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2022年9月18日
小学6年生!

先日、相賀小学校の6年生にお話し会(講演)を行いました(紀北町主催)。銚子川でのフィールドワークはできませんでしたが、教室で1時間ほどお話をしました。銚子川の水が綺麗なのは何故なのか、そこに棲む生き物たちにはどんなものがいるのか、世界の水事情と日本の恵まれた水資源、などについて写真を交えて話しました。子どもたちからの質問もあり、1時間はあっという間に過ぎてしまいました。子どもたちが地元を流れる銚子川に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

お話し会

お話し会


2022年9月10日
講演とフィールドワーク!

今月25日(日)に、「和歌山の水と生き物」と題した講演とフィールドワークがあり、参加者を募集します。定員は30名ですが、応募者が多い場合は抽選となります。また、今回は県内在住の方に限定させていただいています。
フィールドワークは熊野川水系四村川で行う予定です。県内屈指の透明度を誇る清流で生き物採集をしたいと思っています。秋の1日、私と一緒に学び、遊びませんか?
お問い合わせは、世界遺産熊野本宮館までお願いいたします。

和歌山の水と生き物

2022年9月6日
川ガキ教室!

銚子川から一番近い小学校、相賀小学校の5年生を対象とした川ガキ教室が先日ありました(紀北町商工観光課主催)。地元の小学校だからこそ、銚子川のことを学び、知ることが大切なのだと毎年開催されてきたのですが、コロナにより2年ほど中止をしていたものです。午前中の45分は写真を使った座学を行いました。子どもたちが最も関心を示したのは、新種の生き物が銚子川から見つかったことでした。座学の最後に子どもたちから質問を受けましたが、新種にまつわるものが多かったです。中には「新種を見つけると儲かるんですか?」という思わず吹き出してしまうような質問もありました。午後からは銚子川に行って、魚やエビなどを捕えます。川ガキ教室が最も盛り上がるフィールドワークでは、時折雨が降る中、皆夢中で採集をしていました。銚子川漁協さんに提供していただいたアユやアマゴ、ニホンウナギを触る体験ができたことも良かったと思いました。

川ガキ教室
モニターを使って銚子川が他の川と何が違うのか、どんな生き物が見られるのか、などを説明しています。

川ガキ教室
たも網やエビ網などの使い方をレクチャーしています。これらの網は、(株)エーワン様からご提供いただきました。

川ガキ教室
多少、雨で増水していますが、透明度が悪くならないのが銚子川の凄いところ。この日は台風の影響を受け、時折雨が降りました。

川ガキ教室
箱メガネで覗きながらエビ網でハゼ類を採集します。ヌマチチブ、ゴクラクハゼ、ボウズハゼなどが採れました。

川ガキ教室
フィールドワークの最後に、この日採集した生き物について説明しました。キャンプイン海山の田上さんが見事にイドミミズハゼを掘り出してくれました。

川ガキ教室相賀小学校5年生、皆で記念撮影。元気いっぱいの子どもたちに刺激された1日でした。

2022年8月26日
半水面写真

陸上と水中の2つの世界を1つの写真として表現するため、私は超広角レンズを使用した半水面写真を多用しています。
川などに入り「水」を撮ることが多いので、その「水」が生まれた「森」の存在は大きいと思っています。先日、半水面写真を撮影する専用機をプルーフさんに製作してもらいました。大型のドームポート(半球型のレンズポート)を使っているために浮力が強く、結構な重りを装着しています。結果として総重量はかなり増えてしまい、これを背負子で担ぎ山に登ったりしています。

半水面写真
山から流れる清らかな水。半水面写真は独特の世界を表現することができると思います。

半水面写真
カメラはニコンD850、レンズは AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED です。プルーフ製のワンオフ「内山スペシャル」です。

2022年8月21日
シノビドジョウの新種記載論文

A new species of the genus Misgurnus (Cypriniformes, Cobitidae) from Ryukyu Islands, Japan

「日本のドジョウ」(山と渓谷社)の中で、和名として提唱していたシノビドジョウが、このたび新種として学名がつけられました。シノビドジョウは奄美諸島、八重山諸島などに分布し、物陰に隠れる習性が強く、細々と生き残っている状況から「忍び」と中島氏が命名したものです。中島氏は魚類以外に水生昆虫などにも新種記載していて、種名の命名にセンスを感じますね。日本産のドジョウ類には、まだ学名がついていないものもあります。すべての学名が決まったら、「日本のドジョウ」の改訂版を出したいねと中島氏と話しています。

シノビドジョウ
シノビドジョウ Misgurnus amamianus

2022年8月20日
写真展のご紹介@ 百々俊二・新・武 写真展 Dream Boat

百々先生と二人の息子さんとの親子写真展です。二人の息子さんが揃って写真家となり、写真展を一緒に開催できるなんて、何と素晴らしく幸せなことでしょう!私は奈良県川上村・匠の聚フォトコンテストの審査会でご一緒させていただいていますが、先生の写真に対する考え方や表現、そして愛情をいつも感じています。写真家でありながら教育者の視点を持ち合わせた審査に私も勉強になることが多いです。

開催期間 2022年8月12日〜10月8日
会場 キャノンギャラリー S キャノンマーケティングジャパン

百々俊二・新・武 写真展Dream Boat


写真展のご紹介A 和田直樹写真展 Irish skies 創作の泉

普段から親しい写真家 和田直樹さんの写真展です。人物や建築物、自然など幅広く撮影されている和田さんですが、今回の写真展はライフワークのひとつでもあるアイルランドの自然・風景です。ニコンカレッジの講師もされています。残念ながら東京での開催は終了していますが、大阪会場はこれからとなります。

開催期間 2022年9月1日〜9月14日
会場 ニコンプラザ大阪 THE GALLERY ニコン イメージングジャパン

和田直樹写真展Irish skies 創作の泉

2022年8月15日
キジバトの巣作り

先日から怪しい行動をしていたキジバトが、ついに巣作りを始めました。それも、居間の窓に架かるパーゴラ(外壁に取り付けた木材の棚)の上です。モッコウバラを這わせていて、花を楽しんでいます。窓から僅か1メートルほどなので家の中からよく観察できます。キジバトは雌雄の区別が難しいのですが、毎日見ていると分かるようになってきました。今日、卵を1個生んだようなので、静かに見守りたいと思います。

キジバトの巣作り
巣材となる木の枝を運び始めて5日目。巣は完成し、中に卵があるようです。

キジバトの巣作り

首にある、青と白の模様の面積が大きいようです。

オスにくらべて全体に華奢で、優しい顔をしています。
2022年8月9日
本のご紹介

@ホホジロザメ

迫力のある大型版型の絵本です。以前から親しくしている画家の関俊一氏が絵を描いています。文章はシャークジャーナリストの沼口麻子氏です。関さんは独自の表現で静物画、動物画を描かれますが、特に魚には強い思いがあるようです。本人が船釣りが趣味ということもあるかもしれませんが。絵本は、写真とは違うリアリティがあり素晴らしいです。

ホホジロザメ 
沼口麻子 文  関俊一 絵
福音館書店
定価:1980円(本体1800円+税)

ホホジロザメ



Aひがたはたからばこ 青いカニみつけた

海洋写真家・吉野雄輔氏の写真絵本です。絵本の舞台は沖縄・西表島の干潟。登場する鮮やかな青いカニには驚くと思います。青いカニの正体はヤエヤマシオマネキの子どもで、子どもの頃だけ青いのだそうです。他にも沢山の種類のカニが登場します。干潟の生き物たちの魅力が詰まった1冊だと思います。

ひがたはたからばこ 青いカニみつけた
よしのゆうすけ 写真・文
徳間書店
定価 本体1700円+税

青いカニ見つけた

2022年8月8日
古座川のアユ

久しぶりに古座川のアユを撮影しました。私が古座川に通っていた20年ほど前は、夏でも川の水はひんやりと冷たく感じていましたが、先日は以前よりも随分と温く感じました。アユは天然物も放流物も沢山いましたが、固まって泳ぐ「群れアユ」が目立ちました。古座川といえども、水や生き物たちは変わってきているようです。

古座川のアユ
小川八幡神社から見る古座川・小川の流れ。やはりいい川です!

古座川のアユ
縄張りを作り、優位なアユほど美しいですね。アユが背びれを立てるのは威嚇の際など僅かな間のみ。

古座川のアユ
アユの縄張り争い。力が拮抗すると、相手を威嚇しながら回転をします。

2022年7月29日
匠の聚フォトコンテスト2022年 作品募集

奈良県川上村で撮影された写真が対象となる匠の聚(たくみのむら)フォトコンテスト2022の作品募集がはじまりました。作品の審査は入江泰吉記念奈良市写真美術館・館長の百々俊二さんと私が務めさせていただいています。今年も素晴らしい作品をお待ちしています。

匠の聚(たくみのむら)フォトコンテスト2022
↑↑↑
クリックするとPDFファイルが開きます

2022年7月21日
番組出演のお知らせ

7月31日放送予定のNHK「ダーウィンが来た!」は、スッポン!です。昔から「月とスッポン」の例えがあるように誰でも名前は知っていると思いますが、実は謎の多いカメの仲間です。全国の川や沼などに棲んでいますが、臆病な性格から観察例がとても少ない生き物のひとつです。私たちは長期間に渡り、和歌山県・紀の川でスッポンの生態撮影に挑みました。今まで、映像として録られたことが無かったスッポンのケンカ、交尾などの貴重なシーンの撮影にも成功しています。是非、ご覧ください!

NHK 総合「ダーウィンが来た!」
7月31日(日)午後7:30〜8:00

ダーウィンが来た

ダーウィンが来た
水中生活に特化したカメで、水底の砂泥に潜っていることが多いです。そのため、生息している場所であっても見掛けることは稀です。

ダーウィンが来た
シュノーケル状の鼻で空気呼吸するスッポン。一度空気を吸うと2時間以上潜っていることも少なくありませんでした。物陰から鼻先だけを水面に突き出して呼吸をおこなう場合、陸上から姿はほとんど見えません。

ダーウィンが来た
「あ!スッポンが浮いた!」しかし、一瞬にして潜るので撮影は困難の連続でした。撮影スタッフは何日も夜中の撮影にも挑みました。

ダーウィンが来た
我が家のスタジオにてハイスピード撮影を行いました。1秒間に数百コマ、野外であれば1000コマ以上の撮影が可能のファントムというカメラを使いました。

ダーウィンが来た
カメ類の生態が専門の矢部隆博士と共に。彼は30年来の親友で、かつて何度も一緒に仕事をしてきました。年齢は1つ違いで髪型も似ていることから兄弟のようだと言われていました。(P/M.ITO)

2022年7月18日
県世界遺産センター長、山西毅冶さんが撮影した写真が世界遺産熊野本宮館にて展示されています。テーマは「KUMANO“映え”」で、作品数は約60点です。県の観光に長い間携わられた山西さんは県内の撮影地は熟知されており、カメラ・アングルにも拘りを感じます。素晴らしい一瞬を捉えた作品もあり、楽しませていただきました。

世界遺産熊野本宮館
 入場無料
開館は8時半〜5時。
7月31日まで開催

KUMANO映え

2022年7月13日
ツチガエル鳴く!

先月あたりから庭の睡蓮鉢や池でツチガエルが鳴き始めました。古くから居る我が家の住人?です。オスは「ギューギュー」と喉の鳴き袋(鳴嚢)を膨らませて鳴きます。外観がよく似ているヌマガエルのオスも喉の鳴嚢を膨らませて鳴きますが、表面はツルツルで模様はありません。先日、睡蓮鉢の水面には沢山の卵が浮いていたので、本格的な繁殖期に入ったようです。

ツチガエル

2022年7月1日
岐阜県 郡上市清流フォトコンテスト!

今年で第6回となる郡上市清流フォトコンテストの作品募集が始まっています。郡上市内の河川を中心とした未来に残したい風景や、後世に継承する活動などをとらえた作品を募集するものです。近年はオオサンショウウオやネコギギなどの水中作品もあり嬉しく思っています。様々なアングルから撮影していただければと思います。締め切りは8月31日までとなっています。

郡上市清流フォトコンテスト

郡上市清流フォトコンテスト

2022年6月24日
河川文化

公益社団法人 日本河川協会発刊の「河川文化 第98号」に「紀伊半島の清流の魅力」と題する文を寄稿しました。特集が「紀伊半島の川」ということで、宮川や十津川、日高川などについて文化や信仰など、様々な方が寄稿されています。私は紀伊半島南部を流れる大塔山系の川(古座川、大塔川)、銚子川などの清流の魅力について書かせていただきました。日本最大の半島である紀伊半島の川が注目され、特集が組まれたことは素直に嬉しいですね。

河川文化

2022年6月14日
久々のフィルム!

先日、県世界遺産センター所長の山西さんと北山村の「四の川」へ水中撮影に行きました。近年はデジタルカメラでの撮影の割合が多くなり、フィルムカメラの出番は少なくなっていました。しかし、フィルムの魅力はデジタルとは違うものがあるのです。現場に2台のハウジングを持って行くのは難しいので、この日はフィルムカメラのみで勝負しました。カメラは往年のアナログ機、Hasselblad 553ELX 、レンズは究極の魚眼レンズといわれるCF-ディスタゴン30ミリ F3.5 T 。6×6版のフィルムを使います。露出計は内蔵しておらず、セコニックの単体露出計で測りながら露出を決めます。発売中止になったフジフィルム・プロビア220のフィルムで24カットしか撮れないので、1ショットを切る重みが違いますね。この日は3時間ほどで2ロール(48カット)を撮影しました。フィルムの現像はクリエイトに郵送してから手元に戻ってくるまで約10日!この時ばかりは、その場で確認ができるデジタルが羨ましくなりますね。

北山村の四の川
フィルムのiso感度は100なので、水中三脚を使用することが多いです。マーサも連れていきました。P/山西

2022年6月6日
お知らせ

写真家、三宅岳氏の写真展のお知らせです。著名な山岳写真家である、お父様の三宅修氏との父子写真展です。父子で写真展ができるなんて羨ましい限りですね。岳君は私の高校時代、桐朋高校生物部の後輩なんです。生物部ではキノコ類に詳しく、大学は東京農工大に進みました。その後、お父様の影響でしょうか、写真家の道へ。本の出版やテレビ番組などで活躍している姿をみると嬉しくなります。是非、会場に足を運んでいただければと思います。ギャラリートークも開催されますよ。

なぜ山に登るのか

なぜ山に登るのか

2022年6月3日
月刊科学絵本「ワンダーしぜんランド」(世界文化社)2017年の7月号で製作させていただいた「みずはどこからくるの?」が、このたび、ベストセレクションとして発刊されました。水道の蛇口をひねると当たり前のように出てくる水ですが、飲料用としてそのまま飲める国は、世界では10か国に満たないのです。子どもたちに「水」について知ってもらい、より大切にしたいという気持ちになってくれたら嬉しいですね。

みずはどこからくるの?

