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2017年12月1日
NHKスペシャル・銚子川の秋編

銚子川を舞台にしたNHKスペシャルの収録は秋編がありました。夏編のロケ以降、10月に大型台風の影響を受けたこともあり、実は何度か中止もありました。自然を相手にする仕事はますます難しくなっていると感じます。それでも、台風後の水の透明度は素晴らしく、さすが銚子川だと感じました。昼間に撮影した映像を夜に宿でチェックするのですが、4K映像の美しさには言葉を失うほどです。まだ調整をしていない映像ですが、水中の泡のひと粒ひと粒がくっきりと映って見えます。F55というカメラに、今回はFS7というややコンパクトなカメラも加わりました。これほど鮮明な映像であれば、自宅のテレビも4Kで見たいと思いました。来年のOAまでに買い換えられたら嬉しいですけど…。

NHKスペシャル銚子川
水中でのバランスをとるためにフローター(浮き)を水中ブリンプに付けて調整をして
います。

NHKスペシャル銚子川
下流域で「シオアユ」を撮影している様子です。

NHKスペシャル銚子川
「舞い込み淵」にて大型ウグイ(おそらく両側回遊型)が数百匹以上群れていました。

NHKスペシャル銚子川
キャンプイン海山さんからカヌーをお借りし、潜水機材・撮影機材を現場まで運びます。

NHKスペシャル銚子川
記念写真の様子(左から、富田カメラマン、私、金子カメラマン、森ディレクター)。
決して、カヌーで遊ぶオヤジたちではありません!

2017年11月29日
写真掲載のお知らせ

電気新聞特別号の表紙に写真が掲載されました。日置川水系安川渓谷で撮影した水中写真となります。この冊子は、丸ごと和歌山県の魅力をまとめたものとなっています。先日発表された世界的旅行ガイドブックのロンリープラネットによる「ベスト・イン・トラベル2018」では、紀伊半島が訪れるべき世界の地域の第5位に選ばれました。来年のおススメ観光地として日本では唯一、紀伊半島が選ばれたもので、世界的に注目されているということでしょう。

電気新聞

2017年11月27日
先日、銚子川にてアユの産卵場を観察していたところ、カワガラスとカワセミが盛んに水に潜っていました。両者は近づくとお互い警戒し、カワセミが追い払われることが多いようでした。カワガラスは、まるで鵜のように水中を移動しては何かを捕えて食べている様子。何を食べているのか気になって観察を続けていると、口ばしで捕えられたのは何と!魚のようでした。カワセミはウグイやアユを捕らえているようでしたが、カワガラスがくわえているのはヨシノボリやヌマチチブといったハゼの仲間であることがシルエットから分かりました。水中で捕えた獲物は、一旦水から出てから何度か首を振って弱らせてから飲み込みます。1時間ほどの間に10匹ほどのハゼ類を食べていました。

カワガラス

2017年11月10日
コウノトリ来る!

6日、古座川にアユの産卵を見に行ったところ、見慣れない大きな鳥が川岸にいました。大型のサギ、アオサギよりも大きく立派な姿は遠くからでも目立つ存在!今年もまた、コウノトリが古座川にやってきたようです。国内のコウノトリは順調に増えているようですが、こうして古座川に飛来してくれると嬉しいですね。空にはミサゴの姿もありました。浅瀬で産卵するアユは、鳥たちにとって大事な餌になっているのでしょう。アユなどの川の生き物が増えれば、こうした鳥たちも集まってきます。食物連鎖の高次に位置する大型鳥類は、その川の豊かさを象徴する存在なのだと思います。

コウノトリ

2017年11月4日
新刊のお知らせ

「ワンダーしぜんランド みかんのひみつ」(世界文化社)が発刊されました。ふしぎはっけん!かがくえほん シリーズの12月号となります。昨年の今頃から撮影を続けてきたもので、これから出荷のピークを迎える温州みかんのヒミツに迫っています。撮影場所は和歌山県田辺市で、とくに大坊地区がメーンとなっています。この地域は太平洋を見下ろす南斜面で栽培をしており、水はけがよく、日当り抜群の一等地です。ほとんどの地域では12月に収穫して出荷するのですが、この地域の「大坊みかん」は木に完熟まで成らせておき、年を越してから出荷するため「越冬みかん」とも呼ばれます。とても糖度が高いのが特徴で、ブランド化されている高級みかんです。みかん王国 和歌山は、みかんの生産量が日本一!是非、子どもたちにも美味しい和歌山のみかんを食べてほしいですね。

みかんのひみつ
みかんのひみつ
みかんのひみつ

2017年11月1日
郡上市清流シンポジウム

先日、岐阜県郡上市において清流シンポジウムが開催されました。私は基調講演にて「清流とそこに棲む生き物たち」という演題で「淡水」について、そして長良川を代表する生き物としてオオサンショウウオ、アユ、ニホンウナギなどについて写真をお見せしながらお話しました。また、清流フォトコンテストの表彰式では「内山りゅう賞」の贈呈をおこない、副賞として写真集「水のこと」をお渡ししました。パネルディスカッションでは、「清流を次世代へ継承するために、今何が必要か」をテーマに、堀与志郎氏(木曽川上流河川事務所長)、井上清敬氏(岐阜県県土整備部河川課長)、曽我隆行氏(自然公園指導員)、白滝治郎氏(郡上漁業協同組合参事)、日置敏明氏(郡上市長)と私、計6名が意見を交換し、コーディネーターとして森誠一氏(岐阜経済大学教授)がまとめてくださいました。台風の接近であいにくの雨でしたが、会場がいっぱいになるほどの盛況ぶりでした。地元の方の清流に対する意識はとても高く、ますます郡上のファンになりました。

郡上市清流シンポジウム
郡上市清流シンポジウム
郡上市清流シンポジウム

2017年10月23日
先日、普段から親しくさせていただいている農家さんの家に行くと、納屋にアワ(粟)が吊り下げられていたのでシャッターをきりました。アワはイネ科で五穀のひとつに数えられており、その起源はネコジャラシとも呼ばれるエノコログサだといわれています。人が育成してきた歴史は古く、紀元前5000年くらいには黄河流域で栽培されていたそうです。日本ではイネよりも古くから栽培されてきましたが、近年は見る機会はほとんどありません。アワにも「モチ」と「ウルチ」があり、農家の方は、アワ餅を作るために栽培をされているそうです。ことわざの「濡れ手で粟」とは、濡れた手でアワをつかむとアワ粒が手に沢山ついてくるように、労せずして多くの利益を得ることや、やすやすと金儲けをすることを意味します。

農家・粟

2017年10月14日
川上村・匠の聚フォトコンテスト2017

今年も、奈良県川上村にて「匠の聚フォトコンテスト2017」の審査がありました。川上村内で撮影された作品が対象となっていますが、大台ケ原に連なる台高山脈や大峯山脈などを擁する広大な森林、多くの行事・イベントがありますので、被写体には事欠かないと思います。今年は県外からの応募が多く、若い方の作品も目につきました。審査は、入江泰吉記念奈良市写真美術館・館長の百々俊二さんと、アートディレクターの猪熊裕行氏とおこないました。入賞された作品は匠の聚に展示後、入江泰吉記念奈良市写真美術館にて巡回展をおこないます。賞の数、賞金も多いので、是非奮ってご応募いただければと思います。

