21日〜2020年3月31日

「水の国、わかやま。」キャンペーンサイト

水の国、わかやま

2019年6月14日
番組出演のお知らせ

6月20日(木)7:30〜8:00放送予定のNHK・BSプレミアム「ニッポン ぶらり鉄道旅」に少しだけ出演します。俳優の五十嵐健人さんが、“人生まっしぐら”を探すJR紀勢本線の旅です。是非、ご覧いただければと思います。

再放送 6月22日(土)午前7:45〜

ニッポンぶらり鉄道旅

2019年6月13日
銚子川潜隊まなぶんジャー開催!

銚子川環境学習会「銚子川潜隊まなぶんジャー」、今年は8月3日(土)に開催されます! 申込期間は6月17日〜7月9日必着です。午前中は写真を使ったレクチャー、午後は実際に銚子川に行き、生き物を採集します。夏休みの1日、銚子川で学び、遊び、一緒に楽しく過ごしませんか。お申し込みやお問い合わせは、紀北町役場企画課企画係までお願いします。銚子川で待ってます!!

銚子川NHK

クリックするとチラシを開きます(PDFファイル)
↓↓
銚子川潜隊まなぶんジャー 2019年8月3日開催!!

2019年6月9日
NHK「ダーウィンが来た!」の撮影

銚子川で行っている「ダーウィンが来た!」の収録がクランクアップしました。入梅直前で天気にも恵まれ、いい取材ができたと思います。NHKスペシャルからの流れで銚子川には2年ほど通ってきましたが、これで一旦は終了となります。
先日のニュースで「科学ジャーナリスト賞 2019」の受賞をご報告しましたが、この賞は番組を制作した人に対して贈られるもので、正確にはディレクターの森哲也氏が受賞されたものです。立派なクリスタル記念盾は、賞の重さも感じることができるものでした。

銚子川NHK
銚子川にて記念盾と。左から塚越カメラマン、井上カメラマン、私、森ディレクターで
す。本番の撮影では総勢10名を超えるスタッフが携わっており、これはたまたま居合わ
せたメンバーです。

銚子川NHK
今回の「ダーウィンが来た!」では、銚子川源流部にある清五郎の滝でも撮影を行いま
した。

銚子川NHK
滝をバックに記念撮影。いつ見てもいい滝です。

2019年6月1日
講演会がありました

紀南文化会館にて、第42回 田辺西牟婁歯科保健フォーラムがあり、講演をおこないました。フォーラムでは8020運動(満80歳で20本以上の歯を残そうという運動)の推進による、お年寄りの表彰式がありました。何と、100歳の女性で23本の歯が残っている方などが入選されました。また、「家族でよい歯のコンクール」や、歯に関する図画や標語コンテストもあり大いに賑わいました。私は「紀南地方の生き物たち」と題した講演を、写真をお見せしながら1時間ほどおこないました。

田辺西牟婁歯科保健フォーラム
主催と来賓の方々が登壇しました。

田辺西牟婁歯科保健フォーラム
子どもたちが描いた楽しい図画が展示されました。

田辺西牟婁歯科保健フォーラム
紀南地方の生き物として、ナチマイマイの話をしているところです。

2019年5月30日
銚子川での撮影!

GWは銚子川にてNHKの撮影がありました。まだ水温は冷たく、川で泳ぐ人はいませんでしたが、生き物たちは活発に動き回っていました。ある生き物を狙っての撮影でしたが、それは秘密にしておきます。撮影は継続していますので、何れご報告したいと思います。おそらく来年の「ダーウィンが来た!」にてOAされる予定です。

銚子川
カメラの先にいるものとは?一体なんでしょう…

銚子川
水中カメラマン(私の隣、齋藤カメラマン、若松カメラマン(女性))も参加し、連日
潜水撮影をおこないました。

2019年5月23日
イトヨの里

東北取材の帰り、福井県大野市にある「本願清水 イトヨの里」にお邪魔しました。1000m級の山々にぐるりと囲まれた大野盆地は地下水が豊富で、そこかしこに湧水が湧いています。平成の名水百選にも選ばれた「本願清水(ほんがんしょうず)」にはイトヨの陸封型が生息し天然記念物に指定されています。隣接する「イトヨの里」は大野市の湧水について、またイトヨの生態について学べる施設となっています。町からは天空の城 越前大野城が望めました。

イトヨの里
本願清水のイトヨ生息地

イトヨの里
ご案内いただいたイトヨの里・副館長の杉川さんと

イトヨの里
イトヨ(陸封型)です。巣を保護するオスがいました。婚姻色が発現しています

2019年5月22日
随分前から、お邪魔したいと思っている所がありました。そこは、山形県朝日町にある写真家・姉崎一馬さん邸です。姉崎さんは朝日連峰山麓に25年ほど前に移住され、「わらだやしき自然教室」を主宰されています。数々の書籍や写真絵本が作られている環境を拝見し、お話も伺いたかったのです。森や樹木を中心に撮影される姉崎さんのお宅は、やはり森の中にありました。豪雪地帯で冬は厳しいとのことですが、自然に囲まれての暮らしは“憧れ”でもあります。まあ、私には決してできないと思いましたが…。夜中までお話をして、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!

姉崎邸
姉崎邸。珍しいツードアのレンジローバーがお洒落ですね。

姉崎ご夫妻
奥様の恵美さんと。ホント、仲の良いご夫婦です。


姉崎さんの新刊のご紹介です。
山に行ったときに、おぼえておくといい10種類の木をセレクトしています。これらを「きほんの木」として、この本では花を取り上げています。これらの木をおぼえておくと、山歩きが楽しくなると思います。それにしても姉崎さんの写真はお人柄がにじみ出ているのか、優しいけれどキリッとしていますね。

きほんの木

「きほんの木 花がきれい」
 定価:1500円+税
 アリス館

2019年4月26日
NHKスペシャル 銚子川 が大賞を受賞!

このたび「科学ジャーナリスト賞2019」(日本科学技術ジャーナリスト会議)にて、NHKスペシャル「見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」が、科学ジャーナリスト大賞を受賞いたしました。先日の科学技術映像祭に続き2つ目の受賞で、しかも今回は「大賞」の受賞です!作品の制作に携わり、また出演させていただいている私にとって、こんなに嬉しいことはありません。

また、NHK・BS4Kにて、「見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」の再放送が以下の日程で予定されています。

・5月7日 (火)15:30〜
・5月14日(火) 7:00〜

地上波での再放送は現時点では未定ですが、おそらくあると思いますのでお待ち下さい。


2019年4月25日
日本のカマツカが3種になりました!

先日、富永浩史・川瀬成吾両氏によるカマツカの論文がオンライン公開され、めでたく新種記載の運びとなりました。記載論文には、私が撮影した写真も多数掲載されています。筆頭著者の富永君から新種のカマツカの撮影をしませんか、と誘われて同行したのが2015年です。その時に撮影したナガレカマツカの写真が掲載されています。その川にはカマツカとナガレカマツカが同所的に見られ、彼からワンツーマンでレクチャーを受けることができました。礫底に潜っていることが多いカマツカですが、ナガレカマツカはほとんど着底せず泳ぎ回っていたのです。確かに、これはまったく違うと水中で感じました。
今まで1種類だと思われていたカマツカの中に、実は2種類の新種が(隠れて)いたことになります。著者の一人、川瀬成吾君はウシモツゴを新種記載した若手研究者のホープです。

カマツカ
新種となったナガレカマツカ(P.agathonectris)。種小名の agathonectris は、ギリ
シャ語で「優れた泳ぎ手」を意味しています。現地ではアユやアマゴと川底近くを遊泳
していました。体型がスレンダーで、口ひげが明らかに長いのが特徴です。

カマツカ
新種となったスナゴカマツカ(P.polystictus)。種小名の polystictus は、ギリシャ
語で「多くの斑点がある」を意味しています。和名は日本の童謡「たなばたさま」の歌
詞にある「きんぎん(砂子すなご)」に由来するそうです。体表に煌く鱗を天の川にた
とえたものなのでしょう。

クリックすると論文を開きます(PDFファイル)↓↓
Two new species of Pseudogobio pike gudgeon (Cypriniformes:
Cyprinidae: Gobioninae) from Japan, and redescription of P. esocinus
(Temminck and Schlegel 1846)


2019年4月24日
九州取材!