みずはどこからくるの?

2022年6月2日
朝日新聞の連載

朝日新聞和歌山版と朝日新聞デジタルにて毎週水曜日に連載させていただいている「和歌山ネイチャーフォト」は、「変わった名前の生き物 続編」が始まりました。県内で見られる生き物の中で、標準和名が変わっている10種類を選び、1種類づつ紹介していきます。第1回目は「アブラチャン」です。クスノキ科の落葉低木で、県内では普通に見られます。何だか可愛らしい名前は覚えやすいですね。

アブラチャン

2022年5月27日
「くらべてわかる 淡水魚」が第6刷り!

2015年に発刊した「くらべてわかる 淡水魚」(山と渓谷社)が、このたび第6刷りとなりました! AMAZON等での評価も高いようで、とても嬉しく思っています。これからの季節、この本をもって川や沼、水路などに出掛けて欲しいですね。以前、川でお会いした家族は、この本を愛読しているとボロボロになった本書を見せてくれました。何だか胸が熱くなりました。第6刷りとなり、学名などは最新のものになっています。

「くらべてわかる 淡水魚」
山と渓谷社
文:斉藤憲治 写真:内山りゅう
定価:1760円(本体1600円+税10%)

くらべてわかる淡水魚

2022年5月26日
英語版が完成!

「水の国、わかやま。」の英語版のパンフレットが完成しました。インバウンド用ですが、本格的に海外から観光客が来られるのはもう少しかかりそうですね。海外の方にも和歌山の水の美しさを見ていただければ嬉しいです。

英語版が完成!

英語版が完成!

2022年5月17日
久々の船釣り

友人のAさんの船で、久々の釣りを楽しみました。この日はベタ凪で潮が動かず釣果はイマイチでした。しかし、高級魚のシロアマダイが釣れてラッキー!。塩焼きにしましたが、脂もあって上品な味に舌鼓を打ちました。近海で釣れる魚の中では一位二位を争う美味しさだと思います。こんなのがポンポン釣れたら嬉しいのですが、私にはハードルが高くてなかなか釣れません。

船釣り
釣り上げたシロアマダイ。アマダイ3種(アカアマダイ、キアマダイ)の中では数が少なく高級とされます。

船釣り
いいサイズのマルアジも釣れました。

船釣り
Aさんが釣った良型のシロアマダイ。こんなのが釣れたらいいのにな〜。

2022年5月13日
大塔山系黒蔵谷へ

先日、紀伊半島南部の最奥部ともいえる大塔山系黒蔵谷に行きました。黒蔵谷は広大な紀伊半島の中でも僅かに残る国有林です。1997年に、貴重な自然が残る自然林約500haを「黒蔵谷森林生物遺伝資源保存林」として後世に残すことを決めた森です。かつて紀伊半島全体を覆っていた照葉樹林の森に触れるべく、専門家の方々と訪れました。私はかつて何度か足を運んでいますが、本当に素晴らしい森です。ただし、ヤマビルが非常に多い場所なので、これからの時期はヒル対策が必要となります。ニホンマムシやダニ類も多いですね。

黒蔵谷
黒蔵谷の源流部。サワグルミやトチノキなどの水が好きな樹木が多く見られました。谷から見上げる森は本当に素晴らしいです。

黒蔵谷
ツキノワグマの爪の跡です。ニホンカモシカなども生息しています。崖地が多く危険なため、この森に精通している方にご案内いただきました。

黒蔵谷
この日の参加者です。右から、ご案内いただいた元・営林署の村田さん、本宮町の松本さん、植物がご専門の瀧野先生、元・自然博物館館長の高須先生、県・里地里山振興室の岡田さん、私、です。大きなトチノキの前で撮影。

2022年5月7日
新刊のお知らせ

このたび、『しぜん キンダーブック6月号 みず』(フレーベル館)が発刊されました。今まで10冊ほどこのシリーズに関わらせていただきましたが、今回のテーマは「水」です。「かえる」「さけ」「めだか」など生き物を取り上げたものが多い中、「みず」は普遍的なテーマとなります。日本ではどこでも水道をひねると出てくる水ですが、一体どこからやってくるのでしょうか?水の循環や水に暮らす生き物たちを紹介しながら、子どもたちに水について興味をもってもらえたらと思っています。
キンダーブックは定期購読(年12冊)が基本ですが、フレーベル館のオンラインショップ「つばめのおうち」では、単冊でも購入が可能です。6月号は今月中旬から販売可能となるそうですので、興味のある方は以下からお申し込みください。

「つばめのおうち」https://www.froebel-tsubame.jp/shopbrand/ct321/

しぜん キンダーブック6月号 みず

2022年5月5日
オリジナル・プリント作品

先日、串本町で新築されたM邸にオリジナル・プリントをお届けしました。和歌山県内で撮影されたものがご希望で、なかでも古座川の水中写真がお好みでした。私の写真集などから候補を挙げていただき、プリントは何度も色の調整をおこないました。オリジナル・プリントはHPの「print」の項目に詳細を記していますが、写真家が自分の作品と認めたプリントを指します。納得がいくまで何度もテスト・プリントを繰り返してから納品するものです。この度は、新築の白壁に合うようにフレームレスのマイティスプリントを選びました。

*オリジナル・プリントについてはHPにて随時お受けしています。作品の決定から納入までには2週間程度を予定しています。長期取材を行っていて対応が難しい場合は、もう少しお時間をいただく場合もございます。

オリジナルプリント作品
玄関に飾られた古座川の「滝の拝」の水中写真です。サイズは400×600mm。白い壁にはフレームレスがよくマッチしていると思います。

オリジナルプリント作品
洗面台の上には、アユが泳ぐ水中写真を飾りました。サイズは300×300mmです。6×6版のフィルムで撮影したものをノートリミングでプリントしました。

オリジナルプリント作品
居間には那智の滝を新月で撮影した写真を。サイズは縦が900mm、横が600mmあります。これだけのサイズでも白い壁が広く、圧迫感はありません。

オリジナルプリント作品
65インチの大型テレビと比べてもサイズが分かると思います。窓の外には古座川が見えます。M邸は紀州材をふんだんに使用した注文住宅で、開放感に溢れた白い壁がポイントとなっています。

オリジナルプリント作品
テラスの外は、すぐ古座川です。「家から釣りができる」とは、何とも羨ましい!

2022年4月22日
本のご紹介

先日、発刊された「いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律」(山と渓谷社)をご紹介します。自然の生き物を捕らえたり、飼育する際に、それは法律ではどうなっているのか? 疑問に思うことありますよね。法律や条約に基づいたそれらの情報は、意外と分かり辛かったりするものです。この本を読めば、痒い所に手が届くような、特定外来生物の話や天然記念物に指定されている生き物の話など、分かりやすくまとめられています。生き物が好きな人は必読だと思いますよ。

「いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律」
山と渓谷社
定価;1980円(1800円+税)

いきもの六法

2022年4月15日
「水の国、わかやま。」2022のパンフレットが完成!

和歌山県観光キャンペーンの冊子「水の国、わかやま。」(発行:和歌山県観光振興課・和歌山県観光連盟)の表紙などがリニューアルされました。今回の表紙は水中に広がる泡をとらえた水中写真です。安川渓谷の激しい流れの中、岩に体を押し当てて支えながらシャッターを押しました。撮影をしていても気持ちの良い瞬間でした。
冊子は、道の駅やサービスエリアなどの観光施設にありますので是非、お持ちいただければと思います。

「水の国、わかやま。」
「水の国、わかやま。」

2022年4月12日
アユの遡上

県内の河川では、例年よりも遅めですがアユの遡上が始まっています。ここにきて、ようやく昼間の水温が16℃まで上がり、遡上が本格化してきました。アユの大きさは7cm程度ですが、中には10cmを超えているものも。堰の周辺にはウやアオサギなどが集まり、春の恵みを夢中で啄んでいました。今年は寒さが続いていたので、ようやく春本番といったところでしょうか。

アユの遡上
NIKON Z9 + NIKKOR Z MC105mm f2.8 VR S

2022年4月1日
「日本のタナゴ」が重版!

2020年4月に発刊した「日本のタナゴ 生態・保全・文化と図鑑」(山と渓谷社)が、このたび重版となりました。発刊から2年ほどかかりましたが、版を重ねることができて本当に嬉しいです。2版では新たな知見を反映した分布図に更新されています。また、イシガイ目二枚貝は最新の和名・学名になっています。
今、改めてページをめくって思うのは、巻末に掲載させていただいた多くの協力者の方々や研究機関、水族館をはじめ、この本の製作に携わられた方々への感謝の気持ちです。シャッターを押すのは一瞬ですが、多くの方にご協力いただき、支えられて初めて写真が撮れるのですから…。

日本のタナゴ

2022年3月31日
レンゲとミツバチ

気温が上がり、近所のレンゲ畑に行くとミツバチ(セイヨウミツバチ)が、せっせと花粉を集めていました。たくさん飛んでいたので、どこかに巣箱が置いてあるのかもしれません。カラスノエンドウも紫色の花をつけ、春本番といった感じです。冬は生き物を撮影する機会が少ないため、ピントを合わせる腕が多少錆び付き気味。飛び回るミツバチを手動(マニュアル)でピントを合わせてシャッターを切るのですが、被写界深度(ピントが合っているように見える範囲)は1mmもありません。ハチの動きを予測して瞬時にシャッターを切るのは良いトレーニングになるのです。

レンゲとミツバチ

レンゲとミツバチ

2022年3月25日
ヘビのひみつ が10刷!

2009年に発刊した「ふしぎいっぱい写真絵本 14 ヘビのひみつ」(ポプラ社)が、このたび第10刷となりました!本当に嬉しいです。爬虫類の中でもヘビは嫌われていて、写真絵本のテーマとしてもタブー…そんな雰囲気がかつてはありました。子どもが好きか嫌いかに関わらず、本を購入する大人が嫌いなものは「売れない」と言われていたのも事実です。しかし、ポプラ社さんの英断により「ヘビのひみつ」を出版すると反響は大きく、子どもの読み聞かせ会などでも取り上げられてきた結果が、この10刷につながったのだと思います。
ヘビは面白い生き物なんです!

ヘビのひみつ

2022年3月20日
昨日、「内山りゅうさんと行く百間山渓谷トレッキング」が開催されました。天候に恵まれ、気持ちの良いトレッキングとなりました。途中、所々でお集まりいただき、水のお話しや大塔山系のブナについて、アマゴやタゴガエル等の生き物のお話をしました。ゆっくりと時間をかけて歩いたので、景色などの写真を撮影することができたと思います。アップダウンが続くトレッキングコースですが、滝が連続する美しい渓谷を満喫できたのではないかと思っています。参加された皆さん、お疲れさまでした!

百間山渓谷トレッキング
急な斜面には鎖が張られていて上りやくなっています。

百間山渓谷トレッキング
前日に雨が降ったため水量が増えていました。

百間山渓谷トレッキング
吊り橋をいくつも渡ります。

百間山渓谷トレッキング
1列になってゆっくりと進みます。

百間山渓谷トレッキング
数か所で写真を使ってお話しをしました。

百間山渓谷トレッキング
雨乞いの滝にて、全員で記念撮影をしました。

2022年3月10日
19日(土)に、日置川水系の百間山渓谷にてトレッキングイベントがあります(世界遺産熊野本宮館主催)。滝が連続する美しい景観を眺めながら、私と一緒に渓谷を歩いてみませんか。写真パネルをお見せしながら、百間山渓谷で見られる生き物や水のお話などをしたいと思っています。なお、新型コロナウィルス感染症対策として、参加人数を制限させていただいています。

バイカオウレン
2022年2月20日
バイカオウレン(梅花黄連)

先日、普段から親しくさせていただいている本宮町のM氏とバイカオウレンの撮影に行きました。バイカオウレンはキンポウゲ科の多年草で、梅に似た小さな白い花をつけます。生薬のオウレン(黄連)の仲間で日本の固有種です。バイカオウレンは紀伊半島などでは早春に最も早く咲く花の一つで、植物学者の牧野富太郎博士が愛した花といわれています。
バイカオウレンの花は何度か撮影はしていましたが、ここまで大きな群落を見たのは初めてでした。杉の林床一面に見事な白い花が咲き誇り、思わず「すごい!」と声が出てしまいました。教えていただいたM氏には感謝です。

バイカオウレン
梅の花に似た5枚の白い萼片と、5個の小葉は特徴的な形をしています。

バイカオウレン
林床の群落。実に見事です。

2022年2月16日
写真掲載のお知らせ

月刊誌「山と渓谷 3月号」(山と渓谷社)の「わたしのいきもの名山」に、台高山脈・堂倉山・ナガレヒキガエルが掲載されました。見開き写真は銚子川で撮影したナガレヒキガエルです。岩の上にいたペアを、川底から近づいて撮影したカットです。高い透明度を誇る銚子川の水中は、射し込む陽の光で溢れていました。水中の透視度(水平方向の透明度)は、おそらく20メートル以上はあると思います。ただし、水温は10℃! インナーを着込んだドライスーツでも、1時間ほどの潜水で震えが止まりませんでした。

山と渓谷 3月号

山と渓谷 3月号

2022年1月30日
番組放送のお知らせ「さわやか自然百景」

昨年の11月にロケを行っていた番組が、来週2月6日にOAとなります!番組名は「さわやか自然百景」(NHK総合)です。紀伊半島南部、和歌山県の大塔山系を舞台に、森と水が育む命の営みを見つめます。古座川源流の「植魚の滝」や「滝の拝」、日置川水系の百間山渓谷、法師山などを取材しました。アマゴやアユも登場します。是非、ご覧いただければと思います。

さわやか自然百景「紀伊半島 大塔山系」NHK総合
2月6日(日)午前7:45〜 15分の番組です。
再放送は NHK BSプレミアム 2月12日(土)午前6:30〜
     NHK BS4K      2月12日(土)午前6:30〜


さわやか自然百景
大塔山系、法師山からの景色です。

さわやか自然百景
本州南限のブナ林。標高は約1000m。

さわやか自然百景
古座川水系「滝の拝」での撮影の様子です。

さわやか自然百景
古座川水系「植魚の滝」のY字状の深い渓谷。

2022年1月24日
本のご紹介

海洋写真家の吉野雄輔さんが、写真絵本「どうして そうなった!? 海の生き物」を出版されました。「海の色」「海の形」「海の暮らし」全3巻からなるシリーズです。ワイドからマクロまで、何を撮っても雄輔さんならではのクオリティに圧倒されます。海に生きる沢山の生き物たちの姿を親子で見て欲しいですね。

どうして そうなった!?海の生き物

「どうして そうなった!? 海の生き物」
   @「海の色」 A「海の形」 B「海の暮らし」
 著者:吉野雄輔
 文一総合出版
 定価:1,800円+税

2022年1月20日
大寒卵!