匠の聚フォトコンテスト2017
審査は、ネイチャー部門とドキュメント部門に分けておこない、四つ切またはワイド
四つ切のプリントとなっています。

2017年10月12日
郡上市清流シンポジウムでの講演
今月28日(土)、岐阜県郡上市において清流シンポジウムが開催されます。これは、平成27年に「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定されたことを受けて、平成28年に「郡上市清流長良川等保全条例」を制定し、その促進を図るためのものでもあります。私は、基調講演として「清流とそこに棲む生き物たち」という演題でお話をさせていただく予定です。また、この日は「郡上市清流環境フォトコンテスト」の表彰式もあります。今月5日に、郡上市においてフォトコンテスト作品の審査をおこないました。素晴らしい作品が多く出展されていて驚きました。
シンポジウムは入場無料です。この機会に水が豊かで歴史のある郡上市に行ってみませんか。

郡上市清流シンポジウム

郡上市清流シンポジウム ←クリックでPDF表示


郡上市清流シンポジウム・審査
作品を並べて審査をおこなっています

2017年10月9日
ハッセルのハウジングが復活!

昨年くらいから、水中で撮影するハッセルブラッドのハウジングが僅かながらも浸水するようになりました。このハウジングは20数年前に、今は亡きJUNONの小野沢さんに作っていただいた1点ものです。中はハッセルブラッド553ELXというスウェーデン製のカメラと、魚眼レンズのディスタゴン30mmを入れています。6×6版のフィルムカメラで、完全なマニュアル機です。レンズだけでも重量は1キロを超えるので、総重量では9キロ、ストロボを装着すると10キロになります。近年の写真展や写真集では、このカメラで撮影したものをメーンにしています。騙しだまし使っていましたが、ついに浸水がひどくなり、お世話になっているプルーフの水元氏に送り見てもらいました。すると、大手術が必要になりそうとのこと…。何でもABS樹脂に亀裂がいくつも入っているのだそうです。先月から徹底的に修理をおこなっていただき、このたび完全復活となりました!チャンバー(再圧装置)では何度もテストをし、これで大丈夫でしょう、とは水元氏。安心して水中撮影ができるのは、彼の存在があってからこそ。これでまた、このカメラで撮影ができます。

ハッセルブラッド・プルーフハウジング

2017年10月1日
普段から親しくさせていただいているご近所さんから、「これは何?」と生き物が持ち込まれることがあります。分からない種類であれば調べてお伝えするのですが、その方が何を不思議に思ったのか、どこが変わっていると感じたのかをお聞きすることはとても楽しいことです。仕事柄、専門家の方とお会いする機会が多いのですが、一般の方の生き物に対する見方というのは、とても参考になるのです。いつも、「なるほど!」と感心することばかり。
最近、お尋ねのあった2種類を紹介したいと思います。


(1)これはアリ?

庭で育てている枝豆に、アリが群がっている!との話し。アブラムシがいればアリが来ていることもありますが、アブラムシは見当たらないようで「豆」に集っているといいます。このアリのような生き物は触覚が妙に長いことから、怪しいと思ったのだそうです。鋭い!この昆虫の正体は、アリに擬態しているホソヘリカメムシというカメムシの幼虫なのです。マメ科の作物栽培の害虫です。お伝えすると、時すでに遅し…枝豆は全滅状態になっていたようです。

ホソヘリカメムシ


(2)ピカピカ光る蛹?

庭先で見つけた蛹がピカピカ光る、ということで蛹を持ってきてくださいました。確かに背側に金属光沢のあるスポットがあり、金色〜銀色に光って見えます。まるでハンダ付けの際にできるハンダの塊のようです。不気味に光るので蛾ではないかと思われたようですが、この蛹は蛾ではなく、ツマグロヒョウモンという蝶の蛹です。ツマグロヒョウモンの幼虫はスミレの仲間を好むので、蛹の近くにスミレはないかと聞くと、パンジーがありました。

ツマグロヒョウモン
ツマグロヒョウモン

2017年9月9日
熊野古道なかへち美術館でのギャラリートーク 2

熊野古道なかへち美術館での写真展「自然を追い求める 写すこと、想うこと」のギャラリートークをおこないました。実はギャラリートークをおこなう前は、いつもドキドキなのです。お客さんが少ないと寂しい気持ちと、ギャラリー側に申し訳ないという気持ちもあるからです。毎回、不安な気持ちを抱きながら会場に向かっているのです。しかしながら、今回のギャラリートークも、とても多くの方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございました。写真集「水のこと 水の国、わかやま。」と写真絵本「水のコレクション」はともに完売となりました。また、THE ALFEE 坂崎幸之助さんがラジオで写真展の告知をしてくださったようで、リスナーの方も足を運んでくださいました。写真展は今月24日までとなっていますので、是非、大型プリントの迫力をご覧いただければと思います。

なかへち・ギャラリートーク
なかへち・ギャラリートーク
なかへち・ギャラリートーク

2017年9月7日
大阪での写真展&ギャラリートーク

富士フイルムフォトサロン 大阪での写真展「水の国、わかやま。」が開催され、2日にはギャラリートークをおこないました。地元・大阪の方が多いようでしたが、和歌山や奈良、また関東から足を運んでくださった方もいらっしゃいました。会場では直接お話ができることも、写真展の魅力の一つだと思います。お話を伺っていると、「水」に興味をもたれている方が多いのを感じました。また、ご質問の多くがフィルムについてだったことも驚きでした。“フィルムにこだわる”人は意外と多く、デジタルを使っていたがフィルム・カメラに戻った、というお話も聞きました。フィルムの素晴らしさに心を惹かれるのだと思います。
この会場をもちまして、写真展「水の国、わかやま。」は終了となります。5月の東京・六本木、7月の福岡と3つの会場を巡り、多くの方とお会いし、お話ができたこと感謝に耐えません。本当にありがとうございました。

水の国、わかやま。・写真展大阪
水の国、わかやま。・写真展大阪
水の国、わかやま。・写真展大阪

2017年9月2日
NHKスペシャル・銚子川のロケがスタート!

構想?年、ついに銚子川を舞台としたNHKスペシャルの制作が決定し、収録がはじまりました。8月・お盆の銚子川からスタートです。数々の番組のなかでも、「Nスペ」は別格の大型番組です。これから1年をかけて取材をおこなうのですが、すべて4K撮影となります。番組の要となる水中シーンの撮影は、F55という4Kカメラで撮影をするのですが、このカメラを入れる水中ブリンプはナント!総重量が80Kgを超えるのです。とても人力で崖を下ろすのは無理と判断し、クレーンを使って潜水機材とともに下ろしました。また、夏のシーンということで、人でごった返す河川敷にカメラを入れたのですが、家族連れやバーベQを楽しむ人の中で、全身黒づくめのウェットスーツの3人は異様な雰囲気を醸し出していたようです。撮影は天気にも恵まれ、順調に進んでいます。また機会がありましたら、ご報告したいと思います。