久々に九州まで取材に行ってきました。今回も現地を案内してくれたのは、「日本のドジョウ」(山と渓谷社)の著者でもある中島淳氏です。予め撮影したい種類などを相談し、各地を効率よく回るためのスケジューリングもお願いしました。今回は天気にも恵まれ、ほぼ100点に近い内容の撮影ができました。自然相手の仕事なので「運」もありますが、現地を案内してくれる頼もしい友人たちの存在はとても大きいと感じています。

九州取材
水路で投網を投げる中島氏。投網の腕前は名人級だと思います。

九州取材
アリアケスジシマドジョウのメス。「日本のドジョウ」の制作時も、こうして二人で各
地を回りました。

九州取材
ヤリタナゴのオス。繁殖期に入り婚姻色が発現しています。

九州取材
カゼトゲタナゴのオス。本当に綺麗な小型のタナゴです。

九州取材
レンゲ畑をバックに中島君と記念撮影。

2019年4月9日
本のご紹介

このたび、東海大学出版部より「シーボルトが見た日本の水辺の原風景」(細谷和海編著)が出版されました。ドイツ人医師であるシーボルトは優れた博物学者でもあり、日本から膨大な種類の生物を持ち帰っています。それらはシーボルト・コレクションとしてオランダのライデン博物館にて保管されています。その中には淡水魚も含まれており、模式標本となっているものも少なくありません。これらが採集された江戸時代に、シーボルトが目にしたであろう日本の水辺の風景は、どのように彼の目に映ったのでしょうか。シーボルト・コレクションの淡水魚をひも解いていきながら、水辺の原風景を探っていきます。第4章の「シーボルトが持ち帰った魚たち」は、淡水魚27種類を紹介しており、資料的な価値が高いと感じました。

定価:3800円+税

シーボルトが見た日本の水辺の原風景

2019年3月30日
昨年OAしましたNHKスペシャル「見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」が、第60回 科学技術映像祭の自然・くらし部門の優秀賞を受賞しました。数多くの作品の中から選ばれたことは、本当に嬉しく思います。テレビ番組は多くの人が携わり、チームとなって作り上げるものだと思います。この番組は1年以上に渡り、同じ釜の飯を食べ、昼夜を共にした素晴らしいスタッフがいたからこそ映像化できたのだと信じています。そうした方々と制作に携われたことは、私は何よりも幸せだと思うのです。
科学技術映像祭の入選作品発表会が、4月18,19日に科学技術館にておこなわれます。銚子川の番組は18日にご覧いただけます。入場料は無料です。

科学技術映像祭

科学技術映像祭

第60回 科学技術映像祭
←クリックでPDF表示

2019年3月27日
ボテジャコ 第23号発刊

魚類自然史研究会の会報『ボテジャコ』第23号が発刊されました。今回の表紙写真は、滝をジャンプするサクラマスです。オリジナルは35ミリのフィルムで、かなり前に北海道にて撮影したものです。現在はデジタルで数撃ちができますが、フィルムでは最大36カットです。一瞬のタイミングにピントを合わせての撮影は、より緊張を強いられるものでした。その場で消すことのできるデジタルとは、シャッターを押す“気持ち”にも違いがあると感じています。

ボテジャコ第23号

2019年3月11日
10日、『第2回 郡上市清流環境フォトコンテスト』表彰式が郡上市総合文化センターにてありました。清流大賞をはじめ、様々な賞の表彰がおこなわれ、最後に記念撮影がありました。特別賞として「内山りゅう賞」には、写真集「青の川」にサインを入れさせていただいたものをお贈りしました。フォトコンテストは来年(第3回)も実施されますので、ふるってご応募いただければと思います。

郡上市清流環境フォトコンテスト・表彰式
郡上市長の日置氏から表彰状などが贈られました。

郡上市清流環境フォトコンテスト・表彰式
前列は受賞者の方々と日置市長、後列が審査員の方々です。

2019年3月8日
アオリイカ釣り

久々にアオリイカ釣りをはじめました。釣り場まではウチから車で10分ほど。夕方の2時間くらいしか竿を出しません。アオリイカは朝夕の薄暗い時が一番活発に餌をとるので、その時を狙って行くのです。様々な釣り方がありますが、私は生きたアジを泳がせて、それに食い付いたアオリイカを「ヤエン」というフックを使って釣る「ヤエン釣り」をします。針の付いたヤエンを、道糸から送り込み数十メートル先の水中で引っ掛けるという変わった釣法です。写真は友人と出かけたもの。釣ったアオリイカは小さく、500gくらいでしょうか。かつて2500gのを釣ったことがあり、今年はそれを超えたいと思っています。

アオリイカ釣り
アオリイカ釣り

2019年3月2日
本のご紹介

先日、サンライズ出版より、琵琶湖博物館ブックレットH『ビワコオオナマズの秘密を探る』が発刊されました。著者は前畑政善さん(神戸学院大学教授)です。前畑さんがライフワークとして追いかけてきたビワコオオナマズについて、詳細にまとめた1冊となります。前畑さんは滋賀県立琵琶湖博物館で勤務され、現場一筋に自然や生き物を見てきた方です。私は、そんな前畑さんに中学生の頃からお世話になり、背中を見てきました。飄々とした態度とは裏腹に、話す言葉に秘めた確固たる思いは、この本の中にも散りばめられています。オオナマズの本ですが、自然とは、生き物とは、と考えさせる内容だと思います。

定価:1500円+税

ビワコオオナマズの秘密を探る

2019年2月24日
本のご紹介

植物写真家の木原浩さんが『野の花づくし 季節の植物図鑑(春・夏編)』(平凡社)を刊行されました。植物は誰でもカメラを向ける被写体であり、誰もが撮影はできます。しかし、だからこそ本当に難しいのが植物写真なのです。この本は、植物を撮影して40年以上のキャリアをもつ、木原氏の“植物眼”で切り取られた珠玉の作品集といえます。1点1点の写真のクオリティの高さにはため息が出るほどです。ページをめくっていくと、懐かしい写真がありました。それは、古座川で撮影された「サツキ(P67)」で、以前、私がご案内した際に撮影したものです。前日はうちに泊まっていただいて、何だかわいわいと楽しかった事を思い出しました。
植物を撮影される方は、是非、お手に取っていただければと思います。文章には“撮影ワンポイント”が載っているものもあり、その植物に対してどのような気持ちで木原氏が対峙しているのかが分かると思います。

『野の花づくし 季節の植物図鑑(春・夏編)』(平凡社)
定価:本体3000円+税
*(秋・冬編)が夏頃に刊行されるとのことです。

野の花づくし

野の花づくし

2019年2月23日
郡上市清流環境フォトコンテスト審査委員会がありました

先日、第2回 郡上市清流環境フォトコンテストの審査委員会が郡上市総合文化センター(岐阜県郡上市)にておこなわれました。昨年、郡上は大雨による被害などがあったそうで、川の状態がいつもより芳しくなかったそうです。そのようなこともあり、募集点数が第1回とくらべて少なかったのが残念でしたが、「清流大賞」をはじめ、「優秀賞」、「佳作」などを審査委員の方々と決めることができました。今回も「内山りゅう賞」を1点選ばせていただきました。表彰式は3月10日に郡上市でおこなう予定です。

郡上市清流環境フォトコンテスト審査委員会

2019年1月29日
番組放送のお知らせ

昨年の春から制作に携わらせていただいていた「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」(NHK)の「ボウズハゼ」が、このたびOAとなります。春、海から遡上する稚魚の撮影から始まり、繁殖期である夏、滝を乗り越える秋口に至るまで長期に渡りボウズハゼの生活を追いました。他のハゼ類が登ることができない岩壁を、どうしてボウズハゼだけが登ることができるのか、実験も交えて解き明かします。繁殖期には、全身が真っ黒く変色したオスがメスを呼び込む行動や産着卵など、初めての映像になると思います。川でよく見かけるボウズハゼですが、意外な一面に驚きの連続でした。是非、ご覧いただければと思います。
なお、全編、和歌山県内での撮影ということもあり、和歌山県のみ特別先行放送があります。

和歌山県特別先行放送
2月1日(金)19:30〜

ダーウィンが来た!本放送
2月17日(日)19:30〜

ボウズハゼ
ボウズハゼ
ボウズハゼ
ボウズハゼ

2019年1月25日
講演会がありました

先日、「2019語り部交流会inわかやま〜地域の絆が育んだ持続的農業〜」(和歌山県、和歌山県土地改良事業団体連合会主催)が開催されました。私は「梅が醸し出す美しい景観」として写真をお見せしながら基調講演をおこないました。また、「語りフォーラム」では6名が壇上に上がり、地域の魅力や活動報告、今後の果樹農業についてなど様々な立場から話をしました。会場には約300名がお集まりいただいたようです。

2019語り部交流会inわかやま
私は、みなべ・田辺地域で撮影した梅やその景観について話をしました

2019語り部交流会inわかやま
「語りフォーラム」では右回りから、かたりすとの平野啓子氏、農林水産省・農村振興
局整備部長の横井績氏、私、紀州田辺観梅協会会長の石神忠夫氏、南紀用水土地改良区
・理事長の松川嘉之氏、受領梅遊びグループの二葉美智子氏が意見交換をおこないまし
た。

2019年1月21日
熊野本宮館にて開催している写真展「熊野の森と水〜そこに息づく108の生きものたち」の会期も残り僅か(27日まで)となりました。約2ヶ月間のロングランでしたが、短く感じます。先日は、仁坂知事が会場にいらして下さいました。「108の生きものたち」にあるキナンウラナミアカシジミやナンキセダカコブヤハズカミキリは、仁坂知事にご尽力いただき撮影することができた写真です。昆虫全般に見識があり、とくに蝶類・カミキリ類に精通している仁坂知事には、時折ご助言をいただき撮影に行ったりしています。

仁坂和歌山県知事
仁坂知事のお顔横の写真が、キナンウラナミアカシジミ(ウラナミアカシジミの紀伊半
島南部亜種)です。

2019年1月18日
銚子川での生物調査

今年も生物調査は寒い冬からスタートです。いつものメンバーがタモ網やスコップを手に手に銚子川に集合です。今回は水生昆虫が専門の和歌山県立自然博物館・学芸員の松野氏をはじめ、地下性のミミズハゼ類を掘り当てる名人・川本氏、キャンプイン海山の田上氏、山と渓谷社の神谷氏などが参加され、川は大賑わいでした。相変わらず冬は減水していて瀬切れも目立ち、昨年の台風で川の流れも変わっていました。河床が安定しないのは、生き物にとって辛い環境だと思います。それでもイドミミズハゼの稚魚が複数見つかり、銚子川にて繁殖していることが証明され、明るいニュースとなりました 。

イドミミズハゼ
掘った砂利の中から生き物を探します

イドミミズハゼ
2cmほどのイドミミズハゼの稚魚

2019年1月9日
24日に「語り部交流会inわかやま〜地域の絆が育んだ持続的農業〜」にて講演をおこないます。タイトルは「農業が醸し出す美しい景観」として、世界農業遺産に認定された、みなべ・田辺の梅の景観について写真をお見せしながらお話をします。この数年、梅の取材を続けてきましたが、この地域は景観としても素晴らしいと思っています。

語り部交流会inわかやま〜地域の絆が育んだ持続的農業〜

語り部交流会inわかやま〜地域の絆が育んだ持続的農業〜 ←クリックでPDF表示

2019年1月1日
あけましておめでとうございます!