今日は二十四節気の大寒です。寒さがもっとも厳しくなる大寒の日に生まれた鶏卵は「大寒卵」と呼ばれています。この日に生まれた卵は縁起物とされ、黄身がとくに濃いとされることから、食べると金運がアップする、運気が上がる、無病息災、健康増進に良い、などと言われているようです。今日も「きなこ」と「ゆず」は、ちらちらと雪の舞う中生んでくれました。夕飯にありがたくいただこうかと思います。

大寒卵

2022年1月20日
庭の野鳥

うちの庭にはたくさんの野鳥がやってきます。水場があるのでやってくるのですが、そのうち可愛くなってメジロにはみかん、ヤマガラにはヒマワリの種、スズメやアオジにはニワトリの餌などをほんの少しあげるようになりました。四季を通じてやってくる野鳥たちを窓から観察するのも日課となりました。1年を通して、うちの庭と上空にやってきた鳥の種類をカウントすると、ナンと23種類にも及びました。

庭の野鳥
水浴びするメジロとヤマガラ。この時期の常連さんです。

庭の野鳥
うちの上空を飛ぶノスリ。ニワトリを庭に放すときは注意が必要な猛禽です。

2022年1月3日
2022年 謹賀新年

あけましておめでとうございます。
今年は昨年、長期間にわたり収録したテレビ番組が順次OAとなります。県の観光キャンペーン「水の国、わかやま。」も引き続きおこなわれます。世の中はまだ手放しで喜べる状態ではありませんが、できることを確実に進めていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。

Tiger Salamander
Tiger Salamander

2021年12月29日
今年は慌ただしくも一気に過ぎたような気がします。それでも自然の中で過ごす時間は多く、じっくりと様々なものを観察することができました。川や森の中に身を置き、そこで感じたものを表現していくのが仕事でもあるので、そうした時間はとても大事だと改めて思います。今年最後の写真は、古座川ハリオの滝で撮影した水中のトチノキの葉です。落葉広葉樹が育つ肥沃な土壌が、清らかな水を産み出しているのだと感じてシャッターを押しました。

水中のトチノキの葉

2021年12月15日
写真掲載のお知らせ

月刊誌「山と渓谷 1月号」(山と渓谷社)の「わたしのいきもの名山」に、ニッポンヨコエビが掲載されました。ヨコエビの写真がカラー見開きで紹介されるのは嬉しいことです。ヨコエビは今一つマイナーなイメージのある甲殻類ですが、アップで見ると格好いいんですよ、コレが。かつて私はロシアのバイカル湖にて巨大なトゲトゲのあるヨコエビを見てから、この生き物の虜になりました。ヨコエビの魅力をもっと伝えたいと思うのです。いつかヨコエビの本を作りたいと思っているのですが…。

山と渓谷2022年1月号

山と渓谷2022年1月号

2021年12月6日
ホウキグサのほうき

普段から親しくさせていただいている農家の方から、ホウキグサ(ホウキギ)の箒(ほうき)をいただきました。観葉植物としては「コキア」と呼ばれ、秋には紅葉して美しくなります。乾燥させたものはほうきとして使われることからホウキグサ。茎の先はしなやかで細く、よく見るとギザギザとしていて枯葉などが引っ掛かりやすそうです。早速、庭で使いましたが、これが実に優秀で、砂利の上の枯葉などを掃くには最適だと思いました。庭の枯葉掃除に大活躍です!

ホウキグサの箒

2021年12月2日
見つけた人はラッキー!?

和歌山県の天然記念物に指定されている古座川の滝の拝。水の透明度が高い支流、小川(こがわ)にある渓流瀑で、付近の河床には無数の岩穴(ポットホール)があります。先日、散策をしていたときに、何とハート型のポットホールを見つけました。ポットホールは、柔らかい岩盤のくぼみの中で石が回転して削れてできたと言われています。滝の拝を訪れた際には、この“ハート”を捜してみてください。見つかればいいことがあるかも!

古座川の滝の拝
滝の拝。6月に撮影。独特の景観です。

ハート型のポットホール
ハート型のポットホール

2021年11月27日
紀南でのロケ

先日まで、紀南でロケが続いており同行していました。まだ番組名などは言えませんが、OA日が決まったらここでお知らせしたいと思います。連日、川の源流に上ったり、山に登ったりと体力勝負的なロケでしたが、紅葉が美しく、綺麗な映像が録れていると思います。今年は春から別のテレビ番組のロケに長期間同行していたので、野外にいる機会が本当に多かったです。現場はすべて和歌山県内でしたが、改めて和歌山県の自然の素晴らしさを再確認したのでした。

紀南ロケ
急な斜面を登り、ビューポイントを捜します。この日は往復、7時間の行程。斜度 が急
で、 下りでは膝に傷みが走りました。相変わらず、歩き方に問題があるようで…。

紀南ロケ
法師山(1120m)の山頂にて。笑っていますが気温はひとケタ、風はビュービューと強く
…。以前に登った時は結構、楽だと思っていましたが、今回はしんどかったです。歳を
とったということでしょうか。

紀南ロケ
熊野古道(小雲取越え)、百閧ョらから山々を撮影しています。この日は天気に恵まれ、
気持ちが良かったです。

紀南ロケ
百間山渓谷にて紅葉を撮影しています。百間山渓谷は初心者でも安心して行ける渓谷で
滝が連続する様は見事です。

2021年11月26日
朝日新聞の連載

朝日新聞・和歌山版、朝日新聞デジタルにて毎週水曜日に連載させていただいている「和歌山ネイチャーフォト」は、「淵と伝説」がはじまりました。川に棲む生き物たちにとって、淵はとても重要な場所となります。しかしながら、近年は土砂の流入により淵が埋まり、浅くなったり消滅したりしていることが全国的に報告されています。深くて大きな淵には昔から伝説が多く残っており、今編では県下にある淵と、その淵にまつわる伝説を紹介していきます。

和歌山ネイチャーフォト

2021年11月14日
マーサと川へ

朝晩の冷え込みが厳しくなりましたが、相変わらず愛犬のマーサは川で泳いでいます。水温が15℃を下回っていても、まったくお構いなし。川から上がるとぷるぷると震えていても、まだまだ泳ぎ足りない感じです。川好きの家で育った犬の宿命でしょうか?冬になって雪が降っても川に通います。

マーサ
川に行くときは瞳の輝きが違います!ジムニーの後部座席から身を乗り出しています。

マーサ
夢中で泳ぐマーサ。ゴールデンレトリーバーは本当に水が好きですね。

2021年11月5日
マミズクラゲ

先日、日置川の合川ダムでマミズクラゲを目撃したという情報がありました。マミズクラゲはクラゲの仲間では珍しく淡水性のクラゲで、笠の直径は2cmほどになります。日本各地で見つかっていますが、神出鬼没でいつでも見られる種類ではありません。一説によると水鳥などにより運ばれて突発的に発生するといわれています。雌雄異体で、一般には無性生殖で増えるクローンとのこと。小さなクラゲが湖で浮き沈みする様は、何とも不思議な光景でした。

マミズクラゲ
協力:Gan craft

2021年10月24日
郡上市清流フォトコンテスト審査会

先日、岐阜県郡上市の郡上八幡青少年センターにて「第5回 郡上市清流フォトコンテスト審査会」がありました。私は第1回から特別審査委員として参加させていただいています。今回は応募人数、作品数ともに最も多く、良い作品が多かったと思いました。参加者は郡上市内よりも市外にお住まいの方が多く、このフォトコンも少しづつですが認知されてきたように思います。清流大賞、優秀賞、佳作、特別賞の内山りゅう賞などを決めさせていただきました。

郡上市清流フォトコンテスト審査会

2021年10月18日
写真掲載のお知らせ

月刊誌「山と渓谷 11月号」(山と渓谷社)の「わたしのいきもの名山」に、奈良県・弥山で撮影した「キリクチ(ヤマトイワナ)」が掲載されました。キリクチは世界最南限に棲むイワナで、ヤマトイワナの紀伊半島固有群とされています。このイワナを撮影するために修験道の聖地、弥山には何度も足を運びました。源流の水に潜るための登山は、まさに修行なのです! 私がどのような装備で山に登っているのか…、本文を読んでいただければと思います。

山と渓谷2021年11月号

山と渓谷2021年11月号

2021年10月15日
モクズガニ漁

熊野川水系・北山川でモクズガニ漁を取材しました。以前、ウナギ漁の撮影でお世話になった新宅次郎さんに再びお願いしました。秋の深まりとともに海へと産卵に下るモクズガニを、餌を入れたかごで捕えます。新宅さんによると今年は9月頃からモクズガニは下り始めたようで、通年よりもかなり早かったそうです。昔は寒くなった11月頃に下っていたようなので、これも温暖化の影響なのかもしれません。

モクズガニ漁
カニかごと新宅さん。餌はアユやアジを使います。かごにはアユカケが入ることもある
そうです。

モクズガニ漁
舟に引き上げるカニカゴを川底から見上げたところです。重しとなる丸い石も入ってい
ます。

2021年10月10日
匠の聚フォトコンテスト2021審査会

先日、奈良県川上村にて、匠の聚フォトコンテスト2021の審査会がありました。今年は昨年よりも応募点数が多く、組写真の割合も多かったようです。生き物などの写真が増えたのは嬉しかったですね。今年はゲスト審査員として石川直樹さんも加わり、厳正なる審査を行うことができました。「匠の聚大賞」をはじめ5つの賞と、スポンサー賞、インスタグラム賞などが他に10ほどあるため、審査はなかなか大変なのです。それにしても、これだけ多くの賞を用意しているフォトコンテストも珍しいと思います。来年は是非、ご応募いただければと思います。

匠の聚フォトコンテスト2021審査会
役場に設けられた審査会場の様子です。左から石川直樹さん、私、百々俊二さんが審査
しています。

2021年10月7日
茜屋流小鷹網

和歌山県の一級河川・紀の川には、かつて紀州徳川家の御用鮎師がいました。献上する鮎をとらえるため、門外不出の流儀「茜屋流」という投げ刺し網を考案したといわれていて、それが「茜屋流小鷹網です。釣りキチ三平で紹介されたこともあり、漫画で知っているという方も多いかと思います。300年の歴史のある「茜屋流小鷹網」を継承しているのが小西孝明さん、規史さん兄弟です。お兄さんの孝明さんには何度も川に連れて行っていただいていて、奥義を拝見しました。その見事な技に感服するとともに「茜屋流」に弟子入りしようかな、と思ったりしています。

茜屋流小鷹網
まるで鷹が羽を広げているように飛んでいく小鷹網。アユの群れの動きを予測して投げ
ます。

茜屋流小鷹網
どっさり捕れた紀の川の大型アユ。嬉しそうな孝明さん。いい笑顔だなあ。

2021年9月15日
写真掲載のお知らせ

このたび、中国で出版されている小学生向きの雑誌に写真が掲載されました。写真絵本「さかなのたまご」(ポプラ社)からの転載で、ページタイトルは「魚卵大作戦」です。登場する淡水魚は、トミヨが「多刺魚」は分かりますが、カワヨシノボリは…読めないですね。また、日本ではアユは漢字で「鮎」と書きますが、中国ではナマズを指すそうです。知識では知っていても、実際にナマズを「鮎魚」と書くと、何となく違和感を感じてしまいました。

中国小学生向け雑誌

中国小学生向け雑誌

2021年9月9日
本のご紹介

広島県の河川にて淡水魚、両生類、淡水貝類などの淡水生物を研究されてきた内藤順一さんが、このたび本を出されました。『川魚に恋した“先生”のつぶやき ヒバゴンと間違えられた男』です。内藤さんが45年追い続けてきた淡水生物への思いなどをまとめた集大成です。いわゆる“読み物”中心の本ですが、水中写真は素晴らしい作品が多く、本格的に撮影されていることが分かります。私は内藤さんとのお付き合いは古く、はじめてお宅にお邪魔したのは30年以上前になります。いつも精力的に活動されている姿に励まされてきました。淡水生物が好きな方、必読です!