NHKスペシャル・銚子川
超大型水中カメラやタンクなどを準備しています

NHKスペシャル・銚子川
クレーンを使って谷底まで機材を下ろします

NHKスペシャル・銚子川
水中撮影の様子です。人と比べてもカメラがいかに大きいか分かると思います

NHKスペシャル・銚子川
お盆、まるで白浜の海のようになった銚子川河川敷

NHKスペシャル・銚子川
異様な雰囲気の3人組。金子カメラマン、塚越カメラマンと

2017年9月1日
県自然公園指導員研修の講義をおこないました

平成29年度和歌山県自然公園指導員研修の講義を、大塔総合文化会館にておこないました。「和歌山の水と生き物」というテーマで、多くの写真をお見せしながら約1時間お話をさせていただきました。皆さん、県が選任している自然公園指導員の方々で、ふだんは県内各地の自然公園等で活動されています。午後からは富田川の支流にて生き物採集をおこない、最後に種の同定と説明をさせていただきました。県立自然博物館の平嶋氏も参加していただき、約30種類の生き物たちを確認することができました。

県自然公園指導員研修
県自然公園指導員研修

2017年8月19日
熊野古道なかへち美術館でのギャラリートーク

本日、熊野古道なかへち美術館で開催されている写真展「自然を追い求める 写すこと、想うこと」のギャラリートークをおこないました。暑い中、美術館の駐車場がいっぱいになるほど多くの方が足を運んで下さいました。ギャラリートークでは、「水」についてや、作品について1点ごとにお話をさせていただきました。約45分ほどでしたが、皆さん熱心に耳を傾けて下さいました。夏休みということもあり、子どもたちが来てくれたのは嬉しかったです。用意していた写真集は完売し、ご希望の方にはサインを入れさせていただきました。本当に、ありがとうございました。
次回のギャラリートークは9月9日(土)の午後2時からとなります。よろしくお願い致します!

なかへち美術館ギャラリートーク
なかへち美術館ギャラリートーク
なかへち美術館ギャラリートーク

2017年8月13日
匠の聚フォトコンテスト2017

奈良県川上村・匠の聚で開催されるフォトコンテスト「川上村の情景」の撮影地ガイドマップが完成しました。水源地の村・川上村の地図や宿泊施設、名物なども掲載されています。このマップがあれば、川上村の主だった撮影地を回ることが出来ると思います。フォトコンテストの締め切りは9月30日必着です。入賞作品は匠の聚に展示後、入江泰吉記念奈良市写真美術館にて巡回展をおこないます。是非、ふるってご応募いただければと思います。

匠の聚フォトコン

匠の聚フォトコンテスト ←クリックでPDF表示

2017年8月8日
ギャラリートークがあります!

今月19日(土)、9月9日(土)の2日間、熊野古道なかへち美術館にて午後2時よりギャラリートークをおこないます。現在開催中の写真展「自然を追い求める 写すこと、想うこと」の作品についてお話をさせていただこうと思います。お時間がございましたら是非、熊野古道なかへち美術館に足をお運びいただければと思います。美術館では、写真集「水のこと 水の国、わかやま。」(講談社エディトリアル)、写真絵本「水のコレクション」(フレーベル館)の販売もおこなっています。当日お買い上げいただいた方にはサインを入れさせていただきます。

なかへち美術館

2017年8月7日

5日、紀北町にて講話「ゆらゆら帯が見える川〜銚子川の魅力を探る〜」と、2017.銚子川潜隊まなぶんジャーが開催されました。地元以外から参加された方も多数いらっしゃいました。残念ながら台風5号の影響で銚子川が増水し、ゆらゆら帯の観察はできませんでしたが、安全な浅い場所を選んで川に入りました。短い時間でしたが、銚子川の水に触れられたのはよかったと思います。キャンプイン海山では、理事長・田上さんによるヌマエビの試食会や、ニホンウナギ、アマゴ、アユを実際につかみ、魚の匂いや感触などを体験してもらいました。室内でのお話では静かだった子どもたちが、川に入ると大騒ぎではしゃぐ姿は印象的でした。やはり、「川ガキ」は水の生き物…なのですね。

銚子川講話
紀北町町民センターでおこなわれた銚子川講話です。川の魅力と、
そこに暮らす生き物たち、川のゴミ問題などにも触れました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
流れが緩やかな浅い場所を選んで川に入りました。

銚子川潜隊まなぶんジャー
雨による増水で水温は低く冷たく感じましたが、子どもたちは
大はしゃぎでした。

銚子川潜隊まなぶんジャー
用意していただいたアマゴの解説をする田上さん。

銚子川潜隊まなぶんジャー
ヌマエビを煎っているところ。どこかの番組で見たような…?。

銚子川潜隊まなぶんジャー
最後に皆揃って記念撮影をしました。

2017年8月1日
福岡での写真展&ギャラリートーク

富士フイルムフォトサロン 福岡 での写真展「水の国、わかやま。」が開催され、29日にはギャラリートークをおこないました。私の九州初の写真展ということもあり、鹿児島県、長崎県、佐賀県、熊本県などからも足を運んで下さった方もいらっしゃいました。本当に、ありがとうございました。九州も水が豊かな場所がたくさんありますので、今度はゆっくりと水中撮影に訪れたいと思います。

福岡での写真展&ギャラリートーク
福岡での写真展&ギャラリートーク
福岡での写真展&ギャラリートーク
福岡での写真展&ギャラリートーク
福岡での写真展&ギャラリートーク

2017年7月27日
知事対談

和歌山県総合情報誌「和 −nagomi−」Vol.33の知事対談ページに掲載されました。「和 −nagomi−」は、県広報課が年に3回発刊している冊子で、県の魅力を美しいグラビアページで展開しています。今回の特集は「美しき国、和歌山」です。また、南方熊楠生誕150周年として巻頭ページは熊楠氏の特集となっています。毎号、知事対談のページは県にゆかりのある方が出演されていることもあり、とても名誉なことだと感じています。

知事対談

知事対談

知事対談

2017年7月24日
福岡でのギャラリートーク

28日から8月2日まで、福岡の富士フイルムフォトサロンにて、「水の国、わかやま。」写真展が開催されます。5月にミッドタウンでおこなったものの回覧展です。九州も水が豊かな場所が多く、素晴らしい環境が残っています。取材するたびに感動を与えてくれる九州にて写真展が開催できることを、とても嬉しく思います。29日(土)の午後2時から会場にてギャラリートークをおこないます。写真集『水のこと 水の国、わかやま。』の販売とサイン会もおこないます。是非、足を運んでいただければと思います。

富士フイルムフォトサロン 福岡
7月28日(金)〜8月2日(水) ギャラリートーク 29日(土) 14時〜

写真展

写真展

写真展 水のこと「水の国、わかやま。」 ←クリックでPDF表示

2017年7月22日
熊野古道なかへち美術館にて写真展がはじまりました!