昨年を振り返れば、あっと言う間の1年だったような気がします。それだけ充実していたと思うのですが、今年も昨年同様に元気で楽しい年になれば嬉しいです。今年もよろしくお願い致します。
2019年最初のニュースは、NHKスペシャルの番組内でも登場した銚子川で記録したユウスイミミズハゼについての報告となります。こうした発見はキチンとまとめておくことが重要となります。平嶋氏がメーンとなり、「南紀生物」に投稿しました。当初、ユウスイミミズハゼのサンプル数が少なかったこともあり、多くの友人らが「穴掘り」を手伝ってくれました。そうした協力があったからこそ、まとめられたのだと思っています。

銚子川の伏流水から採集された紀伊半島初記録のユウスイミミズハゼ

銚子川の伏流水から採集された紀伊半島初記録のユウスイミミズハゼ・論文 ←クリックでPDF表示

2018年12月26日
ギャラリートーク開催

22日(土)、熊野本宮館でおこなっている写真展「熊野の森と水 〜そこに息づく108の生きものたち〜」のギャラリートークがありました。こうした催しは天気に左右されることが多いのですが、当日は晴天!で、大勢の方がお集まりくださいました。展示している写真の説明や、どのような気持ちでシャッターを押しているのか、など1時間ほど会場でお話をさせていただきました。来場された方からお話を伺ったり、楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。写真展は来年の1月27日まで開催しています。熊野本宮大社への初詣の際にお立ち寄りいただければ幸いです。

写真展「熊野の森と水 〜そこに息づく108の生きものたち〜」のギャラリートーク
写真展「熊野の森と水 〜そこに息づく108の生きものたち〜」のギャラリートーク

2018年12月22日
沖縄の川へ!

図鑑などを制作していると、撮影ができていない種類がどうしても残るものです。数が極端に少なかったり、タイミングが合わなかったり…生きものとは出会いでもあります。そんな中、求めていた魚を見た!という有力情報が入り、沖縄の川へ行ってきました。研究者の案内で川に着くと、水深は僅か10cmほどの小川。水中を覗こうにも、マスクが半分陸上に出るような感じです。首を横にして匍匐前進を繰り返しながら進みます。しかし、2日間粘りましたが求めていた魚の姿を捉えることはできませんでした。沖縄とはいえ水温は20℃ほどで冷たく、首などは筋肉痛でバキバキです。それでも、思いがけなく出会えた種類がいたり、実りの多い取材となりました。写真は、水中で光り輝くナンヨウボウズハゼというハゼです。こんな美しい魚に出会える沖縄の川に、また行きたいと思っています。

沖縄の川へ!
沖縄の川へ!
沖縄の川へ!

2018年12月21日
先日発刊しました写真集「青の川 奇跡の清流 銚子川」が、NHKの放送以降、手に入らない状態が続いています。版元の山と渓谷社にも在庫は無く、売り切れ状態です。私のところにも入手を希望される方から連絡をいただいており、申し訳なく思っています。このたび、紀北町のふるさと納税品に指定され、また紀北町では購入することも可能ですのでお知らせしたいと思います。現在、お買い上げいただけるのは、紀北町役場、紀北町観光協会、キャンプイン海山さんです。是非、手にとっていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。

三重県 紀北町 ふるさと納税サイト

2018年11月24日
写真展開催

世界遺産熊野本宮館にて、写真展「熊野の森と水〜そこに息づく108の生きものたち〜」が、昨日から始まりました。今回の写真展は大型写真パネル(マイティスプリント)にて、熊野の森や清らかな水の作品12点で展開しています。
また、熊野に生息する多様な生きものたちを30×30cmのスクエアーサイズで108カット並べました。この地方にのみ生息する固有種や普通に見られるものまで幅広くセレクトしています。名前の書いたプリントを用意していますので、写真を見ながらチェックしてみてください。会期は平成31年の1月27日(日)までとなっており、約2ヶ月のロングランです。12月22日(土)午後1:30〜 ギャラリートークがあります。1つ1つの作品について、また生きものについてもお話したいと思っています。お時間がありましたら是非、お越し下さい。

熊野写真展
熊野本宮大社前にある世界遺産熊野本宮館です。今年は熊野本宮大社 御創建2050年に
あたり、写真展もそれを記念して行われるものです。

熊野写真展
照葉樹林の主役ともいえるイチイガシなどの写真を150×100cmの大型パネルにて展示し
ています。

熊野写真展
水中から見上げたアングルの作品など。水の透明度が高いからこそ撮影ができるものば
かりです。

熊野写真展
ずらりと108カットの写真が並びます。この場所に長時間留まる生き物が好きな方もい
らっしゃいました。

2018年11月22日
和歌山県立自然博物館にて、先日のNHKスペシャルでも登場しました伏流水に生息するユウスイミミズハゼの標本が展示されています。学芸員の平嶋氏が自ら採集した個体で、とても貴重な標本です。ユウスイミミズハゼは静岡県の限られた水域以外では見つかっておらず、国内で2県目となる発見です。展示期間は12月28日までとなります。

ユウスイミミズハゼ
ユウスイミミズハゼです。博物館の展示は標本となります。

「日本で2県目!紀伊半島初記録のハゼ ユウスイミミズハゼ」について
(和歌山県立自然博物館)

2018年11月19日
先日、三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2018 大会が開催され、会場となった東長島スポーツ公園体育館には参加者200名ほどが集合し、私は環境シンポジウムの基調講演をおこないました。2016年の紀北大会でもお話をさせていただいており、2回目となります。全国各地から集まった方々に、紀北町、銚子川の自然の豊かさを感じていただければ嬉しいですね。

三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2018 大会
顧問の鈴木英敬・三重県知事は海外から戻られてから会場に直行されたとのことでした。

三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2018 大会
大会長の尾上壽一・紀北町長は、開催地として歓迎のご挨拶をされました。

三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2018 大会
大会理事長でモンベルグループの辰野勇代表。カリスマの登壇には拍手が沸き起こりま
した。

三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2018 大会
私は「奇跡の清流 銚子川」と題し、1時間ほどお話をさせていただきました。

2018年11月14日
環境シンポジウム・講演会のお知らせ

17日(土)、三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2018 の開催にあたり、環境シンポジウムとして「奇跡の清流 銚子川」と題した基調講演をおこないます。先週、NHKスペシャルで銚子川の番組がOAされたばかりで実にタイムリー! 環境シンポジウムへはどなたも無料で参加できます。番組では紹介できなかった話なども含め、写真をお見せしながら1時間ほどお話したいと思います。

2018年11月9日
写真展のお知らせ

世界遺産である熊野本宮大社 御壮健2050年記念の写真展「熊野の森と水〜そこに息づく108の生きものたち」が、11月23日〜平成31年1月27日まで(約2ヵ月間)世界遺産熊野本宮館にておこなわれます。撮影の舞台を熊野に絞り、森と水に生きる108種の生きものを中心に、水中や風景の大型パネルで展示いたします。入場は無料で、オープニングの11月23日(祝)と、ギャラリートークのある12月22日は会場に居ります。是非、足を運んでいただけたらと思います。

熊野の森と水〜そこに息づく108の生きものたち

写真展「熊野の森と水〜そこに息づく108の生きものたち」・チラシ ←クリックでPDF表示

2018年11月4日
NHKスペシャル 放送のお知らせ

昨年の夏から撮影が始まった「NHKスペシャル 銚子川」ですが、ようやく放送の運びとなりました! この「news」欄でも何度かご報告しましたが、撮影スタッフ一同、四季を通じてじっくりと時間をかけて銚子川と向き合ってきました。その甲斐あってか、スクープ的な映像なども撮影することができました。タイトルは「見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」です。何故、銚子川は河口まで全域に渡って水が美しいのか、というところに焦点を当てながら番組は展開しており、私の出演シーンもあります。ナレーションは、女優の吉岡里帆さんです。壮大な音楽と相まって、極上の水中世界を是非ご堪能いただければと思います。

NHKスペシャル 見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川
放送日:11月11日(日)午後9:00〜(50分)