川魚に恋した“先生”のつぶやき ヒバゴンと間違えられた男

『川魚に恋した“先生”のつぶやき ヒバゴンと間違えられた男』 
監修・写真 内藤順一  聞き書き 眞田恭司
定価:1500円(税込み)
自費出版につき、内藤さんに直接お申し込みください。

川魚に恋した“先生”のつぶやき ヒバゴンと間違えられた男

川魚に恋した“先生”のつぶやき ヒバゴンと間違えられた男

2021年9月8日
狩りバチ

先日、庭先で大きなアシダカグモを捕えて運ぶハチを見掛けました。ベッコウバチと思われる大きなハチが、ずるずるとクモを引きずる様をしばらく観察しました。私がはじめて「狩りバチ」を知ったのは、小学生のころに読んだファーブル昆虫記の「狩りをするハチ」でした。狩りバチは獲物に麻酔を打って動けなくした後、巣に持ち込み卵を産み付けます。卵から孵ったハチの幼虫は、獲物を餌にして育つのです。幼心に、麻酔を打たれて動けなくされた挙句に幼虫に食べられる獲物の気持ちを思うと、何だか気の毒というか恐ろしい気持ちになったことを思い出したのでした。

狩りバチ

2021年8月20日
講演会がありました

昨日、和歌山市にて「第47回近畿学校図書館研究大会(和歌山大会)」があり、記念講演をおこないました。小学校、中学校、高校などの学校図書の担当の方が参加される催しです。本来ならば大勢の方がお集まりになる大会とのことですが、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、録画配信となりました。講演のテーマは「日本の水とそこに棲む生き物の不思議」です。「水」が資源としていかに少ないか、日本の恵まれた水事情、そこに暮らす様々な生き物たちの不思議な生態などを70カットほどの写真を使い1時間半にわたりお話しさせていただきました。学校の図書館に、私の本を置いて頂く機会となれば嬉しいです。

第47回近畿学校図書館研究大会
第47回近畿学校図書館研究大会
第47回近畿学校図書館研究大会
第47回近畿学校図書館研究大会

2021年8月17日
残念なお知らせ

21日に開催を予定していた「銚子川潜隊まなぶんジャー」ですが、本日、中止が決定されました。8月20日〜9月12日までを期間とした、まん延防止等重点措置が三重県全域に発出されたためです。この数日の感染者増加は著しく、和歌山でも過去最多を記録しました。楽しみにされていた方、申し訳ありません。

2021年8月7日
銚子川・川ガキ教室の参加者募集!

今月21日(土)、銚子川にて環境学習会「銚子川潜隊 まなぶんジャー」を開催します。午前10時から銚子川について、また銚子川に生息する生き物についての学習会をおこないます。昼食をはさんで午後からは銚子川でのフィールドワークです。実際に川に入って様々な生き物を採集します。丸1日、銚子川での川ガキ教室となります。申し込みの締め切りは13日(金)。
申し込み・お問い合わせは、紀北町役場商工観光課観光係までお願いします。今回は参加において条件を設けています。
緊急事態宣言またはまん延防止等重点措置が発令されている地域からのご参加はご遠慮いただいています。コロナ禍での開催ということで、ご理解いただければと思います。詳細は、以下のサイトの案内をご覧ください。
銚子川にてお待ちしています!

銚子川環境学習『銚子川潜隊まなぶんジャー』への参加募集について

銚子川・川ガキ教室
銚子川・川ガキ教室
銚子川・川ガキ教室
写真は、2016年に開催した時のものです。

2021年8月5日
初卵!

先日、ヒヨコから育ててきたニワトリの「ゆず」と「きなこ」が、ついに卵を産みました!それも同じ日に産んだのです。生後、ちょうど4か月なので少し早い気もしますが、よく食べ、よく遊びまわっているからでしょうか。ニワトリが初めて産んだ卵を「初卵(はつたまご・ういらん)」といいますが、地方によってはお産をする女性が食べると安産になるといわれているそうです。そんな貴重な初卵は、その日の夜に卵かけご飯でいただきました。寿命が何日か伸びるような、絶品の味がしました。

ニワトリ
マーサとも仲のいい「ゆず」と「きなこ」。

ニワトリ
手作りの鶏舎は、卵を産むと小屋の外に転がって出てくるようにしています。

2021年8月3日
本のご紹介

ページをめくるとワクワクする本です。『人力移動と野営術“無人地帯”の遊び方』(グラフィック社)は、6名のスペシャリストが無人地帯での過ごし方や、そこでの楽しみ方などを紹介しています。著者の一人、藤原彰洋さんはアウトドアライターで、かつて一緒に銚子川に潜ったことがあります。有り余る体力と豊富な知識に脱帽でした。本を読んでいると気持ちがソワソワとしてきて、きっとフィールドに行きたくなりますよ。

『人力移動と野営術 “無人地帯”の遊び方』

著者:高橋庄太郎・土屋智哉・池田 圭・藤原祥弘・小雀陣二・矢島慎一
『人力移動と野営術“無人地帯”の遊び方』(グラフィック社)
定価:2,000円+税

2021年8月1日
暑い日は川!

連日の猛暑で頭がぼ〜っとしてきたので、マーサを連れて川へ泳ぎに行きました。極上の水が流れる川へは、家から車で40分ほどです。都会と違って田舎には自然が溢れていますので、川では泳ぎ放題、人は誰も居ませんでした。2時間ほど潜ったり泳いだりして楽しみ、十分クールダウンしてから帰路につきました。暑い日は、やっぱり川ですね〜。

川で泳ぐマーサ

川で泳ぐマーサ

川で泳ぐマーサ

2021年7月22日
久々の山歩き

先日、紀南の自然林を歩きました。その場所は照葉樹林が残る貴重なエリアで、人の手が入っていません。標高は800メートルほど、この季節でも半袖では少し肌寒く感じました。今回はマツ科のトガサワラやツガなどの針葉樹をはじめ、自然林ならではの植物などを観察するのが目的でした。植物がご専門の和歌山県立自然博物館・館長の高須先生ご指導の下、尾根伝いに山を歩きました。久々だったこともあり、足の筋肉はすっかり落ちていて、翌日は軽い筋肉痛。情けなくて少しだけ凹みました。普段から歩かないと駄目ですね。

山歩き
自然林内でも最大級と思われるツガ。巨木は他に何本も見られました。

山歩き
輝くルリセンチコガネ。いわゆる糞虫です。

山歩き
ツムガタギセル?オオギセルも確認できました。

山歩き
シーボルトミミズ。森林性で日本最大級のミミズです。

山歩き
ツキノワグマの爪の跡。

山歩き
高須先生(右)と、県・里地里山振興室の岡田氏。
お二人とも植物屋さんです。

2021年7月16日
匠の聚フォトコンテスト2021年 作品募集

奈良県川上村で撮影された写真が対象となる匠の聚(たくみのむら)フォトコンテスト2021の作品募集がはじまりました。10月1日が締め切りとなります。作品の審査は入江泰吉記念奈良市写真美術館・館長の百々俊二さんと私が務めさせていただいてきましたが、今年からゲスト審査員をお呼びすることになりました。2021年は写真家の石川直樹さんです。
川上村を盛り上げようと協賛していただける企業が多く、それに伴いスポンサー賞も数多く用意しているとのことです。ふるってご応募いただければと思います。

匠の聚フォトコンテスト2021年

匠の聚フォトコンテスト2021年

2021年7月14日
教科書への掲載、2冊

私の本2冊が、小学校教科書にて掲載されています。1つは「さかなのたまご」(ポプラ社)が、光村図書小学2年生の国語教科書に、もう1冊が「ウナギのいる川 いない川」(ポプラ社)で、教育出版小学4年生の国語教科書です。教科書にて紹介されると読者がグンと広がるので嬉しいです。子どもたちは、もっと本を読んで欲しいですね。

教育出版小学4年生国語教科書で紹介されている「ウナギのいる川 いない川」(ポプラ社)

教育出版小学4年生国語教科書で紹介されている「ウナギのいる川 いない川」(ポプラ社)

教育出版小学4年生国語教科書で紹介されている
「ウナギのいる川 いない川」(ポプラ社)。

2021年7月10日
再放送のお知らせ

NHKスペシャル「見えないものが見える川〜奇跡の清流 銚子川〜」の再放送があります。NHK・BSプレミアムにて、7月16日(金)14:41〜15:30 OAです。何度か再放送されていますが、未だに反響が大きい番組です。長期にわたり徹底的にこだわって撮影をおこなった大型番組です。音楽も素晴らしいので是非、大画面でお楽しみいただければと思います。

NHK BSプレミアム 7月16日(金)14:41〜15:30

ニッポンぶらり鉄道旅

2021年7月8日
朝日新聞の連載

朝日新聞・和歌山版、朝日新聞デジタルにて毎週水曜日に連載させていただいている「和歌山ネイチャーフォト」は、「変わった名前の生き物編」がはじまりました。県内で見られる生き物で、標準和名が変わっているものを10種類セレクト。第1回は「バリバリノキ」です。

baribarinoki

2021年7月6日
写真集のご紹介

岐阜県郡上市で歯科医をされている曽我隆行さんが、写真集『長良川鉄道〜奥美濃を駆ける』(岐阜新聞社)を発刊されました。120ページを超える大型の写真集です。四季を通じてとらえた長良川の流れも素晴らしく、地元ならではのカメラアングルに感服です。長良川鉄道の撮影を続けて約10年の集大成とのこと。曽我さんとは郡上市清流フォトコンテストの審査員としてご一緒させていただいてきました。今年も第5回目となるフォトコンがあります。写真集を見ながら、いいアングルを探されるのも楽しいと思います。

長良川鉄道〜奥美濃を駆ける

撮影:曽我隆行
『長良川鉄道〜奥美濃を駆ける』(岐阜新聞社)
定価2000円+税

2021年7月1日
紀の川にコクチバス!

以前から県北を流れる紀の川にコクチバス(スモールマウスバス)が入ったようだと耳にしていましたが、先日、水中にて確認することができました。紀の川市周辺で潜ったのですが、オオクチバスよりも明らかに数は多く、大型個体も目にしました。本流ということもあり、水の透明度が低く観察も撮影も厳しい条件でした。透明度が低い場所でも、オオクチバスは体側の黒っぽい縦帯が目立つのですが、コクチバスは体側に模様がないのでファインダーでとらえづらい印象でした。
このままコクチバスが定着繁殖すれば、アユなどへの漁業被害が心配されます。コクチバスは外来生物法による特定外来生物に指定されています。

紀の川にコクチバス
尾びれの先端が黒くなるのが特徴で、群れで行動しています。

紀の川にコクチバス
シルエットで見るとオオクチバスよりもずんぐりとした体型です。

2021年6月8日
再放送のお知らせ

NHK BSプレミアムにて放送しました「ニッポンぶらり鉄道旅“人生まっしぐら” JR紀勢本線」(初回放送は2019年6月20日)が、NHK BS4K のみ再放送があります。紀勢本線を俳優の五十嵐健人さんが旅します。紀勢本線を南下して最後の白浜のパートにて、私はちょこっと出演しています。愛犬マーサも一瞬映ると思いますよ。

今回は NHK BS 4K のみとなります。

6月24日(木)夜7:30〜7:59
6月26日(土)朝7:45〜8:14
7月 1日(木)昼12:30〜12:59

ニッポンぶらり鉄道旅

2021年5月28日
第5回 郡上市清流フォトコンテスト 作品募集!

第5回となる岐阜県郡上市清流フォトコンテストの作品募集が始まりました。応募期間は8月31日までとなっています。作品の募集テーマは、郡上市内の河川を中心とした残したい風景や、それらを保全し後世に継承する活動などです。プリントかスマートフォンであれば画像データでも構いません。ふるってご応募いただければと思います。
お問い合わせは、郡上市役所 環境水道部 環境課 0575-67-1833 まで。

第5回郡上市清流フォトコンテスト

第5回郡上市清流フォトコンテスト


2021年5月22日
春の大潮

大潮の日、地元の友人が磯に「穴貝」を捕りに行くというので連れて行ってもらいました。「穴貝」はイボアナゴというトコブシに似た巻貝で、いわゆる「磯もん」と呼ばれる漁業権のない貝類です。このあたりでは「ナガレコ」と呼ばれるトコブシよりも水深の浅い磯場に棲んでおり、岩に出来た穴や隙間に入っているため「穴貝」と呼ばれます。関東の磯ではお目に掛かったことがないので、南方系の貝だと思います。南紀では普通に食べられていて、地元では馴染みの食材とのこと。春の大潮が来ると皆で挙って磯に出掛けるそうです。捕った穴貝はバターソテーでいただきましたが、とても美味しかったです。まだまだ地元には美味いものがあるんですね。

春の大潮
岩の隙間で逆さまに張り付いているイボアナゴ。岩とそっくりです。

春の大潮
岩に吸い付く力が強いため、金属の道具で剥がして捕ります。

春の大潮
この日1時間の成果。これでも、いつもより少ないそうです。

2021年5月14日
英語版パンフレットがリニューアル!

和歌山県の観光キャンペーンの一つである「水の国、わかやま。」の英語版パンフレットがリニューアルされました。日本語版の冊子とはページをめくる向きが逆になるため、表紙写真のトリミングは変わっています。

水の国、わかやま。英語版

2021年5月5日
写真掲載のお知らせ

全国の中学校に配布が始まった、令和3年度版 中学校国語教科書『現代の国語』(三省堂)に写真が掲載されました。詩人、吉野 弘さんの詩 「岩が」 という見開きページです。詩のイメージに合った写真を探されていた編集部の方に、私の写真が目にとまったようです。吉野 弘さんの詩集「贈るうた」(花神社)などを愛蔵している私には、とても嬉しいお話しでした。
掲載写真は、安川渓谷で撮影した水中写真です。

現代の国語・教科書

現代の国語・教科書

2021年5月2日
ヒヨコ、来る!