熊野古道なかへち美術館にて写真展「自然を追い求める 〜写すこと、想うこと」がはじまりました。9月24日までの約2ヵ月にわたるロングランとなります。暑い日が続きますが、エアコンの効いた会場で、目にも涼しい水の景色をお楽しみいただければと思います。水中写真の他にも、この地方で撮影した生き物たちによる「熊野に息づく」と題した作品(64カット)が壁一面を飾ります。夏休み期間中、お子様も一緒に楽しんでいただけると思います。
8月19日(土)・9月9日(土)いずれも午後2時よりギャラリートークがあります。

熊野古道なかへち美術館
熊野古道なかへち美術館
熊野古道なかへち美術館
熊野古道なかへち美術館

2017年7月16日
那智の扇祭り

14日、世界遺産・熊野那智大社の例大祭「那智の扇祭り」が営まれました。このお祭りは、熊野那智大社でお祀りしている熊野の神々が年に一度、もともとお祀りされていた御滝本に里帰りをするという神事です。飛瀧神社の参道にて「御火行事」がおこなわれるので、通称「那智の火祭り」とも呼ばれています。生命の源とされる「水」は崇拝の対象である「那智の滝」であることから、扇祭りは「火と水の祭り」ということもできます。今年は熊野那智大社が創建1700年という節目の年ということもあり、大勢の人で賑わいました。

那智の扇祭り
大松明を抱えた白装束の男たちが石畳の参道を清め下ります

那智の扇祭り
扇神輿12体が、滝本祭壇の左右に立てられます。正面が那智の滝です

2017年7月12日
新刊のお知らせ

このたび、ポプラ社より『さかなのたまご 〜いきのこりを かけた だいさくせん』を出版しました。この本は、“ふしぎいっぱい写真絵本”シリーズで、私としては4作品目となります。身近な淡水魚の“卵”のお話ですが、サブタイトルにあるように繁殖戦略がテーマになっています。淡水魚の生活史の中で、最も外敵に食べられやすく無防備であるのが卵の状態です。淡水魚たちは自らの卵をより多く確実に残すため、様々な方法を編み出してきました。砂利の中に埋め込んだり、生きた貝の中に産みつけたり…。なかでも圧巻なのがオヤニラミに托卵するムギツクです。この本では、ムギツクによるオヤニラミへの托卵の瞬間をはじめて掲載しました。
現在、日本の淡水魚たちが置かれている状況は厳しくなる一方ですが、身近な淡水魚の面白い生態に興味をもってくれる子どもが一人でも増えてくれたら嬉しいです。

定価:本体1500円+税

さかなのたまご

さかなのたまご

さかなのたまご

2017年7月8日
相賀小学校での「銚子川潜隊まなぶんジャー」!

先日、銚子川に一番近い小学校、相賀小学校の5年生を対象とした「まなぶんジャー」がありました。これは、紀北町企画課の催しで、地元の子どもたちに町の宝でもある銚子川について学び、体験してもらうことを目的としています。午前中にパワーポイントを使ったレクチャーを40分ほどおこない、午後は銚子川に繰り出しての生き物採集です。役場の職員、小学校の先生ら10名ほどが見守りますが、子どもの数が多いと目が行き届かないこともあり2組に分けておこないました。大きなミナミテナガエビやアユカケに驚いたり、なかなか捕れないボウズハゼを追い回したり、わあわあ言いながら大騒ぎでした。梅雨の真っ只中ですが、天気にも恵まれて楽しい2日間でした。

まなぶんジャー
銚子川の水はなぜ美しいのか、など写真を使って説明しました。

まなぶんジャー
川ではライフジャケットを付けて生き物を採集しました。

まなぶんジャー
ヌマチチブ、スミウキゴリ、ボウズハゼ、シマヨシノボリ、ゴクラク
ハゼ、アユカケ、ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、スジエビ、
ヌマエビ、モクズガニ、クロベンケイガニほかいろいろ捕れました。

まなぶんジャー
皆が捕ってきた生き物を1種類ずつ説明しています。

まなぶんジャー
漁協さんから提供いただいたニホンウナギをじっくりと観察。

まなぶんジャー
6日のクラスでは、先生がアユカケを捕らえました。

まなぶんジャー
7日のクラスはとびきり元気いっぱいでした。

2017年7月4日
「水の国、わかやま。」英語版の冊子が完成しました

和歌山県観光振興課、和歌山県観光連盟が発行する「水の国、わかやま。」キャンペーンの冊子の英語版が完成しました。昨年、和歌山県に来県された人数(観光入込客総数)は3487万人と、前年に引き続き史上最高を記録したということです。このうち外国人は約50万人で、増加傾向にあることから英語でのインフォーメーションが望まれていました。この冊子はフルカラー32ページすべてが英語で解説されているため、海外の方の和歌山観光には必須のガイドブックといえそうです。日本語で書かれたものと内容は変わりませんが、横文字になっただけで格好良く見えますね。

水の国わかやま・英語版

水の国わかやま・英語版

2017年6月26日
写真展のお知らせ

南方熊楠(1867〜1941)の生誕150年を記念した特別展が、田辺市立美術館熊野古道なかへち美術館の2ヶ所で開催されます。熊楠氏の残したキノコの図譜と、画家・雑賀清子氏のスケッチを田辺市立美術館にて展示し、私の写真は熊野古道なかへち美術館にて展示します。この美術館の展示室は1つの空間で構成されており、会場が広いので作品は大型のものにしました。写真はこの地に限らず、北海道、山形、静岡、長野、三重など各地で撮影した「水」の作品となります。1200×2400ミリの大型パネルのほか、300×300ミリのスクエア・サイズを64カット配置する作品もあります。会期が夏休み期間ということもあり、親子で足を運んでいただけると嬉しいです。8月と9月に1回ずつギャラリートークがあります。会場でお待ちしています。

特別展 自然を追い求める−写すこと、想うこと−
南方熊楠・雑賀清子・内山りゅう

会期 7月22日(土)〜9月24日(日)(56日間)

なかへち美術館

なかへち美術館

特別展 自然を追い求める−写すこと、想うこと−・チラシ ←クリックでPDF表示

2017年6月18日
番組出演のお知らせ

中井貴一さんの軽快なナレーションでお馴染みの「サラメシ」(NHK総合)に出演します。放送は 6月27日(火)午後8時15分 の予定です。自宅のスタジオでの撮影や、古座川での水中撮影の様子などが紹介されると思います。水から上がってきて、私が食べる昼メシとは…。それは見てのお楽しみ(期待するほどのものではないですが)です。この回は和歌山スペシャルとなっているそうです。お時間がありましたら是非、ご覧ください。

27日(火)午後8時15分 / 再放送 29日(木)午後0時20分

サラメシ

2017年6月17日
本のご紹介

このたび、『森里海を結ぶ[1]いのちのふるさと海と生きる』(花乱社)が発刊されました。執筆者の一人で編者の田中克氏は、京都大学名誉教授で舞根森里海研究所長をされています。森から海までの多様なつながりを解きほぐす「連環学」として、2003年に京都大学で「森里海連環学」が誕生しましたが、田中氏はその中心人物です。2014年には環境省が「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトを立ち上げ、国民運動的な展開がはじまりました。「森」「里」「川」「海」が、互いにつながり影響しあって存在しているという考え方は、これからのスタンダードなのだと思います。この本は、多くの執筆陣が様々な例を挙げて「連環」についてまとめられており、とても勉強になる1冊だと思いました。

定価:本体1800円+税

森里海を結ぶ

2017年6月14日
写真集「水のこと〜水の国、わかやま。」が紹介されました

人と自然の新しい物語 BIOSTORY(ビオストーリー)vol.27 』(誠文堂新光社)に、写真集「水のこと〜水の国、わかやま。」が紹介されました。この雑誌は生き物文化誌学会の刊行誌で、毎回、充実した特集は面白く読み応えたっぷりです。今号では、岐阜経済大学教授の森誠一さんが、1ページわたり「生き物文化誌必読書」としてご紹介下さいました。一人でも多くの方に手にとっていただきたい写真集ですので、とてもありがたいです。

BIOSTORY
BIOSTORY

2017年6月12日
「水の国、わかやま。」キャンペーン冊子、リニューアル!