NHKスペシャル 見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川

NHKスペシャル 見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川

2018年11月3日
番組アンコール放送のお知らせ

2007年6月に初回放送がありました 「NHKハイビジョン特集 アユ踊る清流の四季 和歌山・古座川」 が、BSプレミアムカフェにてアンコール放送されます。この番組は1年をかけて、古座川の四季をアユの目線となる水中映像を存分に展開しながら制作したもので、私はすべての水中撮影に同行しコーディネートさせていただきました。すでに何度も再放送されていますが、制作から10年以上経ってもアンコール放送があることは、とても嬉しいことです。流行を追うのではなく、真摯に自然に向かう姿勢が大事なのだと改めて感じます。お時間がありましたら、是非、ご覧ください。

2018年11月8日(木) 午前9:00〜
2018年11月9日(金) 午前0:45〜(深夜) 
放送時間は89分です。

2018年11月2日
秋を探しに…

先日、奥高野にある伯母子(おばこ)岳に行ってきました。伯母子岳は標高1344m、熊野古道「小辺路」に通じる名峰として知られています。ブナ林と紅葉を見るのが目的、としておきますが、実は増えた体重を減らしたかったというのが正直なところ。この1〜2ヶ月、三重、奈良、北海道、東京…と慌しく飛び回っていましたが、潜水などの体を使う仕事ではなかったこともあり、体重が一気に増えてしまったのです。「最近、恰幅が良くなったんじゃない?」と言われ、体重計に乗るとベスト時よりも2.5キロほどオーバー!これは潜水時のウェイト量にも関わる問題でもあるので、まずは歩いて減量に励むことに。

秋を探しに…
秋を探しに…
秋を探しに…

2018年10月18日
「水の国、わかやま。」プレミアム・ツアー開催!

13日〜14日、『ネイチャーフォトグラファー内山りゅうさんと行く「水の国、わかやま。」プレミアムツアー』が開催されました(和歌山県・和歌山県観光連盟主催)。東京、神奈川、大阪などから参加された方が多かったようです。1泊2日の日程で、様々な水の絶景をお楽しみいただきながら、水が育む和歌山の絶品グルメも満喫!。普通のツアーでは経験ができないスペシャルメニューが用意されました。参加された方々とお話することができ、私も楽しい時間を過ごすことができました。尚、ツアーの様子は雑誌「&プレミアム』(マガジンハウス)の2月号にて掲載されるようです。

プレミアム・ツアー
白浜空港から出発し、ホテルシーモアへ。ランチの前に歓迎のご挨拶をしました。

プレミアム・ツアー
移動はすべてチャーター・バスにて行いました。

プレミアム・ツアー
世界遺産・熊野本宮大社では、普段は入ることができない端垣内にて特別参拝を行いま
した。

プレミアム・ツアー
川原を掘ると温泉が出る川湯温泉にて。温泉コーヒーをいただきました。

プレミアム・ツアー
翌日は古座川・小川の「滝の拝」へ。皆さん、奇岩にビックリ!

プレミアム・ツアー
小川の水の透明度は格別です。思わず靴を脱いで水に入る人も。

プレミアム・ツアー
ランチは「月の瀬温泉 ぼたん荘」の料理長、深海さんによる古座川の幸が振舞われま
した。

プレミアム・ツアー
古座川で獲れた天然ウナギです!これには参加者全員が大満足。脂が乗っていて美味かっ
たです。

プレミアム・ツアー
獲れたてのテナガエビも絶品でした。他にも天然鮎、焼きおにぎり、ジビエなど盛りだ
くさんでした。

プレミアム・ツアー
午後からは古座川にてカヌー下りです。皆さん初心者でしたが、すぐに上手く漕げるよ
うになりました。

プレミアム・ツアー
古座川の川面をすべるように下ります。

プレミアム・ツアー
皆揃って記念撮影です。お疲れ様でした。

2018年10月13日
郡上市清流環境フォトコンテスト 作品募集

昨年に続き、岐阜県・郡上市清流環境フォトコンテスト が開催され、作品の募集がはじまります。この催しは、郡上市清流長良川等保全条例制定記念として行われるものです。清流長良川等の源流を有する郡上市は、古くから「水」の文化が伝承され、「清流長良川の鮎」は世界農業遺産に認定されています。作品の募集期間は、11月1日〜12月28日となっています。因みに、チラシの表紙写真は昨年の受賞作品です。

北海道標津町で講演会

郡上市清流環境フォトコンテスト・チラシ ←クリックでPDF表示

2018年10月11日
8日、北海道標津町において講演会をおこないました。淡水魚の繁殖戦略についての話を、「さかなのたまご」(ポプラ社)を紹介しながらおこないました。身近な淡水魚の「生き残り戦略」について、人間に例えながらお話し、皆さん熱心に耳を傾けてくださいました。標津図書館主催ということで、会場には私の著書がズラリと並べられ、終了後も手にとってくださる方もいらっしゃり、嬉しかったです。

北海道標津町・講演会
道外から来られた方もいらっしゃいました。

北海道標津町・講演会
会場の後には、著書が並べられました。

2018年10月11日
5日、北海道千歳にあるサケのふるさと千歳水族館にて、サイエンス・カフェが開催されました。サケやカラフトマス、サクラマスなどが泳ぐ大水槽の前でお話をさせていただきました。婚姻色で紅く色付いた立派なサクラマスもいました。お話の最中に、私の後ろの水槽内でサケが産卵するというハプニング?もありました。終了後も質問などが多く、とても楽しいサイエンス・カフェとなりました。

サイエンス・カフェ
立派なオスのサクラマス。

サイエンス・カフェ
閉館後、水槽の前でお話をしています。

2018年10月3日
昨日、奈良県川上村にて「匠の聚フォトコンテスト2018」の審査会がありました。昨年よりも応募作品は少なかったですが、内容的には力作が揃っていたように思います。審査は、入江泰吉記念奈良市写真美術館館長の百々俊二氏、アートディレクターの猪熊裕行氏とおこないました。10月下旬に審査発表があります。これから紅葉の季節となります。2019年のフォトコンテストに向けて、是非、川上村へ撮影に訪れてみてはいかがですか。

匠の聚フォトコンテスト2018
匠の聚フォトコンテスト2018

2018年10月1日
北海道標津町で講演会があります

10月8日(月)、北海道・標津町生涯学習センター あすぱるホールにて講演会があります。参加費は無料、主催は標津町図書館です。テーマは「魚の卵からみた、繁殖大作戦」で、写真絵本「さかなのたまご」(ポプラ社)の内容に沿って、様々な淡水魚の卵のお話をしたいと思います。標津町は「サーモン科学館」のあるサケの町です。かつて、何年もかけてサケの撮影でお邪魔しています。開演は夕方6:30〜。是非、お越しいただければと思います。

北海道標津町で講演会

北海道・標津町生涯学習センター あすぱるホールにて講演会 ←クリックでPDF表示

2018年9月29日
昨日、三重県紀北町役場にて、写真集『青の川 奇跡の清流 銚子川』の出版記者発表会がありました。東京からは山と渓谷社・自然図書出版部長の神谷有二氏も出席し、写真集の完成を報告しました。新聞社さんがほとんどでしたが、内容に関する質問も多く、興味を持っていただいたようでした。

青の川・出版記者発表会
会場の様子です。(P/Itaru Taue

青の川・出版記者発表会
山と渓谷社の神谷有二氏とお話をしました。(P/Itaru Taue)

青の川・出版記者発表会
尾上紀北町町長と。(P/Itaru Taue)

2018年9月28日
北海道でサイエンス・カフェ開催!

10月5日(金)北海道千歳市にある サケのふるさと千歳水族館 の大水槽前にて、サイエンス・カフェが開催されます。サイエンス・カフェとは、お茶を片手に気軽に様々なジャンルの方のお話を聞く会、といえばいいでしょうか。堅苦しいお話ではなくて、ワイワイと意見交換をしたり楽しい時間を過ごせればと思っています。今回は、「川魚の生き残り大作戦」として、お話をしたいと思います。
参加費は無料、申し込み不要で、当日は直接会場にお越しいただければと思います。

10月5日(金)サケのふるさと千歳水族館 18:00〜20:00 です。

お問い合わせは
サイエンス・カフェ in ちとせ 実行委員会 0123-23-3386

2018年9月17日
番組出演のお知らせ

9月24日(月・祝)、NHK「おはよう日本」に出演します。この日は「奇跡の清流・銚子川」の祝日特集が予定されており、中継もあるようです。特集は7:30〜7:55 と、何と25分間も銚子川が紹介されるとのこと!私が撮影した写真も紹介されると思います。是非、ご覧ください。

2018年9月15日
「水の国、わかやま。」 プレミアム・ツアー 締め切り間近!

10月13日〜14日に開催されますプレミアムツアーは、台風の影響で通行ができない箇所が発生したため、行程を一部変更しました。水の状態は(雨さえ降らなければ!)問題ないと思います。まだ若干名余裕があるそうなので、お早めにご応募ください。締め切りは、9月20日です。川の幸を揃えて、お待ちしています!

「水の国、わかやま。」プレミアムツアー【参加者募集】
https://www.wakayama-kanko.or.jp/information/2018/08/20/3940/

 「水の国、わかやま。」 プレムアム・ツアー 参加者募集

2018年9月15日
写真集『青の川 奇跡の清流・銚子川』が出版されました!