我が家の庭にはお手製の鶏小屋があり、15年ほど前から絶えずニワトリや烏骨鶏を飼ってきました。昨年秋に9才だったニワトリが亡くなって半年が経ち、このたび新しいヒヨコを迎えることになりました。今回のニワトリはボリスブラウンという銘柄のメスのヒナ2羽で、ふ化した翌日にやってきました。名前は「ゆず」と「きなこ」です。ぴよぴよと可愛いヒヨコですが、すくすくと成長し、あっという間に1か月…。“ヒヨコ”と呼べる時期はふ化後10日くらいの間でしょうか、もう顔は立派なニワトリに!。5〜6か月したら卵を産み始めると思うので、自家製の卵を楽しみにしたいと思います。ニワトリは可愛いですよ〜。

ひよこ
ふ化後翌日のヒヨコ。まるいお尻が可愛いです。

ひよこ
ふ化後10日。羽が伸びてきました。

ひよこ
ふ化後17日が経過。ヒヨコモドキ?。左がゆず、右がきなこ。

ひよこ
ふ化後35日。若鳥になったきなこ。呼べば来ます。

2021年4月28日
新しいドライスーツ!

私が着ているドライスーツやウエットスーツは、すべて株式会社ラングさんからご提供いただいているオーダーものです。自分の体にフィットするオーダー品は素晴らしいのですが、食べすぎなどで体重が変化するとそれが裏目に出ることもあります。スーツが縮んだかな?と思って体重計に乗ると、あ、ヤバい!1.5キロ増えてる…なんてことも。今でも筋トレなどを行い、体重をチェックしています。
前回、送っていただいたドライスーツが3年が経過し、社長からそろそろ変えましょう、と送っていただいたのが写真のスーツ。真赤なラインが鮮やかで目立ちますね。毎回、新しいスーツには改良が加えられていて、今回のスーツの開口部は胸部に移動していました。社長の使いやすさを追求する姿勢や、ドライスーツへのこだわりに改めて頭が下がる思いです。

ドライスーツ
熊野川水系四村川にて。藤の花をバックに、山西さん撮影。

オーダーメイドダイビングスーツ 株式会社ラング HP:http://lung1985.com/

2021年4月23日
甲羅干し

隣町の田辺市を流れる川を覗いてみると、沢山のカメが川岸で甲羅干しをしていました。春らしい暖かな日だったこともあり、写真のようなカメの集団がいくつも見られました。しかしながら、そのほとんどはミシシッピアカミミガメでした。割合にすると、およそ50〜60匹のミシシッピアカミミガメに対して、クサガメが5〜6匹、ニホンイシガメが1〜2匹という感じでしょうか。不思議だったのは、これだけの数のカメが居ながら子ガメや小型個体の姿が全く見られないことでした。そこで夜、川に入って探しましたが、やはり1匹も小型個体は見つかりませんでした。おそらく、多くが大型個体に食べられている、もしくはアライグマに食べられているのだと思いました。クサガメやニホンイシガメが増える要素が見つからない現状に、何とも辛い気持ちになるのでした。

甲羅干し


2021年4月13日
掲載誌のお知らせ

「地域人 第68号 ネイチャーフォトに見る日本の自然と生き物」(大正大学出版会)に、インタビュー記事と写真が掲載されました。ネイチャーフォトの特集として巻頭で今森光彦さんの特集、宮崎 学さん、中村征夫さん、海野和男さん、嶋田忠さん、石橋睦美さん、私が各々8ページ、写真家の眼を通した迫力の写真は見ごたえがありますね。ネイチャーフォトのレジェンドの方ばかりの中で、私は恐縮しておりますが…。読み応えのある特集記事だと思います。

地域人 第68号 ネイチャーフォトに見る日本の自然と生き物

地域人 第68号 ネイチャーフォトに見る日本の自然と生き物

地域人 第68号 ネイチャーフォトに見る日本の自然と生き物
「地域人」(大正大学出版会)
 定価:1100円

2021年4月6日
その名は「とおり」!

2カ月ほど前から我が家の洗面所に棲んでいるハエトリグモ。人がいても逃げることなく、すっかり「住人」となっています。いつも洗面台のまわりにいて、何処にも行きません。この仲間は巣を作らず、徘徊しながら餌となる昆虫を探すのだそうです。毎日、顔を会わせていると愛着もわいてくるもので、「とおり」という名前をつけました。「とおり〜、餌たべてるか?」などと声をかける始末。因みに、名前の「とおり」は「ハエとおり」からきています。

とおり!


2021年4月4日
「水の国、わかやま。」2021のパンフレットができました!

和歌山県観光キャンペーンの冊子「水の国、わかやま。」の表紙などがリニューアルされました。今までの表紙写真は水中の景観でしたが、今回は陸上と水中とを同時にとらえた半水面写真です。青く清らかな流れと、水を生み出す森を意識して撮影しています。撮影場所は日置川水系の安川渓谷です。
冊子は、道の駅やサービスエリアなどの観光施設にありますので是非、お持ちいただければと思います。

「水の国、わかやま。」2021のパンフレット

「水の国、わかやま。」2021のパンフレット

2021年3月27日
銚子川調査

先日、銚子川で恒例の地下水性生物の調査を行いました。本来ならば1月か2月に行いたかったのですが、コロナの非常事態宣言が明けるのを待って3月下旬となりました。銚子川では以前より河床の砂利を撤去する工事が入っており、大量の土が流下しているようでした。砂利の間に土が溜まっていて、川が息苦しそうでした。河川敷に工事車両が入っていることもあってか、あれだけ沢山採集できたイドミミズハゼでさえ、僅かに確認できただけでした。今回は、三重県勢として鳥羽水族館から3名が参加してくれました。僕の友人の三谷伸也氏と、淡水生物の飼育が専門の竹居桃香さん、青倉七雲さんです。若い女子2人はコツコツと熱心にスコップで砂利を掘り出し、めでたくイドミミズハゼを採集することができました。ユウスイミミズハゼはメスを1匹、川本氏が掘り出しました。また調査は行いたいと思っています。

銚子川調査
田上さんら地元3人組。

銚子川調査
鳥羽水族館の三谷君。多忙を極める中、参加してくれました。

銚子川調査
左から竹居さん、三谷君、青倉さん、キャンプインの田上さん、和歌山県立自然博物館
の平嶋さん、ゆうやん、広島大の富川さん、川本さん。

2021年3月22日
写真掲載のお知らせ

20日発売の月刊誌「山と渓谷 4月号」(山と渓谷社)にて「わたしのいきもの名山」という連載が始まりました。山に息づく生き物たちとの出会いを、毎号様々な人が見開きページを飾ります。記念すべき第1回目は、私の「紀伊山地・大塔山」で撮影したオオダイガハラサンショウです。正面顔の迫力カットが文章とともに掲載されました。青紫色の体色もよく再現されていると思います。
また、和歌山県の観光PR動画「水の国、わかやま。」の紹介記事も掲載されています(P142)
お手に取っていただければと思います。

わたしのいきもの名山

わたしのいきもの名山
「山と渓谷 4月号」(山と渓谷社):特別定価1320円(本体1200円)

2021年3月21日
昨日、「内山りゅうさんと行く 熊野那智の原始林ウォーク」は無事終了しました。大変多くの応募があり、抽選とさせていただいたようです。残念ながら抽選に漏れた方、スミマセン。当日は天気にも恵まれ、熊野那智大社での正式参拝を経て原始林に入りました。林内では、「那智にまつわる生き物」や「水が美しいとはどういうことか」などのお話をさせていただきました。集合場所の大門坂駐車場から歩きっぱなしの少しハードなウォーキングでしたが、皆さんよく歩かれたと思います。お疲れさまでした!

内山りゅうさんと行く熊野那智の原始林ウォーク
御本殿にて神職にお話をお聞きします。この場所は普段入れません。

内山りゅうさんと行く熊野那智の原始林ウォーク
原始林内では4回ほど川を渡ります。減水していて歩きやすかったです。

内山りゅうさんと行く熊野那智の原始林ウォーク
那智を代表する生き物として、ナチマイマイの話をしているところです。

内山りゅうさんと行く熊野那智の原始林ウォーク
「二の滝」の前での記念撮影。この日、密を避けるために2班に分かれました。

内山りゅうさんと行く熊野那智の原始林ウォーク
「二の滝」の前での記念撮影です。

2021年3月13日
クマノザクラ咲く!

クマノザクラは2018年に新種として報告された野生のサクラで、紀伊半島南部に自生します。一般的なヤマザクラよりも早咲きで、花色が濃いピンク色をしていることが多く、とても美しいサクラです。昔から地元では知られた存在でしたが、遺伝子などが詳しく調べられ、野生種のサクラとしては約100年ぶりの発見として大きなニュースとなりました。川岸に咲くことも多いことから、今回は水にからめて撮影したいと思い、和歌山県世界遺産センターの山西さん、古座川町の山本さんにご案内いただきました。天気も花の状態も良く、本当にいいタイミングで撮影することができました。感謝です!

クマノザクラ
古座川の清らかな流れと満開のクマノザクラをバックに。山西さん撮影。

クマノザクラ
水中から見上げたクマノザクラ。

2021年3月12日
川上村ポストカード

奈良県川上村のオリジナル・ポストカードが完成しました。村が多目的で使用する用途で製作したものですが、一部を販売します。撮影はすべて川上村の源流の森で行っています。5枚組のうちの4枚のスクエア・カットは6×6版のフィルムで撮影したものとなります。
販売される場所は、森と水の源流館、ホテル杉の湯、匠の聚、かわかみらいふ、などの村内施設です。川上村に行かれた際には、ぜひ手に取っていただければと思います。
ポストカード 5枚セット 300円

川上村ポストカード

2021年3月2日
熊野那智の原始林ウォーク 開催!

日本三名瀑に数えられる那智滝は滝そのものが神であり、自然信仰の聖地とされています。滝の上流は熊野那智大社の禁伐林として保護され、太古から人の手が全く入っていない原始林が広がります。南方熊楠さんが粘菌などの採集を行っていたことは有名です。那智滝の水源ともなる原始林は昭和3年に国の天然記念物に指定され、普段、立ち入ることはできません。このたび、そんな神域中の神域ともいえる原始林を、熊野那智大社の正式参拝を行った後、許可を経て歩きます。春の一日、私と一緒に太古から続く悠久の大自然を体感してみませんか?
大門坂から上がりますので、健脚者向けのコースとなります。高校生以上で県内在住者限定です。20名限定で参加費は無料ですが、応募者が多い場合は抽選となります。

お問い合わせ・お申し込み:世界遺産熊野本宮館 TEL:0735-42-0751 FAX:0735-42-0752

熊野那智の原始林ウォーク

熊野那智の原始林ウォーク
那智大滝、「一の滝」とも呼ばれます。

熊野那智の原始林ウォーク
原始林の中、右手の川の縁を上がります。この上流に「二の滝」があります。

2021年2月23日
和田川の流れ

先日、和歌山県世界遺産センターの山西さんと熊野川水系和田川へ撮影に行きました。和田川は赤木川の上流ですが、山を越えれば古座川源流域です。大塔山を源とする水系だけあって、透明度は県内屈指を誇ります。水温は低く10℃に満たないほどでしたが、水中景観は素晴らしかったです。まだ生き物の気配はありませんでしたが、これから水が温めば賑やかになってくるでしょう。

和田川
和田川
和田川

2021年2月20日
山歩きの準備

近年、山歩きをするようになりましたが、どうも歩き方が下手で膝が痛くなります。とくに長い下りになるとてきめんですね。写真は少し前になりますが、奈良県天川村の弥山(1895m)に登った時のもの。背負子には水中カメラと陸上カメラ、ドライスーツなどの装備がドッサリ。登りで既にバテ気味でしたが、下山の際に膝が猛烈に痛くなり、同行者に荷物を持ってもらうという失態を演じてしまいました。自分でも情けなく、それからは歩き方にとても慎重になりました。最近、「山の快適歩行術」という本に出合い、重心の移動や足の運び方などを理論的に勉強することができました。「くせ」のある歩き方を直し、春の山歩きに備えたいと思っています。この本はおススメですよ。

山歩き

山の快適歩行術
「Q&Aでわかる 山の快適歩行術」(山と渓谷社)
著:野中径隆
1500円+税

2021年2月10日
梅にメジロ

南紀でも梅の花が咲き始めました。梅の種類は、ほとんどが高級梅干しになる南高梅です。寒い日が続くこの時期ですが、梅林には花の蜜を求めてメジロが集まります。梅の受粉を助ける生き物としてはミツバチ類が有名ですが、実はメジロなどの鳥にも委ねられています。梅は多くの蜜を分泌して鳥を誘う「鳥媒花」なのです。花は日に日に開花していきますが、メジロの撮影を行うには咲き始めを狙うのがいいようです。

梅にメジロ

梅にメジロ
NIKON D5+AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

2021年2月1日
「水の国、わかやま。」PR動画が完成!

このたび、和歌山県の観光キャンペーン「水の国、わかやま。」のPR動画が完成しました。1分のショートバージョンと5分版の2本の動画です。私は5分版に出演しており、古座川の「滝の拝」にてお話しをしています。水の中からドローンによる空撮まで、多彩なカメラアングルによる動画は、和歌山県の豊かな自然を映し出していると思います。とくに注目していただきたいのは、ズバリ「水の色」。極上の水が流れる風景は素晴らしいの一言に尽きますね。世の中が落ち着きを取り戻した際には、是非、和歌山にお越しいただきたいと思います。

水の国わかやまHP
https://www.wakayama-kanko.or.jp/features/land-of-water/movie/

和歌山県公式HP
https://www.wakayama-kanko.or.jp/

水の国、わかやま。
水の国、わかやま。

2021年1月20日
朝日新聞の連載

毎週水曜日に連載させていただいている、朝日新聞和歌山版・朝日新聞デジタルの「和歌山ネイチャーフォト」は、今週から「ハゼ編」が始まります。川や河口に暮らす身近なハゼ類を取り上げていきます。ハゼの仲間は魚類の中で最も繁栄しているグループの一つであり、その生態は実に多様です。小さなハゼたちに興味を持っていただけたら嬉しいですね。

和歌山ネイチャーフォト

2021年1月19日
初潜り!