和歌山県・和歌山県観光連盟主催の観光キャンペーン「水の国、わかやま。」は2年目に入りました。それに伴い、冊子の表紙、内容の一部がリニューアルされました。滝や清流の紹介、「水の生き物を見る」として県内5つの水族館・博物館の紹介記事も掲載されました。また、巻末にはキャンペーンプレゼントとして県内各地のお店で商品をもらえるチケットもついています。冊子を手に、和歌山の水の旅をお楽しみください。
県のホームページには、制作させていただいた「水の国、わかやま。」スライドショー(約4分)があります。こちらも是非、ご覧いただければと思います。

水の国わかやま

2017年6月9日
銚子川潜隊まなぶんジャー 参加者募集のお知らせ

今夏も銚子川でおこなう環境学習会「銚子川潜隊まなぶんジャー」の参加者募集が開始されました。今年の開催日は8月5日(土)で、今回は「ゆらゆら帯」を観察します。川の水と海の水とが交わることなく層を成す現象は、滅多に見ることはできません。河口域までクリアな状態で流れる銚子川だからこそ見ることができるのです。申込期間は6月8日〜29日必着となっています。お申し込み多数の場合は抽選となります。なお、今回は「銚子川潜隊まなぶんジャー」に参加されない方でも、午前中(10:30〜11:30)におこなうレクチャー(講話)にはご自由に参加いただけます。お問い合わせなどは、紀北町役場 企画課企画係までお願い致します。銚子川でお会いしましょう!

まなぶんじゃー

まなぶんじゃー

銚子川潜隊まなぶんジャー・チラシ ←クリックでPDF表示

2017年6月8日
雑誌掲載のお知らせ (1)

月刊誌『家の光 7月号』(JAグループ 家の光協会)の巻頭グラビアページに「水色の夏」として写真と文章が掲載されました。水中から森を見上げた写真ですが、「水色」を意識して撮影しています。見開きで大きく掲載されているので迫力があります。この雑誌はJAグループの会員さん向けに発刊しており、購読のお申し込みはJA(農協)までお問い合わせください。情報量が多く、読み応えのある雑誌だと思います。

家の光
家の光


雑誌掲載のお知らせ (2)

月刊誌『料理王国 7月号』(CUISINE KINGDOM)は柑橘の特集です。国内外のトップシェフが料理に柑橘をどう使うのか、また柑橘にはどのようなものがあるのかなど詳しく掲載しています。柑橘の生産農家として、紀州原農園の原拓生さんが4ページにわたり紹介されました。かつて『キンダーブック しぜん みかん』(フレーベル館)を制作した際、監修を原さんにお願いし原農園で撮影をさせていただきました。以来、普段から親しくさせていただいています。写真は、温州みかんの収穫時にお邪魔したときに撮影したものです。

料理王国
料理王国

2017年6月7日
熊肉をいただきました!

先日、取材で新潟・阿賀町にお邪魔していました。古くからの友人などが集まり、夜はバンガローでワイワイやろうということで盛り上がりました。地元の方もやってこられたのですが、そのなかに眼光の鋭い方がいらっしゃいました。「熊、もってきたよ」の言葉に全員が驚き、思わず覗き込みます。板の上に乗せられたのは、熊の腎臓、心臓、舌でした。「普段は、解体したときに山で食べちゃうんだけどね」いただいた名刺には“熊猟師”とあります。これらの肉も自分で獲った熊なのだそうで、それからは熊撃ちの話しに耳を傾けました。この方、江花さんというのですが、飯豊連峰などを猟域としているベア・ハンターです。普通の人は、絶対に行くことができない山奥で一人で熊を追い、時には雪山をシート1枚でビバークするといいます。撃った熊は担いで山から下ろすので、尋常ではない体力が要求される仕事なのだと知りました。カメラと三脚が重い、なんて軽々しく口にできないなあ、と思いました。

熊肉
熊肉のしぐれ煮。白飯に合いそうです。あっという間になくなりました。

熊肉
左から 舌、心臓、腎臓。すべてスライスして鉄板で焼き、塩・コショーで味付けしま
した。腎臓は回りがコリコリしている食感で美味。心臓は全く臭みがなくて本当に美味
しい肉でした。極めつけが舌、つまりタンでした。脂がのっていて、激旨でした。地元
の方でも、これらを口にしたことはなかったというほど、真の山の恵みなのだと思いま
す。江花さん、ありがとうございました。

熊肉
心臓をスライスします。このナイフ1本で、熊をすべて解体するのだそうです。
厚みのあるブレードで、切れ味は抜群。

2017年6月5日
新刊のお知らせ

ふしぎはっけん!かがくえほん「ワンダーしぜんランド」(世界文化社)7月号にて“みずはどこからくるの?”が発刊されました。普段、子どもたちが飲んでいる水道水はどこからくるのか?というところからお話は始まります。森があったり、ダムがあったり、水は旅をしながらやがて蛇口から出てきます。「水の循環」を分かりやすく展開しながら、日本の豊かな水にも触れています。

ワンダーしぜんランド
ワンダーしぜんランド

2017年6月4日
雑誌掲載のお知らせ

ノジュール(JTBパブリッシング)6月号が発刊されました。先月の5月号に続き、「大人の学び舎 日本人と水」の2回目です。4ページにわたり、写真プラス文章の監修をおこないました。内容としては、大きな見出しを拾い上げると 「水が潤す日本の風土」 として 軟水と硬水、おいしい水とは?、水ストレスと無縁の日本、失われていく健全な川、日本は水大国?水の価値とは という構成になっています。和歌山県下で撮影した水辺の風景、水中写真などを使い展開しています。ノジュールは情報量が多く、写真が綺麗な雑誌だと思います。定期購読誌なので、お申し込みが必要となります。

ノジュール

2017年5月25日
紀州浪漫 夏号発刊

和歌山県観光連盟が発行する観光情報誌『紀州浪漫 Vol.61 夏号』が発刊されました。季刊として発刊される冊子で、この夏号の表紙は私が撮影した子どもの写真です。水の中から少し見上げた構図なので、水面に子どもの姿がシンメトリックに写り、また上方には陸上の景色も写り込んでいます。この写真も6×6版のフィルムで撮影したもので、トリミングをしています。水の青色と文字の白がスッキリと涼やかですね。特集は、「水の国、わかやま。夏の水遊び」です。この夏は、和歌山の澄み切った水で思い切り遊んでみてはいかがですか?