このたび、写真集『青の川 奇跡の清流・銚子川』(山と渓谷社)が出版されました。すべて三重県紀北町を流れる銚子川で撮影しています。源流の大台ケ原から河口まで、“極上の水”が作り出す景色は、日本の原風景と重なるかもしれません。この写真集の版型は、6×6版のフィルムとデジタルとが混在しているものをノートリミングで表現するために考慮されたものです。装丁・デザインは、デザイン実験室・工藤強勝&勝間亜加里氏です。工藤氏は昨年、講談社文化賞ブックデザイン賞を受賞されています。『アユ 日本の美しい魚』 『大山椒魚』 『水の名前』 などでもデザインをお願いし、この写真集で5冊目となります。大型の写真集ですので、見応えがあると思います。是非、お手元に置いていただきたい1冊です。

青の川 奇跡の清流 銚子川

『青の川 奇跡の清流 銚子川』 (山と渓谷社)
 定価:3000円+税


この秋(10月下旬〜11月上旬)、昨年より1年をかけて取材を続けてきました NHKスペシャル 「見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」が放送される予定です。放送日が決まりましたら、お知らせしたいと思います。今しばらくお待ちください。

2018年9月12日
匠の聚フォトコンテスト 2018

奈良県川上村・匠の聚で開催されるフォトコンテストのガイドブックができました。今年も、ふるってご応募いただければと思います。入賞作品には賞金と副賞のほか、匠の聚に展示後、入江泰吉記念奈良市写真美術館にて巡回展をおこないます。

匠の聚フォトコンテスト 2018

匠の聚フォトコンテスト 2018

匠の聚フォトコンテスト2018・撮影地ガイドマップ

2018年9月4日
銀座SIXでのスペシャルイベント

9月1日、&Premium×WAKAYAMA Special Event が銀座SIX 13F「THE GRAND 47」にて開催されました。
会場には私の撮影した写真パネルが飾られ、「水の国、わかやま。」スライドショーの上映後、和歌山の水の素晴らしさ、清らかな水が存在する理由、水の価値についてなどのお話をさせていただきました。豪華プレゼントの当たる抽選会などもあり、大いに盛り上がりました。この催しを通じて和歌山県の魅力を改めて感じていただき、一人でも多くの方がご来県くだされば嬉しいです。

銀座SIXでのスペシャルイベント
銀座SIXでのスペシャルイベント
銀座SIXでのスペシャルイベント

構成作家のたむらようこ様が制作してくださった動画です。


2018年8月26日
「奇跡の清流 銚子川」 フォトコンテスト 審査発表!

NHK津放送局主催の「奇跡の清流 銚子川」フォトコンテスト の結果が発表されました。10日にNHK津放送局にて厳正なる審査をおこないました。応募作品は約300点で、なかなか力作揃いでした。受賞された作品は、9月1日〜17日まで紀北町パーキングエリア 始神テラスにて展示いたします。受賞された方、おめでとうございます。

「奇跡の清流 銚子川」フォトコンテスト 放送局情報 NHK津放送局
 http://www.nhk.or.jp/tsu/kisekinoseiryu/


2018年8月23日
「水の国、わかやま。」 プレミアム・ツアー 参加者募集のお知らせ

「水の国、わかやま。」プレミアム・ツアーが、10月13日(土)〜14日(日)に開催されます。私がおススメする水の絶景(滝や渓谷)を訪ねたり、普段は立ち入りができない世界遺産・熊野本宮大社の特別参拝、星空観察、川の幸(何と!古座川の天然ウナギや川エビなど)を堪能したり…和歌山の水に触れる特別なツアーです。ツアー発着地となります白浜空港(または白浜駅)までの往復費及び宿泊費(1泊2日)は自己負担となりますが、ツアー費用はすべて無料です。もちろん、私が全行程ご一緒致します。この機会に是非、和歌山にいらしてください!
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。参加人数が限られておりますので、お早めにお申し込みいただければと思います。

「水の国、わかやま。」プレミアムツアー【参加者募集】
https://www.wakayama-kanko.or.jp/information/2018/08/20/3940/

 「水の国、わかやま。」 プレムアム・ツアー 参加者募集

2018年8月14日
写真集『青の川 奇跡の清流 銚子川』の予約販売開始!

9月初旬に発刊予定の大型写真集 『青の川 奇跡の清流 銚子川』(山と渓谷社)の予約販売が始まりました。Amazon や Rakuten にてお申し込みできますので、よろしくお願い致します。20年以上通い続けた銚子川の写真集ができました。タイトルの「青の川」は、極めて透明度の高い水でしか見ることができない「青色の川」を意味しています。源流から河口まで、すべての流域で透明度が高い川は、そうそうありません。このような川が21世紀の現在まで残っていたことは、まさに奇跡だと思うのです!是非、手にとっていただきたい写真集です。

青の川 奇跡の清流 銚子川

青の川 奇跡の清流 銚子川

青の川 奇跡の清流 銚子川

青の川 奇跡の清流 銚子川

『青の川 奇跡の清流 銚子川』
出版社:山と渓谷社
128ページ
定価:3000円+税

2018年8月9日
GINZA SIX トークショー&スペシャルランチにご招待!

「水の国、わかやま。」キャンペーンの一環として、「&Premium」(マガジンハウス)とのコラボ企画 『写真家 内山りゅうトークショウ&GINZA SIX「THE GRAND 47」スペシャルランチ Produced by &Premium』が、9月1日(土)12:00〜おこなわれます。ブッフェ形式のフード&ドリンクは、和歌山県産の素材を使ったスペシャルなお料理や直送のお酒など、このイベントでしか味わえないものです!会場の GINZA SIX 13階 フレンチレストラン「THE GRAND 47」には多数の写真パネルを展示し、和歌山県の「清らかな水」についてのお話をさせていただきたいと思っています。暑い日が続きますが、「水の国」に触れてクールダウンしませんか?
総計25組50名ご招待ですので、以下よりエントリーをお願いします。締め切りは8月26日となっています。お早めにどうぞ!

&Premium
https://fofa.jp/mgwld/a.p/145/



2018年8月8日
本のご紹介

水中写真家の中村宏治さんが、このたび『ムラサキダコ 〜海からあらわれるマントの怪人〜』(フレーベル館)を出版されました。マントを広げて泳ぐタコ、というインパクトのある生き物がテーマです。宏治さんは、ムービーがメーンというイメージがありますが、やはり写真もキッチリ撮っていたんですね(バカヤロー、当たり前だ!と叱られそうですが)。こんな奇怪な生き物が日本の海にいたことに驚くことでしょう。実に衝撃的な容姿です!

ムラサキダコ〜海からあらわれるマントの怪人〜

中村宏治:写真・文 奥谷喬司:監修
定価:1400円+税

2018年8月5日
暑い日が続いていますが、連日、川に入っています。それも1日、5時間余り…。先日、「ダーウィンが来た!ウナギ」(NHK)がOAとなりましたが、同じ番組で別の生き物を追っているのです。詳しい内容は書けませんが、夏がヒントになるかもしれません。毎日、ひたすら水中を観察していると、面白い発見も多いですね。時間をかけてじっくりと生き物を見ることの大切さを改めて感じています。

古座川にて撮影した立派なアユ
古座川にて撮影した立派なアユ

2018年7月19日
英語版がリニューアル

「水の国、わかやま。」の英語版冊子がリニューアルしました。日本語版は右綴じですが、英語版は横書きなので左綴じとなっています。英語版は昨年制作しており、今回のものは表紙写真と内容の一部を変えたリニューアル版となっています。訪日外国人の和歌山観光には必須の冊子です。是非、お持ちいただければと思います。

水の国和歌山・英語版

2018年7月15日
番組放送のお知らせ

15日(日)の「ダーウィンがきた!生きもの新伝説」は、「ウナギ」です。昨年の夏から番組製作に携わらせていただき、ようやくOAとなります!今年の「土用の丑の日」は7月20日と8月1日ですので、その直前のOAという訳です。夜行性で臆病なウナギの撮影は、とてもデリケート。時間をかけて撮影を続けてきました。そういえば、昨年からかなりの数のウナギを見つけてきましたが、撮影用のモデルということで捕らずじまいです。結局、ウナギは1匹も食べていませんね。

放送:7時30分〜58分
再放送:火曜日 午前4時2分〜30分

トウカイナガレドジョウ
ダーウィンが来た!