2021年、初潜りに選んだのは、古座川の月の瀬にある「漆が淵」。本流の流れが大きな岩に当たる所にできる淵で、上から見ても深いことは想像できます。夏は地元の子どもたちが飛び込んで遊ぶ淵です。古座川は淵が沢山ありますが、一番深い淵は?と尋ねると皆、口を揃えてこの淵だと言うほど。前にカヌーで下った時にも水の色がグンと濃くなるこの淵に、いつか潜ろうと決めていました。
冬の時期は水の透明度が高いので、水中撮影にはよい季節です。「冷たい」「寒い」という気持ちを押し殺し、ちょっと頑張る必要はありますが…。水中にそびえ立つ巨岩に圧倒され、寒さも忘れて1時間ほど撮影を楽しみました。雨が少なく水の少ない時期ですが、最深部は7.6mありました。

古座川
漆が淵の望月岩の上から古座川を望む。右手の岩の向こうあたりが最深部。

古座川
漆が淵の水中の様子です。

2021年1月7日
2021年 新年!

新年となりました。今年もよろしくお願いいたします。
写真は、愛犬のマーサです。川に行く前なので、少し興奮しています。そんなマーサも3月で7歳になり、月日の経つのは早いなあと感じています。今年も健康第一、笑顔が絶えない1年でありますように。

マーサ

2020年12月27日
釣り納め

先日、今年最後の釣りに行きました。今年はAさんの船に乗せていただく機会が多く、楽しい釣りができた1年でした。この日は早朝からパッとせず、釣果としてはイマイチでした。今日は駄目だな、と港に帰る途中で立ち寄った最後のポイントでAさんにサゴシ(サワラ)がヒット!それからはサゴシの群れに当たったようで爆釣でした。諦めないで良かったね、とAさん。何事も諦めたら駄目ですね。最後はとてもいい思いのまま納竿することができました。

釣り納め2020
爆釣したサゴシ(サワラ)の他、ツバス(ブリ)、オオモンハタ、アカハタなど。

2020年12月20日
タイキンギク 咲く!

毎日、寒い日が続きますが、こんな時期でも花をつける植物があります。海岸沿いの林の中などを歩いていると、その辺りだけがパーっと黄色く輝いて見えるほど目立つ植物、それがキク科のタイキンギクです。分布は紀伊半島南部と四国。茎はつる状なので、高い場所では5m近くまで上ると思います。黄色い花が無数に咲く様子が、積み上げた金のようであることから「堆金菊」です。何だか縁起がいい名前ですね。「金」にはどうもご縁がないので、せめてタイキンギクでも! 来年は、本物の「金」をあやかりたいと(毎年、そんなコトを言っているような気がしますが)…。

堆金菊

2020年12月11日
重版 続々!

2017年に発刊させていただいた「さかなのたまご〜いきのこりをかけただいさくせん」(ポプラ社)が、今年になって6月に第4刷、7月に第5刷と続々と重版されました! これは、小学校国語の教科書に掲載されたこともありそうですが、家で過ごす機会が増えたからかもしれません。2018年には産経児童出版文化賞をいただいた本ですが、こうして何年も読んでいただいていることは素直に嬉しいです。これからも面白い本を作っていきたいと思います。

さかなのたまご

さかなのたまご〜いきのこりをかけただいさくせん」(ポプラ社)
 写真・文 内山りゅう
 定価:本体1500円+税

2020年12月7日
オズマガジン トリップ 特別付録カレンダー

本日発売のオズマガジン トリップ(スターツ出版)に、取り外せる Book in Book「水の国、わかやま。」 2021 CALENDAR が特別付録で付いています。和歌山県観光連盟とのコラボレーション企画で、私が撮影した水の景色のカレンダーです。本誌は女性向けの旅行雑誌で、特集は「密を避ける客室露天の宿」。南紀白浜温泉の特集記事もあります。
カレンダーの表紙は愛犬のマーサが川で泳ぐシーンです! 取り外していただき、壁掛けとして使用していただければ嬉しいです。

オズマガジン トリップ 1月号 No.11 (スターツ出版株式会社)
価格800円(税込み)

oztrip

oztrip

oztrip

2020年12月2日
銚子川 日めくり万年カレンダー が完成!

キャンプ inn 海山の指定管理者である、ふるさと企画舎さんが企画・発行する日めくり万年カレンダー「銚子川じかん」が、このたび完成しました! 表紙を含めて32カットを選ぶ作業では、代表的な生き物を入れ、四季も入れ、水中シーンのゆらゆら帯は必須だし…と、セレクトには時間がかかりました。すべての写真には私なりの銚子川への思いを書かせていただいています。写真集もいいですが、卓上や壁掛けとして身近に置いて写真を眺めていただけると嬉しいです。万年カレンダーなので1年中楽しんでいただけると思います。
店舗販売はキャンプ inn 海山、道の駅海山などですが、オンラインでの購入も可能です。
価格は1200円(税込み1320円)です。
是非、銚子川での思い出に、またプレゼントにもご活用いただければと思います。

ブログ紹介ページ
https://blog.canpan.info/furusatokikaku/daily/202011/22

また、いいタイミングでこの日月に銚子川番組の再放送(予定)があります。
放送内容もナレーションも異なりますので、それぞれお楽しみいただけると思います。どちらの番組にも出演しています。

12月6日(日) 午後0:00〜0:49 BS1
NHKスペシャル 「見えないものが見える川〜奇跡の清流 銚子川〜」

12月7日(月) 午後8:00〜9:00 BSプレミアム
ワイルドライフ 「紀伊半島 清流 銚子川 幻のアユが集いカエルが戦う」

銚子川じかん

2020年11月25日
北山村の川へ

昨日、県世界遺産センター所長の山西さんにご同行いただき、北山村へ行きました。北山村に透明度の高い川があると教えていただいたのも山西さんです。県内に詳しく、美しい水や川の情報を常にリサーチして下さいます。
今回行ったのは熊野川水系の「四の川(しのごう)」という小さな川で、河床が高いせいか途中で川が伏流しています。そのこともあって、水の透明度が非常に高く水が青いのです。陽の光が入る場所を探しての水中撮影でしたが、山が深く1時間たらずでかげってしまいましたが、水の中は素晴らしかったです。

北山村の川
半水面で撮影してみました。カワムツ、ウグイ、オイカワなどが無数に群れていました。

北山村の川
四の川での記念撮影。車からは急な斜面を下ります。

北山村の川
撮影風景です。水面に波を立てないように気をつけています。上ともに山西さん撮影。

2020年11月20日
久々の釣り

先日、いつものようにAさんの船に乗せていただき釣りに行きました。聞くところによるとスマ(ヤイトガツオ)が釣れているとのことで、狙いはこの高級魚に決定。波のない晴天で、田辺湾〜白浜沖まで船をはしらせ、ひたすらジギング。すると、マダイやイトヨリダイ、オオモンハタ、カンパチ、ホウボウなどの五目釣りとなり、魚好きには実に楽しい釣りとなりました。しかし、肝心のスマは釣れず…。またいつかリベンジをしたいと思います。

釣り 釣り
良型のマダイ              ジグを食ってきたカワハギ

釣り 釣り
綺麗なホウボウ             大型のイトヨリダイ

釣り 釣り
“シオ”と呼ばれるカンパチの幼魚    タイラバで釣れたイラ

釣り 釣り
ちょっと小さいオオモンハタ       わが町、白浜のホテル街

釣り 釣り
海から見た円月島            朝から夕方まで釣りまくり!

2020年11月15日
深まる秋

先日、愛犬マーサを連れて安川渓谷へ撮影に行きました。今年はどこも紅葉が素晴らしく、深まる秋を水中から見上げるアングルで狙ってみようと思いました。林道をゆっくりと車を走らせながら「秋」を探します。すると、崖下に見事な紅葉が川にせり出しているのが見えました。早速、ドライスーツに着替え、18キロほどのウェイトと水中カメラを背負い、木をつたいながら崖を下ります。四輪駆動のマーサは軽々と下りていきますが、私は急な斜面に悪戦苦闘。ようやく谷底まで下りてカメラの準備をしていると、すでにマーサは泳いでいました。ゴールデンレトリバーは本当に水が好きですね。水温10℃の水に漬かりながら、深まる秋を堪能した1日でした。

安川渓谷

安川渓谷

2020年11月13日
本のご紹介

和歌山県知事の仁坂吉伸さんが、『ブルネイの蝶』を出版されました。かつてブルネイ駐在大使をされていた頃に足繁くフィールドに通われ、多くの週末を費やして採集した蝶の集大成です。時にはジャングル深くまで分け入り、集めに集めた標本は圧巻の一言!図鑑ですが多くのコラムがあり、特にボルネオ特産で激レアのイノレスボルネオフタオシジミを採集したくだりなどは、仁坂さんのお人柄やクスリと笑えるユニークさも相まって面白く読み進めました。私は何度か採集にお供させていただきましたが、蝶を見つけたときの電光石火の捕虫網さばきは、蝶屋としての一面を垣間見たような気がしたのでした。

ブルネイの蝶


ブルネイの蝶

2020年11月7日
ヒグマの肉!

普段から親しくさせていただいている方から「北海道からヒグマの肉が届いたよ〜」と連絡があり、早速分けていただきました。肉の部位はロースです。薄くスライスして塩・コショーで焼いたのと、焼き肉のたれに漬け込んで焼いたのと2通りで食べてみました。匂いはほとんどなく、多少歯ごたえがありますが美味しい肉でした。和歌山に居ながらヒグマの肉を食べられて幸運でした。猪や鹿の肉も結構いただいて食べていますが、処理が上手にできているものは臭みも無くて本当に美味しいですね。

ヒグマの肉

2020年10月28日
秋の川上村

先日、川上村にて「匠の聚フォトコンテスト2020」の審査会がありました。応募点数は昨年よりも少なかったですが、組み写真が増えて良い作品が多かった印象でした。「匠の聚大賞」をはじめ、多くの賞が用意されているので是非、ご応募いただければと思います。残念ながら新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、授賞式は中止となりました。
翌日には、源流の森に行きました。朝は10℃ほどまでに冷え込み、秋の訪れを感じました。林道から見下ろす渓流では良型のアマゴがペアになって産卵行動をおこなっていました。しばらくの間、観察してから下山しました。

秋の川上村

秋の川上村

2020年10月13日
「水の国、わかやま。」キャンペーン冊子の英語版が完成!

和歌山県の観光キャンペーンの一つである 「水の国、わかやま。」 は5年目を迎え、英語版パンフレットもリニューアルしました。
無料で配布するものとはいえ、30ページを超えるボリュームで内容もしっかりしていて好評です。道の駅や観光案内所、サービスエリアなどに置いてありますので、是非、ご来県の際はお持ちください。日本語版にはプレゼントがもらえるチケットも付いています。

「水の国、わかやま。」キャンペーン冊子の英語版

2020年10月7日
キクモ水中群落

紀南の湿地でキクモの水中群落を見つけました。キクモは田んぼでも見られる雑草で、陸上ではピンク色の可愛い花を咲かせます。キクモは陸上と水中とでは全く異なる葉の形をしており、水中の葉は糸状に裂け、全体にモコモコとリスのしっぽのようになります。数日前の雨で水位が上がったようで、見事なキクモの水中群落が広がっていました。ちなみに、写真中央の植物はミズネコノオです。花を付けていることから開花後に水没したのでしょう。ここは、以前訪れたときはミズネコノオが全体を覆っていたので、キクモと勢力争いをしているのかもしれません。

キクモ水中群落

2020年9月12日
匠の聚フォトコンテスト2020!

奈良県川上村・匠の聚フォトコンテスト2020「川上村の情景」 が、今年も開催されます。川上村内で撮影された自然風景や動物・植物などの生き物、人々の暮らしや催事などが対象となります。匠の聚大賞をはじめ多くの賞が設けられており、インスタ部門もあります。新型コロナウィルス感染症拡大防止に十分ご留意いただき、ご来村いただければと思います。沢山のご応募お待ちしています。

匠の聚フォトコンテスト2020

匠の聚フォトコンテスト2020

匠の聚フォトコンテスト2020 応募用紙のダウンロードはこちらから
↑↑↑
※クリックすると応募用紙のPDFファイルが開きます。

2020年9月6日
北山川でのウナギ漁

県南、新宮市にて熊野灘に注ぎ込む一級河川、熊野川。その支流に北山川があります。大台ケ原を源流の一つとする北山川は、上流にダムはあるものの水量は豊富で美しく、サツキマスやアユカケ、アユ、ウナギなどが豊富に生息する河川として知られています。上流域には多雨と急流により削られた独特の渓谷、瀞峡(どろきょう)があり、北山村では観光用の筏下りが体験できます。この川の近くで暮らす新宅さんの船に乗せていただき、ウナギ漁を取材しました。ウナギ漁には様々な漁法がありますが、新宅さんは太い竹をくり抜いて作った筒を用います。生きたアユを中に入れ、ウナギの棲んでいそうな場所に沈めておき捕獲します。

北山川でのウナギ漁
新宅さんの船はウォータージェット推進船です。プロペラが川底をかくことなく浅場で
も上って行けます。

北山川でのウナギ漁
ウナギの筒を上げて中をチェックします。それにしても、この透明度!北山川は素晴ら
しい川です。

北山川でのウナギ漁
この日捕れた天然ウナギ。大きいもので60cmほど。いただいたウナギは翌日捌き、庭で
備長炭で焼いていただきました。いや〜、美味かったです。

北山川でのウナギ漁
切り立った崖が続く瀞峡を船から見上げます。独特の景観に感動の連続でした。


2020年8月22日
フィールドでの逸品!