T-SITE

2017年5月22日
クロストーク

先日、枚方 蔦屋書店 T-SITE カフェスペースにてクロストークをおこないました。共催は奈良県川上村です。森と水の源流館事務局長、尾上さん進行のもと、「水」をキーワードに様々なお話をさせていただきました。およそ500年もの間、手付かずの森がある川上村の素晴らしさ、また吉野林業発祥の地としての人と森との関わりなどもお話しました。川上村にてキャニオニングを展開している廣末氏も交え、2時間近くのトークライブでした。ご参加いただいた方は皆、熱心に耳を傾けていました。

T-SITE
T-SITE
T-SITE

2017年5月18日
ギャラリートーク

本写真展では会期中に2回、ギャラリートークをおこないました。撮影した本人が解説をすることもあり、この機会にと足を運んでくださった方もいらっしゃいました。当初は展示している写真、1点1点について会場を歩き回りながらお話をする予定でした。しかし、ギャラリートークの時間が近づくにつれ、どんどんと人数が増えていき…、会場は人で埋まってしまい、あまり移動せずにお話をさせていただくことに。皆さん、熱心に耳を傾けていただき、「水」について、また「和歌山の自然」について終了後も多くの質問や激励の言葉をいただきました。撮影した写真について、直接お話ができることは写真展ならではのことです。様々なご意見や感想をダイレクトにお聞きすることができるのも、写真展の魅力なのだと改めて思いました。

東京ミッドタウンでのギャラリートーク
このようなマイクを使い、およそ30分間お話をさせていただきました。

東京ミッドタウンでのギャラリートーク
土曜日は、まだスペースに余裕があり、会場内を移動しながらお話ができました。

東京ミッドタウンでのギャラリートーク
日曜日は外まで人であふれていたそうです。入れなかった方は申し訳なく思います。

東京ミッドタウンでのギャラリートーク
夜、若い二人が仲良く鑑賞していました。

2017年5月17日
写真展オープニングレセプション

写真展開催日の夜に、「内山りゅう写真展 オープニングレセプション」がミッドタウンであり、多くの方が足を運んで下さいました。マスコミ関係の方々にもお集まりいただき、和歌山の自然や水についての発信もお願いできました。幼なじみや友人・知人など、普段、ご無沙汰している方々にも会え、本当に嬉しい会となりました。東京から和歌山に居を移して18年になりますが、こうして東京にてお集まりいただけたことは、今後の活動への大きな励みにもなりました。

東京ミッドタウンでのレセプション
和歌山県商工観光労働部部長 兼 和歌山県観光連盟会長、山西毅冶氏
が 主催者を代表してご挨拶をされました。

東京ミッドタウンでのレセプション
NHKエンタープライズ・エグゼクティブプロデユーサーの村田真一様。
かつてお世話になりました「ホットスポット〜最後の楽園」などの
番組制作のお話しをされました。

東京ミッドタウンでのレセプション
海洋写真家、中村征夫様。写真界のレジェンドである征夫さん、
いつもお洒落で格好がいいです。

東京ミッドタウンでのレセプション
ラジオ収録の前に駆けつけてくださった坂崎幸之助さん。
私の食えなかった時代の暴露話しや、かつて和歌山から生中継をした
THE ALFEEのウラ話など、会場は大盛り上がりでした。

東京ミッドタウンでのレセプション
会場では和歌山のお酒も振舞われました。

東京ミッドタウンでのレセプション
お料理も和歌山の名物が並んだようです。

東京ミッドタウンでのレセプション
昨年、制作させていただいたスライドショー「水の国、わかやま。」
をご覧いただいた後、和歌山の水や自然についてお話をさせて
いただきました。

東京ミッドタウンでのレセプション
トリは、元・講談社相談役、勝股優氏。かつて、カリスマ編集長とし
て、ザ・ベストカーやフェネックなどを手掛けられていました。
当時、フェネックでは毎月4ページもの連載があり、本当にお世話に
なりました。

2017年5月16日
東京ミッドタウンでの写真展開催

東京ミッドタウン、富士フイルムスクエアでの写真展「水のこと 水の国、わかやま。」(和歌山県・和歌山県観光連盟主催)が12日から開催になりました。六本木の駅からも近く、午前10時の開場から多くの方がお見えになっていました。こうしたギャラリーを見て回り、写真を鑑賞するという文化が根付いているようにも感じました。海外の方が多く、写真のキャプションなどすべてに英訳を付けたのは正解でした。熱心にご覧になっている方にはお話をさせていただきましたが、写真についての質問はフィルムについてが多かったです。また、和歌山県の自然や水に興味を持っていただいた方がとても多く、嬉しく思いました。なかには、「早速、この夏に行きます!」という方もいらっしゃいました。多くの方が和歌山の自然に興味をもっていただけたら、と思います。

東京ミッドタウンでの写真展
東京ミッドタウンでの写真展
東京ミッドタウンでの写真展
東京ミッドタウンでの写真展
東京ミッドタウンでの写真展
東京ミッドタウンでの写真展

2017年5月7日
大阪・枚方でクロストークがあります

5月20日(土)、枚方T-SITE 内、蔦谷書店4Fカフェスペースにてクロストークをおこないます。会場には私が川上村で撮影した大型写真パネルと著書も置かれる予定です(サイン会あり)。奈良県川上村は、和歌山県で海に注ぐ一級河川、紀の川(吉野川)の源流に位置し、「水源地の村」として知られています。深い森と美しい景色に囲まれた川上村は私のメーン・フィールドのひとつで、湿潤な森では多くの生き物たちに出会えます。クロストークでは川上村の魅力とともに、「源流の森」として「水」をキーワードにお話したいと思っています。お時間がありましたら、是非、遊びに来てください。参加には、web予約が必要です。

川上村

2017年5月3日
ウグイの産卵

一昨日、キャンプイン海山の田上さんから、興奮ぎみの声で電話がありました。「ウグイがたくさん集まってる!」とのこと!。銚子川でウグイの産卵が始まったのです。田上さんによると、普段は気にしていない場所で偶然見かけたのだそうで、すぐに連絡をくれたのでした。銚子川へは往復5時間以上は掛かりますが、ここで行かないと後悔することになります。翌日、早朝に出発して銚子川へ。銚子川に着くと、田上さんが「ここに群れてますよ〜」と手招きをしてくれました。水中に潜ると、そこはやはり銚子川!極上の透明度の水に群れ泳ぐウグイは、本当に美しいの一言。礫底の石の間に集団ですべりこみ、そこで産卵がおこなわれていました。1匹のメスに複数のオスが群がるようにして産卵を繰り返します。今回はデジタルのほか、フィルムカメラでも撮影しました。

ウグイ

2017年4月30日
重版、続々!

2015年2月に発刊しました『くらべてわかる淡水魚』が3刷りに入り、また、先月に発刊した『日本のドジョウ』は1ヶ月経たぬ間に重版となりました!作った本が版を重ねるほど、嬉しいことはありません。本を作ることはもちろん大事なことですが、売れることも、それを生業としている者にとっては重要なのです。どちらの本も著者の方の力量が大きく、一緒にお仕事をさせていただいたことに感謝です!

ノジュール

2017年4月28日
雑誌掲載のお知らせ

ノジュール 5月号(JTBパブリッシング)にて 『ノジュール誌上講座 大人の学び舎 日本人と水』 を掲載しています。この雑誌は、50代からの旅と暮らしを応援する定期購読誌、とのこと。50代以上が読者対象であるため、文字も大きく、誌面もメリハリが効いていて読みやすいと思いました。このたびの講座では、「日本人と水」というテーマで、6月号と2回にわたり掲載します。毎日、何気なく使っている「水」について改めて知っていただきたいことや、水を育む日本の自然、そこに棲む生き物などにも触れています。

ノジュール

2017年4月17日
キイウマノミツバ開花!