2018年7月11日
銚子川潜隊まなぶんジャー 2018! 上里小学校編

10日に行なわれた「銚子川潜隊まなぶんジャー 2018」(紀北町企画課)は上里小学校の3,4,5年生20名が対象でした。上里小学校は銚子川よりも隣の船津川に近いのですが、普段から川で遊んでいる子も多いようでした。生き物に詳しく、映し出す写真をほぼ正確に当てる子もいて驚きましたね。将来はネイチャーフォトグラファーでしょうか! 昨日に続きキャンプイン海山の田上さんが参加してくださいました。この日も銚子川漁協さんからご提供いただいたニホンウナギやアユ、アマゴを実際につかんで、その触感や匂いなどを体験してもらいました。にゅるにゅると逃げるウナギを追いかけて、河原は大騒ぎとなりました。天気にも恵まれた2日間、誰も怪我することなく終了でき、スタッフの方々にも感謝したいと思います。

まなぶんジャー2018
前列が3年生で、後が4年生、5年生です。

まなぶんジャー2018
ライフジャケットをつけて、一斉に生き物を探します。

まなぶんジャー2018
タモ網の使い方などを説明しています。

まなぶんジャー2018
ヌマチチブ、ゴクラクハゼ、シマヨシノボリ、スミウキゴリ、ボウズハゼ、カワアナゴ、
ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、ヌマエビ、モクズガニ…などが採集できました。

まなぶんジャー2018
田上さんがエビを炒ってくれました。皆、その味に興味津々です。

まなぶんジャー2018
上里小学校3,4,5年生との記念写真です。

2018年7月11日
銚子川潜隊まなぶんジャー 2018! 相賀小学校編

先日、環境学習会「銚子川潜隊まなぶんジャー 2018」(紀北町企画課)が2日間に渡り行なわれました。9日は、相賀小学校の5年生2組33名が対象でした。この小学校は銚子川に一番近い小学校で、昨年に続き2回目です。午前中は室内にて銚子川の水はなぜ美しいのか、透明度が高いとはどういうことか、どんな生き物が棲んでいるかなど、写真を見てもらいながらのレクチャーです。午後は銚子川に行き、生き物の採集を行ないました。今回は初めて12-13cmほどのニホンウナギが採れたり、エビタモでアユを捕えた子がいたり、とても多くの生き物に出会えました。いつもより子どもの数が多かったのですが、役場の職員、先生方など総勢14名が監視員として子どもたちについていただきました。

まなぶんジャー2018
午前中のレクチャーの様子です。銚子川に生息する2種類のテナガエビを紹介しています。

まなぶんジャー2018
川に入る前、注意事項の説明をしています。

まなぶんジャー2018
タモ網やエビタモを持って、子どもたちは大はしゃぎです。

まなぶんジャー2018
女の子たちもエビ類やハゼ類を次々と採集していました。

まなぶんジャー2018
5年生、1組16名との記念写真です。

まなぶんジャー2018
5年生、2組17名との記念写真です。

2018年7月7日
銚子川環境学習会

昨日、紀北町・海山地区にある2つの中学校(潮南中学校・三船中学校)の全生徒を対象とした「銚子川環境学習会」(紀北町企画課)があり、お話をしました。中学1年〜3年の約180名が参加し、銚子川について、またそこに棲む生物にも触れながら1時間ほどお話をさせていただきました。皆さん、銚子川が地元の川ということで熱心に耳を傾けてくれました。司会、進行はすべて生徒たちが執り行う生徒主体の会となっており、温かみのあるとてもいい雰囲気の学習会でした。

銚子川環境学習会
紀北教育会館の会場です。先生方も大勢参加されていました。(Photo:I.Taue)

銚子川環境学習会
銚子川で撮影した写真を使って説明をしています。(Photo:I.Taue)

銚子川環境学習会
入り口には、私の著書が並べられました。(Photo:I.Taue)

銚子川環境学習会
銚子川にて発見した新種のヨコエビには注目が集まっていました。(Photo:I.Taue)

銚子川環境学習会
講演後の質問が多く、活気に溢れていました。(Photo:I.Taue)

2018年7月1日
「水の国、わかやま。」キャンペーンの冊子が新しくなりました

水の国、わかやま。」キャンペーン(和歌山県観光振興課・和歌山県観光連盟)の延長に伴い、冊子もリニューアルされました。表紙の写真も「水の色」を意識した安川渓谷の写真に変わりました。記事内容は、「水の国、ウォーク。」と題した水の絶景に出合うトレッキングコースの紹介記事などが追加されています。この冊子の巻末には、和歌山の人気店からおいしいプレゼントがもらえるクーポンがついています。観光の際には、是非、冊子をお持ちいただければと思います。

水の国、わかやま。


2018年6月30日
紀北町にて記者発表

先日、紀北町役場にて「三重県紀北町の銚子川から新種のヨコエビおよび希少なハゼ類を発見」というテーマで記者発表をおこないました。参加者は私と富川光准教授(広島大学大学院教育学研究科)と平嶋健太郎学芸員(和歌山県立自然博物館)です。テレビ局、新聞社など多くの報道関係者にお集まりいただきました。発表は、新種として記載したチョウシガワメリタヨコエビと、イドミミズハゼ、そして静岡県の限られた湧水からのみ知られるユウスイミミズハゼが銚子川にて見つかったという報告でした。尾上町長も出席され、町としても環境宣言をおこなうタイミングでの発見を喜んで下さいました。

紀北町にて記者発表
記者発表の会場です。(Photo.I,Taue)

紀北町にて記者発表
3人揃っての会見。平井厚志氏(すさみ町立エビとカニの水族館)は欠席でした。
(Photo.I,Taue)

紀北町にて記者発表
このたび銚子川で発見したユウスイミミズハゼ。静岡県以外から初めての記録です。
(Photo.I,Taue)

2018年6月24日
NHKスペシャル・銚子川 雨の大台ケ原編

銚子川の源流、大台ケ原で雨の撮影です。日本でも一二を争う降雨量を誇る大台ケ原で、この時期では十数年ぶりという大雨に遭遇しました。「バケツをひっくり返したような…」などといいますが、今回の雨は、さすがに経験がないほどの降り方が長時間続きました。きっちりと雨具を着て望んだのですが、宿に帰ってみれば中の服はびしょ濡れでした。叩きつけるような雨は、袖口からも首の隙間からも容赦なく流れ込みました。登山道を1時間ほど歩かなければ、いっそドライスーツの方が楽と思えるほど…。しかし、その甲斐あって様々な雨のシーンが撮影できました。

大台ケ原
堂倉山(1470m)の源流部にて。ブナやミズナラ(左の大木)が霧にかすみます。

大台ケ原
あまりの雨に会話もなく…。黙々と収録しています。

大台ケ原
これは川ではなく、我々が歩いてきた登山道です。1時間ほどの間で道は消滅しました。

大台ケ原
大雨の翌日に、大台ケ原の最高峰、日出ヶ岳(1695m)に登りました。展望台にて記念
撮影。


*NHKスペシャル 銚子川の放送を記念して、NHK津放送局がフォトコンテストを実施します。銚子川で撮影した写真を是非、ご応募ください。
締め切りは7月31日、結果は8月中旬にNHK津放送局のホームページでおこない、入賞した作品は展示します。

詳しくは、以下をご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/tsu/kisekinoseiryu/

2018年6月9日
先日、銚子川にてナガレヒキガエルのオタマジャクシが上陸する様子を観察しました。3月に産卵に来ていた親個体は、大きなメスでは手のひらほどもありましたが、上陸をはじめた幼体は1cmほどしかありません。こんな小さなカエルがあのサイズになるには、いったい何年掛かるのでしょうか?上陸していた近くの水中にはアカハライモリやテナガエビ、モクズガニなどがオタマジャクシを狙っていて、陸上ではマムシが幼体を狙っていました。この中から産卵可能な個体まで成長できるのはごく僅かだと思います。生存競争の厳しさを改めて感じました。

ナガレヒキガエル


2018年6月3日
銚子川から新種のヨコエビを発見!

数年前から仲間と銚子川の生物調査をおこなってきました。その一部はHP上でもお知らせしてきましたが、この度大きな発見がありました。それは、河口域から得られたヨコエビの1種が、今まで記載されていなかった新種であったことです。そのヨコエビは、広域に分布するシミズメリタヨコエビに似ていますが、形態的にも遺伝的にも異なることが判明したため、その研究成果は先日、国際学術雑誌ZooKeys(ブルガリア)にて掲載されました。和名は、銚子川に因み、チョウシガワメリタヨコエビ(Melita choshigawaensis)としました。ヨコエビが専門の富川光准教授(広島大学大学院教育学研究科)とは、現在もヨコエビ調査を行ない撮影を続けています。それにしても、銚子川の生物多様性の高さには驚かされるばかりです。

新種ヨコエビ
新種ヨコエビ
新種ヨコエビ

A new species of Melita from Japan ←クリックでPDF表示

2018年5月30日
新しいドライスーツで東北へ!

提供をいただいている株式会社ラングさんから、新しいドライスーツが届きました。私はドライスーツ(服の上から着るスーツで、水は一切入ってきません)の使用頻度が高いので、過酷な使用に耐えられるのは数年程度。1年のうち7月と8月はウェットスーツを着ますが、残りの10ヵ月は基本的にドライスーツです。撮影が多いときは、乾く間もないほどです。以前のドライスーツはピンホールが増え、全体に汚れが目立ってきました。昨年、手首と首のゴム部をオーバーホールした際、社長からはそろそろ換えましょうと言われていました。色などの希望を聞かれたのですが、以前と同様にお任せでお願いし、送られてきたのは何と迷彩柄!最近はこんな生地もあるんですね、何だか特殊部隊みたいで格好いいです。このドライスーツを持って、久々に友人と東北地方に潜りに行きました。福島県と岩手県にてタナゴの撮影です。新しいドライスーツは脱ぎ着のファスナー開口部が広くなり、より楽になりました。ラングのドライスーツはオーダー品なので身体にはジャストフィットです。このスーツを相棒に、また各地に潜りに行きたいと思っています。

ラング・ドライスーツ

婚姻色・タナゴ
婚姻色が発現したオスのタナゴ

株式会社ラングさんのホームページ

2018年5月29日
紀州浪漫 夏号 発刊

和歌山県観光連盟が発行する観光情報誌『紀州浪漫 Vol.65 夏号』が発刊されました。表紙写真の撮影地は古座川上流の平井川です。岩に止まるミヤマカワトンボを、水中からレンズを半分出して撮影しています。陸上ではカメラを持って近寄るとヒラヒラと飛んで逃げるミヤマカワトンボですが、水中から近づくレンズには全く逃げる様子はなかったです。まさか水の中から狙われているとは思ってもみなかったのでしょう。この写真も6×6版のフィルムで撮影したもので、トリミングをしています。夏号の特集は「心潤す夏の旅」。この夏は、是非、和歌山に遊びにきてください!