県内の渓流などに行く機会は相変わらず多いのですが、そんな時にいつも思っていることがありました。それは、カメラ機材をはじめ様々なものを水辺に持っていくので、それらを安全に置いておく場所の問題…。直射日光は避けたいけれど、あまり水辺から離れた場所には置いておきたくないし…。いつもは適当にまとめて置いておくのですが、何となく不安でした。そんな時、「これだ!」という逸品に出合ったのです。それは「GINKAKU」という、ヘラブナ釣りの釣座として超メジャーな製品(知りませんでした…)。何しろ、人が上に座って釣りをするためのものなのでとても頑丈にできていること、支柱がどこでもワンタッチでクリップできるので、足場の悪い場所でも水平に設置できるのです。おまけに別売りのパラソルを自由な角度で支柱に接続できるという優れもの! テーブルとしても使えるし、撮影機材や着替えなども安心して置いておけるので、まさに願ったり叶ったりの逸品なのでした。

スーパーGINKAKU
渓流でパラソルを設置しています(スーパーGINKAKU)。

スーパーGINKAKU
このような段差のある岩でも、きちんと水平に設置できますよ。

スーパーGINKAKU
水中に設置し、この上に座っているだけでも気持ちがいいですね。

2020年8月14日
ニホンミツバチの蜂蜜

日本では、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類の蜂が養蜂され、蜂蜜が採取されています。ニホンミツバチは在来種で、昔から県南部などでは採蜜がおこなわれてきました。しかしながらニホンミツバチの蜂蜜は流通量が非常に少なく、一般に広く出回ることはありません。先日、古座川町でニホンミツバチの蜂蜜を採取するところを取材させていただきました。二ホンミツバチ養蜂家の橋本尚視さんは、この地域の伝統的な方法で採蜜をおこなっています。1つのゴーラ(巣箱)から年に1度、2升〜3升の蜂蜜が採れるそうです。巣を置く場所は、蜜源となる花が咲く雑木林等の存在が不可欠とのことでした。

ニホンミツバチ
ニホンミツバチはセイヨウミツバチにくらべて1回りほど小さく、性格は大人しいとの
ことです。

ニホンミツバチ
愛おしそうにニホンミツバチを見つめる橋本さん。蜂に対する愛を感じました。

ニホンミツバチ
巣から取り出した蜂蜜。ゆっくりと時間をかけて濾すことが大事なのだそうです。

2020年8月10日
KIKU KNIVES(菊ナイフ)

先日、岐阜県関市に新しい工房を開設した KIKU KNIVES さんにお邪魔しました。日本はもちろんのこと世界中に絶大なファンを持つ松田菊男さんのナイフは、なかなか手に入らないことでも有名です。刃物の町として知られる関市で40年以上も高度な技を磨き、オリジナル性の高い魅力あるナイフを作り続けている、ナイフメーカーのいわば“カリスマ”。アウトドア好きや釣りをする人でナイフに興味がない人(とくに男性)はほとんどいないでしょう。鋭く格好いいナイフを見ると、年齢がいくつになっても胸がドキドキするものです。それにしても、どのナイフもいいですね〜。

KIKU KNIVES(菊ナイフ)
上は、2代目 マサユキ氏デザインの小型フィッシングナイフ「鮃(ひらめ)」。
下は、菊さんの「百瀬川」。 渓流釣りなどでの使用を目的に作られた小型ナイフ。水
辺で使用するため、14Cというステンレス鋼材が用いられ、グリップは滑り止め加工さ
れています。

KIKU KNIVES(菊ナイフ)
菊さんと、KIKU KNIVES2代目、マサユキさん(左)とともに。

2020年7月22日
キイセンニンソウが咲き始めました

キイセンニンソウは国産クレマチスの仲間で、紀伊半島南部と熊本県にのみ分布するつる性植物です。名前の「キイ」は、「紀伊」を意味しています。普通に見られるセンニンソウよりも開花の時期が半月ほど早く、葉柄と小葉柄に竹のような関節があることで区別できます。また、センニンソウよりも高い場所に這い上がるようで、10メートルを超えるスギなどの頂上部が真っ白になるほど花を咲かせていることもありました。和歌山県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されており、地元を代表する貴重な植物のひとつです。

キイセンニンソウ
田辺湾を望む山の中腹にて撮影。

2020年7月3日
「水の国、わかやま。」キャンペーン!

和歌山県の水辺の景観、絶景、温泉、食、体験アクティビティなど、「水」にまつわる観光キャンペーン「水の国、わかやま。」は5年目を迎えました。それに伴いパンフレットの表紙と扉の写真をリニューアルしました。ともに撮影したのは日置川上流の安川渓谷です。水の透明度が高く、いつ訪れても気持ちの良い川です。観光キャンペーンではアンバサダー的な役割を担わせていただいています。

「水の国、わかやま。」キャンペーン!

2020年6月27日
オオクチバスの親子

先日、七色ダムへオオクチバスの水中撮影に行きました。知り合いのKさんがボートを持っており、それに乗せていただくことができました。池原ダムや七色ダムの岸は急勾配で、とても陸からは近づけません。それで、なかなか行く機会がありませんでした。オオクチバスは特定外来生物として多くの問題はありますが、オス親が稚魚を保護するという「イクメン」的な生態は撮影しておきたいと思っていました。オオクチバスのオスは、卵からふ化した稚魚、数千匹を懸命に守っていました。これらが成長していくと思うと、ちょっと目まいがしますが…。

オオクチバスの親子
稚魚は一畳ほどに固まり群れ、約35cmのオスが付近をパトロールしていました。奈良県
七色ダムにて。

2020年6月22日
本のご紹介

約50年にわたり日本の野鳥を撮り続けてきた写真家、久保敬親氏の集大成となる『日本鳥類図譜』が出版されました。この本は、山と渓谷社創業90周年記念として出版されたもので、300ページを超える大型版です。鳥の棲んでいる環境ごとに章分けして構成されており、ページをめくるたびに迫力のカットが目に飛び込んできます! 鳥を撮影する人は少なくありませんが、久保さんの撮る鳥の写真は“その場の雰囲気”までもが表現されており、決して他の人では真似ができないクオリティです。特に猛禽類の写真は凄いの一言で、これらはフィルムで撮影されています。2000年に北海道中標津町に移住され、北の大地で動物や鳥を撮影されていましたが、昨年、この本の発刊を待たずにお亡くなりになりました。とても残念です。一人でも多くの方に、久保さんの写真を見ていただけたら嬉しいです。

『日本鳥類図譜』
 山と渓谷社
 写真:久保敬親
 定価:4200円+税

日本鳥類図譜

2020年6月13日
再放送、続々!

昨年6月20日に放送されました「ニッポンぶらり鉄道旅 “人生まっしぐら” JR紀勢本線」が、再放送されます。紀勢本線を南下して、白浜のパートにてちょっとだけ出演しています。俳優の五十嵐健人さんと最後に訪れた「なぎさビール」の工場で試飲させていただいたビール、本当に美味しかったです!紀勢本線を通して、和歌山のいいトコロを満喫できると思いますよ。

NHK BSプレミアム 再放送日程(3回)

6月25日(木)夜7:30〜7:59
6月27日(土)朝7:45〜8:14
7月 2日(木)昼12:30〜12:59

なお、BS4K でも以下、4回の放送があります。

6月25日(木)夜7:30〜7:59
7月 2日(木)朝9:00〜9:29
7月 3日(金)夕4:00〜4:29
7月 4日(土)朝7:00〜7:29

ニッポンぶらり鉄道旅


また、同じくNHK BS4K では、
「完全版 見えないものが見える川 三重・銚子川」(90分)の再放送もあります。
NHKスペシャル「奇跡の清流・銚子川」、BS・ワイルドライフ「銚子川」などの集大成ともいえる完全版が、この4K番組だと思います。これを地上波で放送して欲しいですね…。

放送日時(BS4K)

6/27(土)午後7:30〜
8/16(日)午後4:15〜

2020年6月9日
郡上市清流フォトコンテスト

第4回を迎える「郡上市清流フォトコンテスト」の作品募集が始まりました。今回は6月1日〜9月9日までの期間となっています。コロナ禍により県外移動が制限されておりますが、移動が可能になりましたら是非、岐阜県郡上市に足を運んでいただけたらと思います。清流・長良川の水辺を散策しながら、心に留まった景色を写真に収めてください。作品のご応募、お待ちしています。

郡上市清流フォトコンテスト
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2020年6月4日
宝龍(ほうりゅう)の滝へ!

先日、熊野川水系赤木川の「宝龍の滝」に潜ってきました。いつものことながら、県世界遺産センターの山西さんにご同行いただきました。熊野川町瀧本にある「宝龍の滝」は、落差105m、2段の滝です。水量こそ多くはありませんが、スッと筆で描いたような美しい姿で名瀑です。この滝の滝壺は、巨大な岩をくり抜いたようなカタチをしていることが特徴で、一帯は岩盤になっています。ドライスーツに着替えタンクを背負って水中に潜ると、滝壺は流れがほとんど無く、水中は静まり返っていました。水深は最大で4.3mほどでした。これほどの上流にもかかわらず、オオヨシノボリやルリヨシノボリが沢山いたことは意外でした。なぜなら、これらのヨシノボリは稚魚期は海で過ごす両側回遊をおこなうからです。遠路遥々海から上ってきたのであれば大変だったろうな…。そんなことを考えながら1時間ほどの潜水を楽しみました。

宝龍の滝
一の滝(下段)は落差51m。近くで見ると、かなり迫力があります。

宝龍の滝
滝壺の底から落下する水を見上げました。

宝龍の滝
宝龍の滝をバックに。山西さんに撮っていただきました。

2020年5月26日
再放送のお知らせ

5月31日(日)、NHKスペシャル 「見えないものが見える川〜奇跡の清流 銚子川〜」 が、BS1にて再放送される予定です。
午後 4:00〜4:49 です。初回放送は、総合テレビにて 2018/11/11にOAされたものです。見逃された方や、極上の「水」の映像で癒されたいなあ、と思われる方は是非、ご覧いただければと思います。

見えないものが見える川〜奇跡の清流 銚子川〜

2020年5月21日
光るキノコ!

県南部の沿岸林に光るキノコ、シイノトモシビタケの撮影に行ってきました。名前にある「シイ」は、ツブラジイやスダジイなどの、いわゆるシイノキの朽ち木に発生するからで、発光することから「灯」と付けられたものです。このキノコは傘の直径が1〜3cm、高さ2〜5cmほどの目立たない小さなキノコですが、日が暮れて辺りが暗くなってくると、ぼ〜っと幻想的な光を放つのです。暗闇に眼が慣れてくると、そこかしこで光っている姿を観察することができました。雨の後に発生しやすく、発生直後のものは光が強いようです。光る姿を見ていると食べる気にはなりませんが、食用には適さないそうです。

シイノトモシビタケ
スダジイの倒木に発生したシイノトモシビタケ。
撮影データ:ISO1600 F8 バルブ撮影で約40秒間露光

2020年5月18日
イシモチソウの撮影

イシモチソウが花の時期を迎えました。イシモチソウは県内でも限られた場所にしか生育していない、モウセンゴケ科の食虫植物です。葉(茎生葉)に粘液滴が発達しており、名前の「石持ち」は、強い粘液で小石をも持ち上げることからつけられたものです。今回は、この粘液滴もアップで撮影してみようと思いました。そこで長い間、防湿庫で眠っていた接写装置を復活させました。かつて私は、フィルムカメラではオリンパスの接写装置を愛用していました。ストロボ撮影では、TTLと呼ばれるオート撮影がオリンパスは実に優秀で、露出はドンピシャで決まりました。ベローズに装着するレンズは、ライツ製の「フォタール」という接写専用レンズを使っていました。今から30年ほど前に、昆虫カメラマンの知り合いに勧められて個人輸入したものです。小さなレンズですが、当時でもかなり高価だった記憶があります。しかし使ってみると、メダカの卵などは卵割の様子が撮影できたり、驚くほどの解像力を持っていました。このたびはデジタルで撮影するべく、ソニーのアルファ7Sにアダプターを付け、オリンパスのベローズに装着しました。ストロボは同じくオリンパスのツイン・マイクロフラッシュをマニュアル発光にて使用しました。昔を懐かしく思い出しながら、スタジオで過ごす時間も楽しいものですね。

イシモチソウ
イシモチソウ。花は白色で、茎の上部に咲きます。

イシモチソウ
イシモチソウの葉の粘液滴。小さな昆虫がひっつくと、葉は丸まって獲物を包み込み消
化酵素で分解します。
オリンパス+ライツ
上の写真を撮影した接写装置です。オリンパス+ライツが、アルファ7により蘇りました。


2020年5月6日
スタジオでの撮影

ミミズハゼ類の撮影を自宅のスタジオにておこなっています。ヒョロヒョロとミミズのような体型からその名がありますが、この仲間には謎が多く、日本には何種類いるのかも分かっていません。陸上を流れる「川」に限らず、地下を流れる伏流水に生息するものなどは、よく調べられていないのです。磯に流れ込む清水のような特殊な環境に生息するミミズハゼもいて、つい昨年、「アカツキミミズハゼ」として新種記載されました。どれもよく似ていますが、顔を拡大して観察するとその違いが分かります。こうした種類をコツコツと撮影しておくことが、将来制作する図鑑などで重要になってきます。

スタジオでの撮影

ミミズハゼ

2020年4月15日
朝日新聞の連載

朝日新聞和歌山版・朝日新聞デジタルにて毎週水曜日に連載させていただいている「和歌山ネイチャーフォト」は、今日から「有尾類編」が始まりました。県内に生息する7種類(移植を含む)のサンショウウオ類、イモリ類を取り上げます。近年、分子系統学的な解析が進み、今まで1種類と思われていた中にいくつもの隠蔽種がいることが明らかにされ、それらは新種として記載されています。それに伴い和名も変更になることが多いので、そのあたりを整理して掲載するように努めています。第1回は、ハコネサンショウウオです。