キイウマノミツバは、セリ科で“紀伊”の名を冠するウマノミツバの仲間です。ウマノミツバは高さが1mを超え、花は白いのですが、キイウマノミツバは高さが15〜20cmほどしかなく、花色は薄い紫です。分布は和歌山県の海南市と紀の川市のみと限定的で、個体数は非常に少ないようです。それゆえ、国と県のレッドデータブックともに絶滅危惧TA類の最高ランクに選定されているほど。植物に詳しい人でも、滅多に見ることができない種類といえそうです。薄暗い常緑樹の林床で、とくに湿った場所を好みます。撮影した場所は小さなため池の近くで、ひっそりと花を咲かせていました。

キイウマノミツバ

2017年4月3日

写真展のお知らせ

写真展が富士フィルムフォトサロン3会場にて開催されます(発刊した写真集と同タイトルです)。主催は、和歌山県・和歌山県観光連盟です。
5月12〜18日の東京ミッドタウンを皮切りに、福岡、大阪と回覧します。水中写真の大半はフィルムカメラ(6×6版)で撮影しており、迫力ある銀塩プリントにて展示致します。フィルムならではの味わいも是非お楽しみ下さい。尚、写真集に掲載されていない水中写真も大型プリントにて展示します。関連イベントとしては、各会場にてギャラリートークも開催されます。予約は不要ですので、お時間がありましたらお越しいただければと思います。会場にてお待ちしています!

 東京:富士フイルムフォトサロン 東京スペース2
   5月12日(金)〜18日(木)   ギャラリートーク 13日(土)・14日(日) 15時〜

 福岡:富士フイルムフォトサロン 福岡
   7月28日(金)〜8月2日(水)  ギャラリートーク 29日(土) 14時〜

 大阪:富士フイルムフォトサロン 大阪スペース2
   9月1日(金)〜7日(木)    ギャラリートーク 2日(土) 14時〜 

 主催:和歌山県・和歌山県観光連盟


写真展

写真展

写真展 水のこと「水の国、わかやま。」 ←クリックでPDF表示

2017年4月2日
写真の奉納

先日、熊野那智大社に写真の奉納に参りました。この写真は、写真集『水のこと』に掲載するべく撮影したものです。御神体の一の滝(那智の滝)に最も近い場所は夜間は立ち入り禁止となる区域のため、県観光連盟の方や熊野那智大社の禰宜さんの立会いのもと許可を得て撮影をおこなっています。満天の星空である天と、大地を結ぶ「那智の滝」のイメージで構図をとりました。今年、平成29年は熊野那智大社の御創建1700年であり、めでたくも記念の年に奉納をさせていただいたことに、「水」のご縁を感じずにはいられませんでした。

写真の奉納
宮司の男成洋三さんと奉納させていただいた写真

写真の奉納
熊野那智大社、御本殿の前にて

2017年3月26日
新種記載、その名は ウチヤマヨコエビ!

このたび、広島大学の富川氏などが新種のヨコエビ2種類を発表しました。そのうち1種は五島列島の福江島や壱岐の汽水域から得られたものに基づき記載したもので、「 ウチヤマヨコエビ 」と命名されました。学名は Jesogammarus uchiyamaryuiです。実は数年前から富川氏とはヨコエビの撮影を続けており、2015年に新種記載された「イキヨコエビ」の記載論文にも写真を提供させていただきました。学名・和名の命名は、新種となる生き物を発見したり、協力した人などに献名することはあるのですが、まさか私に献名いただくとは思っていなかったので恐縮しています。自分の名前がついたヨコエビに、いつか会いに行きたいと思っています。

ウチヤマヨコエビ
ウチヤマヨコエビ Jesogammarus uchiyamaryui

記載論文 Zoosystematics and Evolution ←クリックでPDF表示

2017年3月23日
愛知での講演会

20日、日本河川協会主催、愛知・川の会共催の講演が愛知県にてありました。第192回「河川文化を語る会」にて「恵みの水めぐる川 躍動する命を写す」と題したテーマで、写真をお見せしながら約70分のお話をさせていただきました。会場は、およそ200名の定員に近い方々で埋まりました。研究者や行政関係、コンサルタント、学生さん、一般の方など、川や環境、生き物などに興味のある方がお集まりいただいたようです。講演後の質疑でも多くの方が手を挙げてくださり、皆さんの意識の高さを感じました。愛知は川に対して、熱い思いを秘めている方が多いように思いました。

日本河川協会主催、愛知・川の会共催の講演
日本河川協会主催、愛知・川の会共催の講演


2017年3月20日
写真集の完成です!

このたび、念願だった写真集が発売になりました!タイトルは『水のこと 〜水の国、和歌山。』、発行は講談社エディトリアルです。18年前、私はこの“水”に魅かれて和歌山に居を移しました。水そのものの美しさもさることながら、“水と生き物”、“水と人とのつながり”など、“水の世界”に感動し、シャッターを押してきました。それは、極上の“水”を身近に感じて暮らしているからできることかもしれません。こうして1冊の写真集にまとめられたことは、心から嬉しく思っています。版型がスクエアに近いのは、水中写真のほとんどを6×6のフィルムで撮影しているからです。デジタルで撮影しているものもありますが、表紙などの水中写真はフィルムです。海外の方にも楽しんでいただけるように、すべての文章は英訳があります。
是非、ご覧いただきたい写真集です!そして、和歌山の水に会いに来てください。

水のこと 〜水の国、和歌山。

タイトル:『水のこと 〜水の国、和歌山。』

発行:講談社エディトリアル
ハードカバー 25.8×24.5cm
96ページ 
定価:2500円+税


水のこと 〜水の国、和歌山。
先日、和歌山県庁・知事室にて、仁坂知事に写真集の完成をご報告させていただきました。
私の正面が知事、その隣が山西観光局長と、成田プロジェクトマネージャーです

水のこと 〜水の国、和歌山。
完成した写真集を手に、仁坂知事と

2017年3月15日
ボテジャコ 第21号 発刊

魚類自然史研究会の会報『ボテジャコ』の第21号が発刊となりました。今回の表紙はオオクチバスです。編集委員の斉藤憲治氏とは毎回、表紙について話し合って決めています。表紙写真は、掲載されている記事内容に合わせてセレクトするようにしています。新刊案内のコーナーでは、『ウナギのいる川 いない川』(ポプラ社)を紹介していただいています(感謝!)。しかし、先日の岐阜・関市でおこなわれた研究会も含め、しばらく出席はできておらず…。

ボテシャコ


2017年3月11日
銚子川での調査

先日、銚子川での生物調査をおこないました。様々な分野のエキスパートが集まり、今回で3回目となります。銚子川は大台ケ原を源とした、流程が20キロに満たない小さな川です。源流から海までの高低差は大きく、およそ1000メートルを一気に下ります。水が淀むことなく流れ下るため、銚子川は非常に高い透明度を誇っているのです。そんな銚子川の河川敷を歩くと、あちこちから伏流水が湧いているのを目にします。どうやら、この川には豊かな“地下の川”がありそうです。そこで、そうした環境に棲む生き物を調べてみようということになりました。川底をスコップで掘る、という作業をひたすら続ける調査…。すると、やはり地下水性の眼のないヨコエビや、イドミミズハゼなどが採集されました。地面の下を流れる川については、まだまだ分からないことが沢山ありますが、だからこそ神秘に満ちていて面白いのです!