紀州浪漫 2018年夏号

2018年5月19日
和歌山県南部を流れる日置川の上流に安川渓谷があります。水の透明度が非常に高く、深い淵があるのも魅力のひとつです。以前に潜った淵は水深が5mもあり、驚きました。近年は深い淵が土砂で埋まり、浅くなってしまったことは全国で報告されています。深い淵の存在は、その川が健全であるかどうかの一つの指標になっていると思うのです。先日、以前から潜りたかった「雨乞いの滝」に行く機会に恵まれました。写真の私の背後にある滝が「雨乞いの滝」です。落差はあまりありませんが、滝壺の色からは深さが感じられます。タンクを背負い滝壺に潜っていくと、中央部がグッと落ち込んでいて岩盤が削られ「すり鉢状」になっていました。どんどん潜っていき、壺の底で水深を測ると、何と!7.8m!思わず水中で「おお〜」と唸ってしまいました。雨が降っていたこともあり、水底は暗く水流も強かったです。この渓谷で潜った中で最も深かった場所となりました。

雨乞いの滝
雨乞いの滝の前にて。(Photo:K・Narita)

雨乞いの滝
中央の暗い部分がすり鉢状に落ち込んでいます。

2018年5月9日
NHKスペシャル・銚子川の春編

いよいよNHKスペシャルの撮影は春の銚子川の撮影になりました。水が温んでくると、海からは沢山のハゼ類の稚魚やアユなどが川に上がってきます。生き物の気配のなかった川の中は一気ににぎやかになるのです。それは、陸上からは分からない“水の中の春”を感じる瞬間!。ロケは順調に進んでおり、ベテランの撮影スタッフ全員が、より素晴らしい映像を録るために力を結集させています。そうしたチームワークの良さも、おそらく映像に表れるのではないかと思うのです。詳しい内容は書けませんがスクープ的な映像も多々録れていますので、OAを楽しみにお待ちいただければと思います。

銚子川NHK
落ち込みで泳ぐアマゴとウグイ。岩の上の黒いものは、すべてナガレヒキガエルの
オタマジャクシ。

銚子川NHK
カヌー・シーンの撮影。カヌーを操るのは名人、キャンプイン海山の田上さん。

銚子川NHK
ロケ中に誕生日を迎えた陸上カメラマンの井上さんと撮影補助の長谷川君(ケーキの
前の二人)。

銚子川NHK
私の撮影シーンを撮影しています。舞い込み淵の水深5m付近にて。

銚子川NHK
産経児童出版文化賞のお祝いをしていただきました。ケーキには民宿ささきの女将さんが
名前を書いてくれました。

銚子川NHK
雨に煙る夜の白石湖。SONY α7Sにて高感度撮影しています。

2018年5月8日
産経児童出版文化賞を受賞しました

このたび、第65回 産経児童出版文化賞のJR賞を受賞しました。この賞は、昨年1年間に日本国内にて出版されたすべての児童書籍の中から選ばれるもので、今回は4217冊が対象とのことです。受賞した『さかなのたまご』(ポプラ社)は、サブタイトルに「いきのこりを かけた だいさくせん」とあるように、身近な淡水魚の卵の生き残るための知恵や工夫を紹介したものです。魚たちは、一生のうちでもっとも無防備で外敵に食べられやすい卵の時期を、いかに乗り越えるのか…これは私にとってとても関心のあることでした。生き物たちとじっくりと時間をかけて向かい合わなくては見えてこないものはたくさんあり、この本もコツコツと撮影を続けて完成したものです。一人でも多くの方に読んで欲しいと思います。

さかなのたまご

『さかなのたまご いきのこりを かけた だいさくせん』(ポプラ社)

写真・文 内山りゅう
定価:本体1500円+税

2018年5月7日
日本経済新聞に掲載されました

1日の日本経済新聞・関西版にて紹介されました。電子版にて見ることができますので、よろしければご覧下さい。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30023840R00C18A5AA2P00/


2018年4月22日
東京郊外で育った私は、中学2年生までは筋金入りの昆虫少年でした。とくにゼフィルス(シジミチョウの一群)に魅かれ、山梨県などに通っていました。樹上性のゼフィルスを捕えるため、誕生日には6本繋ぎの捕虫網を親に買ってもらいました(モチロン、渋谷の志賀昆虫)。蝶類図鑑は装丁が壊れてバラバラになるほど読み、東京では見られない南方系の蝶に憧れる毎日…。そんな南方系の蝶の中でも「ミカドアゲハ」は垂涎の的でした。東京でも見かけるアオスジアゲハに似ているけれど、名前に「ミカド」を冠する、何だか偉〜い蝶なのです。あれから約40年、すっかり蝶から離れていましたが、庭先に咲くトベラを見ていたら、一気に記憶が蘇ってきました。花の周りを世話しなく飛ぶ蝶は、紛れもなく図鑑で見た、あのミカドアゲハだったのです。何だか泣けてきました。ミカドアゲハは多いときは5〜6頭も飛び交い、実にスピーディ。急いで部屋に戻り、用意したものは捕虫網、ではなく、やっぱりカメラ…でしたね。

アオスジアゲハ
アオスジアゲハ

ミカドアゲハ
ミカドアゲハ

2018年4月17日
朝日新聞和歌山版と朝日新聞デジタルにて毎週木曜日に連載をしている「和歌山ネイチャーフォト」が、毎週水曜日に掲載日が変わります。連載が始まったのが2013年10月なので、5年ほど続けさせていただいていることになります。1シリーズ10回の連載で、これから「清らかな水編」が始まります。私がおススメする県内の「清らかな水」を10ヵ所、紹介しますのでお楽しみに。毎回、カラーとは限りませんが、このテーマの写真はカラーでご覧頂きたいですね。朝日新聞デジタルであれば、すべてカラー掲載です。
マーサ
2018年4月8日
いつもの渓流に、マーサを連れて撮影に行きました。新種となったクマノザクラを探すのが目的でしたが、その流域では多くがクマノザクラでした。クマノザクラはヤマザクラよりも開花が早く、花の色が濃いのが特徴とのこと。私が以前より水中から見上げたアングルで撮影していた桜は、ほとんどがクマノザクラだと思いました。春とはいえ水温は10℃そこそこでしたが、マーサは水に入り元気に泳ぎます。写真は、投げ入れた木の枝をくわえて戻ってきたところです。ちょうど、ツツジの花(ミツバツツジ?)が満開でした。

マーサ


2018年3月30日
ボテジャコ 第22号 発刊

魚類自然史研究会の会報『ボテジャコ』の第22号が発刊されました。今号の表紙写真は、オウミヨシノボリのオスです。表紙写真は毎号、掲載記事にあるものをセレクトしており、オウミヨシノボリも琵琶湖流入河川で観察された詳細な研究があったからです。それも、書いたのは小学生であることに驚いた次第。川で産卵し、稚魚は琵琶湖に流れて行き、再び川に上ってくるまでを詳しく観察しています。こうした生態をキチンと観察することは実はとても大事なことだと思うのです。時間をかけて生き物と向き合う姿勢は、年齢に関係ありません。これからも、こうした記事が『ボテジャコ』に投稿されることを願っています。

ボテジャコ


2018年3月27日
NHKスペシャル・銚子川の早春編

およそ1年をかけて取材を続けているNHKスペシャル・銚子川。桜(河津桜)が満開となり、冷たい川の中にも春がやってきたようです。早春のロケは、山岳に生息するナガレヒキガエルの産卵を狙いました。普段は森林で生活しているようですが、産卵の時は渓流に下りてくるのです。それも、ある特定の淵に大集合することが分かりました。手の平ほどもある大型のカエルですが、実はその生態はよく分かっていないのです。森林と渓流とを行き来する生き物ですから、生活範囲はかなりの広域にわたると思います。こうした生き物が身近かに見られることは、銚子川と流域の森林とが健全であることを意味しているのだと思うのです。やはり、この川のポテンシャルは凄いと言わざるを得ません。

銚子川NHK
泳ぐナガレヒキガエル。オスは水中でのみ鳴きます。

銚子川NHK
ナガレヒキガエルを狙う金子カメラマン。春の水中も綺麗です。

銚子川NHK
海から遡上してきた若アユたち。今年はとくに遡上時期が早かったようです。

銚子川NHK
いつものメンバーです(左から塚越カメラマン、金子カメラマン、私、森ディレクター)。

2018年3月12日
番組放送のお知らせ

昨年の夏から番組製作に携わらせていただいていたNHK BSプレミアム「よみがえる太陽の塔 “閉塞する日本人”へのメッセージ」が19日(月)にOAとなります。この番組は、大阪万博のシンボルとしてつくられた、岡本太郎氏の「太陽の塔」が半世紀を経て、その内部が再生されるプロジェクトを追ったものです。氏は「太陽の塔」の製作にあたり各地を取材しながら日本人とは何か、を追い求めていたのだと思います。その際、和歌山県の古座川の「河内祭」や那智の火祭りなども熱心に取材していた記録が残っています。万博の真ん中に突き刺した「縄文の怪物」は、我々日本人に何を訴えかけているのでしょうか。閉塞感をかかえる日本人へのメッセージとは? 2時間の特番、是非ご覧下さい。

NHK BSプレミアム
「よみがえる太陽の塔 “閉塞する日本人”へのメッセージ」
3月19日(月)午後9:00〜11:00

河内祭
古座川の伝統祭礼、河内祭(こうちまつり)。

井上恭介氏
この番組のエグゼクティブ・プロデューサー井上恭介氏と古座川にて。
氏はNHK「里山資本主義」や著書「里海資本論」などを手掛けられています。

2018年3月10日
アナグマ(ムジナ)鍋!