ハコネサンショウウオ・朝日新聞

2020年4月8日
再放送のお知らせ

2018年11月に放送されましたNHKスペシャル「見えないものが見える川 奇跡の清流 銚子川」が、このたびBS1にて再放送される予定です。見逃された方は、是非ご覧いただきたいと思います。

4月18日(土)午後2:00〜2:49 NHK/BS1

また、翌日の19日にはBS4Kにて再放送「完全版 見えないものが見える川 三重・銚子川 生きものたちの賛歌」が放送される予定です。これは、NHKスペシャルの49分を90分バージョンに拡大したもので完全版となります。収録はすべて4Kでおこなってきたので、本来のクオリティは4K放送で見たいものですね。おそらく映画のような迫力なのだろうと思います。

4月19日(日)午後2:25〜3:55 NHK/BS4K

銚子川
コロナ禍により家で過ごされていると思いますが、美しい映像で少しだけでも心穏やか
にお過ごしいただければと思います。

2020年3月31日
「お滝さん」での水中撮影

先日、本宮町請川にある「お滝さん」に、和歌山県世界遺産センターの山西さんと水中撮影に行ってきました。車から山道を20分ほど歩きますが、結構アップダウンが続くため、重たい荷物に思わずため息が出ます。強靭な山西さんにはドライスーツ一式とウェイト10キロ、お弁当などを持っていただきました。この場所は一人では行けないと判断したのでした…。「お滝さん」は熊野古道の小雲取越近くにある不動明王を祭る滝で、古くから修験者たちの道場として栄えたとのこと。現場に到着し、しばらく滝壺に光が入るのを待ちます。水温を測ると何と!8℃。ドライスーツを着るとはいえ、厳しい冷たさです。11時近くになって、ようやく陽が水中に射し込み、水中撮影を行うことができました。

お滝さん
「お滝さん」は落差が約20m、滝壺は2m50cmほどでしょうか。優しい雰囲気の滝です。

お滝さん
水中に潜って撮影しているところです(山西さん撮影)。

お滝さん
滝壺に陽の光が射し込んだところです。陸上からは決して見ることができない特別な水
中景観です!

2020年3月24日
ニホンウナギの稚魚

ニホンウナギの稚魚シラスウナギが各地で豊漁というニュースが聞かれます。実際、どこの川に行っても今年は数が多いと実感します。体が透明なシラスウナギが少し成長すると色素が定着し、クロコと呼ばれる稚ウナギになります。川で観察をしていると結構、大きさに差を感じたので、遡上時期にバラつきがありそうです。稚魚たちを撮影するには、大きなカメラよりもコンパクトでささっと撮影できる機材の方が便利かもしれません。私はオリンパス・TG5を使っていますが、防水性に優れ、RAW現像もできて本当によくできた、できすぎたカメラです。近年のデジタルカメラの進歩には驚くばかりですね。

ニホンウナギ
シラスウナギからクロコになりかけた全長約6cmの稚魚。水深7cmで撮影、TG5を使用。

2020年3月15日
本のご紹介

以前、ここでも紹介させていただきました『ビワコオオナマズの秘密を探る』の姉妹本ともいうべき本が出版されました。前畑政善さん、田畑諒一さん共著の『ナマズの世界へようこそ−マナマズ・イワトコ・タニガワ−』(サンライズ出版)です。前畑さんのナマズ研究の足跡を辿りながら、新種となったタニガワナマズについても詳しく書かれています。ナマズ愛に溢れ、ナマズを通して日本の水辺環境を考える内容には、フィールド・ワークに関わってこられた前畑さんの強い信念のようなものを感じます。

ナマズの世界へようこそ

ナマズの世界へようこそ−マナマズ・イワトコ・タニガワ−』(サンライズ出版)
 著者:前畑政善・田畑諒一
 定価:1500円+税

2020年3月11日
川上村に春を求めて!

先日、奈良県川上村に行ってきました。まだまだ寒い日が続きますが、ちょっぴり春の訪れを感じることができました。森と水の源流館の木村さんの案内で、三之公川流域などを歩きました。森の中は風もなくポカポカと暖かくて、本当に気持ちが良かったです。この森は村が所有する保存林で、およそ500年手付かずの状態で残っています。「時」が止まっているような雰囲気の森は、いつ訪れても心が穏やかになります。

川上村
三之公川の明神谷。一般の立ち入りは禁止していますが、森と水の源流館のツアーなど
に参加すると入山することができます。
森と水の源流館HP

川上村
木の枝から垂れ下がっていたタカサゴサガリゴケ。南方系のコケの仲間。

川上村
水中の岩の隙間にナガレタゴガエルの卵塊もありました。

2020年3月4日
ついに刊行!「日本のタナゴ」予約受付中!

いつかはまとめたいと、20年ほど前から準備をしてきたタナゴの本が、ようやく刊行の運びとなりました。著者は三重県総合博物館の北村淳一氏です。タナゴの研究で博士を取得している彼はフィールドにも精通していて、この本のために九州から東北地方まですべての水中撮影に同行してくれました。透明度の低い場所に生息するタナゴの仲間は水中撮影が難しい魚ですが、デジタルという武器を新たに携え、極上の生息環境で撮影ができたことにより水中シーンを充実させることができました。広い分布域をもつものは、白バックの標本写真にてローカリティ別に複数カットを掲載しています。これには研究者をはじめ水族館などの多くの方々の協力無しには揃えることができませんでした。水槽で撮影する個体は、その種類本来の婚姻色が発現するまで長い時間をかけて飼育してからシャッターを押すように努めました。図鑑としてだけでなく、近年、各地で減少著しいタナゴ類の保全、保護についても多くのページを割いています。中島淳氏の「日本のドジョウ」の姉妹本となります。今月18日、いよいよ刊行です!

日本のタナゴ」 著者:北村淳一
 山と渓谷社 
 定価:4,200円+税

日本のタナゴ

日本のタナゴ
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2020年3月2日
銚子川の調査

先日、銚子川の生物調査を行いました。この調査は2016年から手弁当で続けてきている生物調査で、主に間隙性生物がターゲットです。地面の下に生息する生き物を採集するには、スコップで一気に掘るのが効率がいいです。しかし、ひたすら砂利を掘り続ける作業は疲れるし辛いものですね。よって、大勢でワイワイと掘った方が楽しく、競争にもなります。今回は、上流から河口まで、また隣を流れる船津川にも足を運びました。新たな発見となるようなモノは捕れませんでしたが、とにかくコツコツと続けることが大事だと思います。参加した皆さん、お疲れさまでした!

銚子川の調査
本流の上流域では何も出ませんでした…。杉の花粉が酷かったです。

銚子川の調査
伏流水の場所を探して、ひたすら掘ります。和歌山県立自然博物館からは3名が参加!

銚子川の調査
とても生き物を探しているようには見えませんね。工事現場のようです。キャンプイン
海山の真理ちゃんらも参加してくれました。

銚子川の調査
銚子川の河川敷に集結した車は5台!怪しい四駆ばかり…。

2020年2月13日
ヤマトサンショウウオ!

昨年、本州(愛知県以西)、四国、九州などに広く分布するカスミサンショウウオが9つの種類に再分類されるという論文が発表されました。兼ねてから変異が多いことは指摘されていたカスミサンショウウオですが、外部形態、遺伝子からもキチンと分けられたことに驚きました。それによると、和歌山県下には2種類の旧カスミサンショウウオが分布し、地元で見られるものはセトウチサンショウウオ、県北にはヤマトサンショウウオがいることになりました。そこで、ヤマトサンショウウオを撮影する必要性を感じ、県立自然博物館のご協力のもと、和歌山市のとある場所へ。今が繁殖期であるので、多数を確認し撮影することができました。

ヤマトサンショウウオ
和歌山市産のヤマトサンショウウオ・オス。尾の上下に黄色い筋があるのが特徴(セト
ウチサンショウウオの尾の上下には黄色い筋がない)。県下では紀の川以北に分布。

2020年2月10日
このたび、(株)エーワンさんの「遊びのガイドBOOK」がリニューアルし、写真などを提供させていただきました(写真下の2見開き)。エーワンさんは、魚網や捕虫網、昆虫飼育用品、ペット用品などを製造し、販売卸をおこなっている会社です。魚捕りや昆虫採集をしたことのある人は、おそらくエーワンさんの商品を使ったことがあるかと思います。ガイドブックは無料で商品などに付けられているカタログですが、川で見られる生き物たちを紹介することで、川遊びをより身近に感じて欲しいと掲載するものだと思います。昨年、紀北町でおこなっている「銚子川潜隊まなぶんジャー」や本宮町の川ガキ教室では、子どもたちが使う網などをすべてエーワンさんに無料提供いただきました。こうした活動をバックアップしていただけることに感謝したいと思います。

遊びのガイドBOOK

2020年2月8日
郡上市清流環境フォトコンテスト審査委員会

先日、第3回 郡上市清流環境フォトコンテストの審査委員会が郡上市総合文化センター(岐阜県郡上市)にておこなわれました。今回は応募が145作品ありました。応募される方は地元、郡上市の方が多かったのですが、今回は市外からの方が多く、愛知や東京などからもありました。少しずつですが、このフォトコンテストが認知されているのだと思います。「清流大賞」をはじめ、「優秀賞」、「佳作」などを審査委員の方々と決めることができました。今回も「内山りゅう賞」を1点選ばせていただきました。表彰式は3月1日に郡上市でおこないます。

郡上市清流環境フォトコンテスト審査委員会

郡上市清流環境フォトコンテスト審査委員会

2020年2月2日
番組出演のお知らせ

来週、9日(日)のNHK(総合)「ダーウィンが来た!」(午後7:30〜)は、山岳渓流に棲むカエル、ナガレヒキガエルの謎に迫ります。舞台は、あの銚子川!このニュースでも何度か銚子川を取り上げてきましたが、実はナガレヒキガエルを追っていたのです!番組は2回の繁殖期、2年に渡り長期取材したもので、少しだけ出演もしています。自分の遺伝子を残そうとする、涙ぐましいカエルたちの命の営みを是非、ご覧いただければと思います。

ダーウィンが来た!ナガレヒキガエル
深い川底で「カエル団子」を撮影する齋藤カメラマン。

ダーウィンが来た!ナガレヒキガエル
陸上から撮影する井上カメラマン。水中も含め、すべて4Kカメラで撮影しています。

ダーウィンが来た!ナガレヒキガエル
山から下りてきたナガレヒキガエルのペア。
ダーウィンが来た!

2020年1月23日
朝日新聞の連載

毎週水曜日に連載させていただいている、朝日新聞和歌山版・朝日新聞デジタルの「和歌山ネイチャーフォト」は、今週から「クローズアップの視点編」が始まりました。身の回りの小さな生き物などを取り上げるもので、マクロ撮影の楽しさをお伝えできればと思っています。連載は2013年10月に始まったので6年以上、毎週続けていることになります。取材は現在も行っており、県内を飛び回っています。

和歌山ネイチャーフォト
和歌山ネイチャーフォト
2020年1月21日
シンポジウムがありました

19日、和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム〜なぜ問題?外来生物を考えよう〜が開催されました。テレビでもお馴染みの五箇公一氏の講演は、とても素晴らしい内容で勉強になりました。ダニがご専門ということで、「ダニ愛」に溢れたお話も聞けました。アフリカツメガエルやクビアカツヤカミキリ、アライグマ等に関する事例・情報の発表があり、私はパネルディスカッションに参加させていただきました。自然豊かな和歌山県ですが、外来生物の脅威は迫っており、多くの皆さんが関心を持たれているのだと感じました。

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム〜なぜ問題?外来生物を考えよう〜
パネルディスカッションのコーディネーターは東京大学未来ビジョン研究センターの武
内和彦氏(左)、パネリストは向かって右側の3名です。

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム〜なぜ問題?外来生物を考えよう〜
パネラーは、左から国立環境研究所の五箇公一氏、ipbesの守谷紀子氏、私が務めました

2020年1月10日
gallery の写真を入れ替えました

新年を迎え、このたびHPにある作品集「gallery」の写真をすべて入れ替えました。各々の写真をクリックすると、その写真を撮影した機材や撮影地が分かるようになっています。デジタルがメーンですが、6×6版のフィルムも現役です。作品撮りではフィルムを使うことがまだまだあります。

2020年1月6日
外来生物のシンポジウム

今月19日(日)「和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム〜なぜ問題? 外来生物を考えよう〜」(和歌山県自然環境室)が田辺市のガーデンホテル・ハナヨにておこなわれます。事前申込制で入場は無料です。テレビなどでお馴染みの五箇公一氏による講演のほか、事例発表やパネルディスカッションがあり、パネリストとして私も参加させていただきます。現在、連載中の朝日新聞和歌山版でも外来生物を10回に渡り取り上げているところでもあります。今や日本の自然や生き物たちにとって、外来生物の存在は無視できないものとなっています。外来生物にはどんなものがいて何が問題なのか、興味のある方は是非、足をお運びいただければと思います。

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム〜なぜ問題? 外来生物を考えよう〜

「和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム〜なぜ問題?外来生物を考えよう〜」
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2020年1月1日
あけましておめでとうございます!

いよいよ2020年!今年は東京オリンピック・イヤーですね!
東京から和歌山に越して今年で21年になります。東京に住んでいればオリンピックは観に行きたいと思いますが、ちょっと遠い…。テレビで日本勢を応援したいと思います。21年も経つと、心も東京との距離を感じるようになりますね。故郷には違いありませんけど。
2020年、今年も健康で笑顔の絶えない1年でいられたらと思っています。今年最初の写真は、我が家の新しい家族、セキセイインコの「ぷぴお」君です。おしゃべりが得意で、「こんにちは!内山ぷぴおです。どちらさまですか?」などと話して毎日、笑わせてくれています。

内山ぷぴお

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