隣町の知人から、「アナグマが捕れたよ」と連絡をいただきました。鹿用のワナにアナグマが掛かったようです。予てから「ムジナ」は美味いと聞いていたので、いつかは食べてみたいとお願いしていたのです。ニホンアナグマはイタチ科で50cmほどになり、地面に穴を掘って巣を作ります。この穴をよく似たタヌキなども利用することから「同じ穴のムジナ」の例えがあるようです。夜行性ですが昼間に歩き回っていることも多く、山間で撮影中に出会うこともあります。アナグマの肉を取りに伺ったときは綺麗に切り分けられていましたが、脂が多い印象でした。いろいろな食べ方があるようですが、味噌鍋がスタンダードとのこと。肉には独特の匂いがありますが、脂が甘くて驚きました。野菜と一緒に箸が進み、鍋、完食です!

アナグマ

アナグマ


2018年3月8日
梅の花、満開!

このところ温暖な南紀でさえ冷え込みが厳しく、梅の開花が10日〜2週間も遅れました。ようやく先週くらいから満開となり、各地の梅林は見ごろを迎えています。日本一の梅の里は「一目百万、香り十里」といわれ、多くの人で賑わっていました。昨年は開花の時期にバラつきがありましたが、今年は冷え込みのために一気に開花をしたようです。梅の花の撮影ひとつとっても、自然相手は一筋縄ではいきませんね。

梅の花
見事に咲き揃った奥みなべ梅林にて撮影。

梅の花
ニホンミツバチが梅の受粉を助けています。

2018年3月2日
NHKスペシャル・銚子川の冬編

寒い冬でも銚子川の底の底、つまり伏流水にも様々な生き物が息づいています。およそ1年をかけて銚子川を取材しているNHKスペシャルの冬編は、そんな「川の下」に棲む生き物たちにもスポットを当てています。魚を捕えるにはタモ網などを使うのが一般的ですが、伏流水に棲む魚を捕えるには、何と!スコップを使うのです。見えない相手を求めて、ひたすら砂利を掘り続け、ようやくイドミミズハゼという地下水性のハゼの仲間を取り出すことができました。翌日は筋肉痛でしたが、番組ではそんな採集風景も見られると思います。OAはこの夏の終わり頃のようです。お楽しみに!

NHKスペシャル・銚子川の冬編
銚子川の河川敷で撮影をしている様子です。

NHKスペシャル・銚子川の冬編
水脈のある場所を予想しながら、ひたすら川底を掘っています。

NHKスペシャル・銚子川の冬編
助っ人の川本氏はパワフルに掘り続け、次々と生き物を掘り出します。

NHKスペシャル・銚子川の冬編
ようやく掘り出したイドミミズハゼです。全国的には非常に珍しいハゼの仲間です。

NHKスペシャル・銚子川の冬編
ヨコエビなどの小さな生き物を、我が家のスタジオで撮影しているところです。

2018年2月20日
高野山の寒中水行

先日、気温が氷点下3℃というなか、高野山奥の院を流れる玉川の行場にて水行がおこなわれました。若いお坊さんがふんどし一つで入水するのを見ているだけでも寒気が…。私も冬の川には入りますが、それはドライスーツを着てるからこそできるもの。生身での入水は、やはり「行」なのだと思いました。一心不乱にお唱えするお坊さんたちが水から上がると身体は小刻みに震え、水に浸かっていたところは真っ赤になっていました。「水」には身も心も流し清め、浄化するという作用があると信じられてきたということだと思います。

高野山の寒中水行
高野山の寒中水行
「撮影協力:金剛峯寺」

2018年2月3日
シモバシラの霜柱

シソ科で日本固有種であるシモバシラは、冬になると枯れた茎に“氷柱”ができることで知られています。和名は、その様子から付けられたものです。気温が氷点下になるような寒い日にできるので、この季節限定の現象です。県内では、ほんの数ヵ所からしか確認されておらず、県のレッドデータブックでは絶滅危惧TB類に選定されています。この現象は、冬でも生きている根から吸い上げた水が、枯れた茎で凍りつくものです。雪が積もれば隠れてしまうし、気温が下がっても無風では氷は大きくならないといいます。様々な条件が揃ってこそ姿を現す「氷の花」なのです。

霜柱

2018年1月23日
郡上市の「寒ざらし」

大寒の20日、岐阜県郡上市を流れる小駄良川にて郡上本染(県重要無形文化財)の「鯉のぼり寒ざらし」がおこなわれました。郡上八幡の冬の風物詩となっており、多くのギャラリーや報道関係者が詰め掛けていました。「寒ざらし」は、染め上げた生地に付いたのりを川の冷水で洗い落とすものです。清らかな水があるからこそ行なえる作業であり、郡上本染は400年以上の歴史があります。こうした「水」と「人」、また「地域社会」に関わる「水文化」は、日本人にとって、とても大切だと思います。「寒ざらし」は2月10日(土)にも行なわれます。

寒ざらし
寒ざらし
「撮影協力:郡上本染後援会」

2018年1月16日
本のご紹介

中村征夫さんが40年前に撮影したモノクローム作品が写真集になりました。タイトルの「極夜」とは「白夜」の反対なのだそうで、太陽の昇らない暗闇の日々の記録がデジタルリマスターにより復元されました。ページをめくるたびに、気温マイナス40℃の世界に引き込まれていきます。現地の人々の生活などが紹介されていますが、私が驚いたのはエスキモーと犬との関係でした。普段、ペットとして犬に接している私たちと違い、極寒の地では犬の行動一つで人の生死も左右されるのだそうです。甘やかさずにしつけることが、犬と共存するということなのだと思いました。犬が好きな人にもおススメです。

極夜

『極夜』(新潮社)

定価:本体1600円+税
2018年1月13日
トウカイナガレホトケドジョウの報告書

伊豆沼・内沼研究報告 11巻(公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)にて、『愛知県豊川市の源流河川で観察されたトウカイナガレホトケドジョウ(Lefua sp.2)の産卵行動』が掲載されました。これは、豊川市在住の浅香君と観察したトウカイナガレホトケドジョウの、おそらく初めてとなる産卵行動の記載になります。昨年、発刊した『日本のドジョウ』(山と渓谷社)にも掲載していますが、より詳細にまとめたものとなります。淡水魚の仲間は私たちの身近に棲んでいますが、産卵行動などの生態的な研究はまだまだ謎が多いのです。これからも現場にこだわり、観察・撮影を続けていこうと思っています。

トウカイナガレホトケドジョウ

2018年1月10日
先日、第96回 全国高校サッカー選手権大会が行なわれ、前橋育英の初優勝で幕を閉じました。古い歴史をもつ、高校サッカーの頂点を決める大会が全国高校サッカー選手権大会です。この大会では、右足を上げたマークがシンボリックに使われています。実はこのマーク、私の父、昭太郎がデザインしたマークです。今から40年ほど前になりますが、当時、日本テレビの美術部だった父が手掛けたものです。運動をしない父は、サッカーの人の動きが分からず、随分と苦労をしたようです。また、コンピューターが普及していない時代ですので、フリーハンドで描いていました。ある日、父の書斎に家族が呼び出され、たくさんのマーク図案を見せられたことがありました。「どれがいいと思う?」と聞かれ、あれでもない、これでもないと、最終的には数パターンを選んだような気がします。しばらくしてテレビを見ていると、あのマークが大きくテレビに映りました。嬉しくなって父を見るとニヤッと笑い、少し誇らしい顔をしたのを覚えています。残念ながら父は18年前に亡くなりましたが、あのマークは今も生き続けています。テレビでマークが映るたび、父のあの顔を思い出します。

2018年1月1日
あけましておめでとうございます!

今年は、昨年から製作に携わらせていただいている番組がOAとなります。ここでも紹介しています NHKスペシャル・銚子川をはじめ、BSプレミアム、ダーウィンが来た!などです。どれも時間をかけてきたものです。OAの月日が決まりましたら、お知らせしたいと思います。また、和歌山県の観光キャンペーン「水の国、わかやま。」の延長が決まり、新たな企画で「水」をアピールする予定です。今年も慌しくなりそうですが、健康で笑顔が絶えない1年になればと願っています。

古座川の朝陽
古座川の朝陽
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