銚子川調査
河川敷から、水が湧き出しています

銚子川調査
前回の様子です。キャンプイン海山のスタッフさんたちも参加してくれました

銚子川調査
採集した生き物を観察しています

銚子川調査
ひたすら河床を掘る、地味な作業です


2017年2月27日
新刊のお知らせ

ついに、ようやく?『日本のドジョウ』が山と渓谷社より発刊となります。サブタイトルに 形態・生態・文化と図鑑 とあるように、ドジョウについて多面的にまとめた本となります。3つの章から成り、第1章は「ドジョウの魚類学」、2章が「ドジョウと文化」、第3章が「日本のドジョウ図鑑」という構成になっています。第3章の図鑑部では、日本に暮らす33種・亜種をコンプリートし、その種類ごとに最低でも2見開き以上を用いて解説した決定版です。著者の中島君とは10年余り前から撮影個体を提供いただいたり、とにかくコツコツと撮影を続けてきました。数年前にこの本の企画がまとまってからは一緒にフィールドへ出掛ける機会も多く、実に楽しく取材をすることができました。本書では、新たな知見に基づいて3種類の新標準和名を提唱しており、初お目見えとなります。ドジョウだけで1冊?と思われるかもしれませんが、奥の深いドジョウ・ワールドをご堪能いただければと思います。

日本のドジョウ

装丁・アートディレクションは大川デザイン(大川進・野口紀子)さんです。
海外を意識したシャープなデザインです。

『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑』
 山と渓谷社
 文:中島 淳  写真:内山りゅう
 ページ数:224ページ
 B5版
 定価:本体4200円+税


以下のドジョウが新標準和名を提唱している3種類となります。詳しくは本書をご覧下さい。

日本のドジョウ
キタドジョウ・オス

日本のドジョウ
シノビドジョウ

日本のドジョウ
ヒョウモンドジョウ

2017年2月15日
サケの卵

写真はサケの卵です。サケの卵(とくにバラ子)を「イクラ」といいますが、それは食品になったもの。写真は生きているので「イクラ」とは呼びません。卵の中に見えるのは眼で、こうした卵は「発眼卵」といい、ふ化が近いことが分かります。「イクラ」の語源はロシア語の「イクラー」で、魚卵を指します。かつてシベリアを取材した際、朝食にパンが出たのですが、山盛りのイクラが上に乗っていました。「凄い、イクラだ!」というと、同行のロシア人が嬉しそうに「ダー!」と言ったのを覚えています。因みに、サケの学名 Oncorhynchus keta の種小名 keta はサケのロシア語「ケータ」からのものです。

サケの卵


2017年2月8日
愛知県にて講演があります

3月20日(月・祝日)の春分の日に、愛知県にて「恵みの水めぐる川 躍動する命を写す」と題した講演をおこないます。主催は日本河川協会、共催は愛知・川の会、会場は愛知県庁の近く、ウィルあいち3F大会議室です。この講演は第192回「河川文化を語る会」としておこなうもので、参加には申し込みが必要となります。講演は、水=淡水とは何か、海外から見た日本の川の素晴らしさ、水辺に暮らす生き物たち、日本の水環境などについて、写真をお見せしながらお話したいと思っています。愛知県では、昨春にトウカイナガレホトケドジョウの産卵行動を撮影しており、そんな写真も見ていただこうと思います。お時間がありましたら、是非、ご参加ください。

恵みの水めぐる川 躍動する命を写す
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PDFはこちらをクリック。


2017年2月3日
マーサを連れて川に潜りに行きました。この寒い時期にと自分でも思うのですが、冬の水も撮影しておきたいのです。冬は夏に比べて太陽の位置が低く、山間では陽の当たる時間は僅かです。また、場所によっては一日中、陽が当たりません。渓流沿いの林道を車で走りながら、陽が入りそうな淵を探します。そして良さそうな場所があれば、背負子にカメラとタンクを括り付け、ドライスーツのまま川まで降下します。沈むためのウェイト(17キロ)を装着して崖や斜面を下りるので、寒くても汗をかきます。ふと横を見ると、マーサも必死でついて来ていました。さすが、名(迷)アシスタントです。川に着き、水温を計ると、何と、5℃! キンキンに冷たい水に潜ると、そこには陸上からでは決して見ることができない「水色」が広がっていました。この美しい「水色」に出会えて満足な1日となりました。家に帰ると、マーサは爆睡でした。

冬の川

冬の川


2017年1月13日
和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム Vol.1 がありました

9日、和歌山県民文化会館にて和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム Vol.1 が開催されました。このシンポジウムは平成32年まで5回シリーズでおこなわれるもので、今回は「自然と人とのつながり」がテーマでした。私はトークセッションで参加させていただき、今まで取り組んできた仕事について、また、和歌山の自然についてなどをお話しました。昨年制作させていただいたスライドショー「水の国、わかやま。」も上映しました。

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム

2017年1月6日
本のご紹介

先日、『淡水魚保全の挑戦 水辺のにぎわいを取り戻す理念と実践』(東海大学出版部)という、久々に読み応えのある日本産淡水魚に関する本が出版されました。この本は、日本魚類学会自然保護委員会編 渡辺勝敏・森誠一責任編集というかたちで、20名を超える執筆者が分担しています。様々な分野、立場の方から、今、日本の淡水魚がおかれている厳しい状況と、これからについてまとめられています。襟を正してじっくりと読みたいと思っています。

定価:本体3800円+税

木村英造氏

2017年1月1日
あけましておめでとうございます!

今年は、この十数年の中でも最も慌しい年になりそうです。出版物も多く、写真展も各地でおこなわれる予定です。フリーランスは仕事の増減があるのは当然ですが、近年は本当に忙しくさせていただいています。思い起こせばデビューした当初は、スケジュール表が仕事で埋まるようになりたいと願っていたものです。今年は、あの頃の気持ちを忘れることなく、謙虚に仕事に邁進したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月20日
和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム Vol.1 が開催されます

来る平成29年1月9日(月)、和歌山県民文化会館にて、和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム Vol.1 が開催されます。平成32年まで5回にわたり開催されるもので、今回は初回となります。講演は岩槻邦男先生が「生物多様性のいまを語る」と題してお話され、その後にトークセッション「自然と人とのつながり」のなかで私も参加させていただきます。主催は和歌山県です。お時間がありましたら、是非ご参加ください。

和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム
和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム

2016年12月4日
本のご紹介

写真家 木原浩さんの『世界植物記 アジア・オセアニア編』が発刊されました。既刊の『アフリカ・南アメリカ編』の続編です。この本も、とにかく凄い本です!ページをめくって驚いたのが、印刷の美しさでした。近年、自分が携わった本も含め、最もオリジナルに忠実に再現されている本ではないかと思います。本の制作、特に写真がメーンのものは、撮影した写真家と編集者、デザイナー、出版社、印刷会社がタッグを組んで臨むのですが、そこにはプリンティングディレクター(画像調整)という“肝”になる人の存在が欠かせないのです。どんなに写真家が色にこだわり、デザイナーが綺麗に組んでも、最終的な印刷で色が転べば元も子もありません。この本もデジタルとフィルムが混在していますが、それを見分けるのは困難なほどです。おそらく、フィルムはデジタル寄りに、デジタルはフィルム寄りに調整をしているのだと思いますが…。私の知りうる写真家で、もっとも色にウルサイ木原さんが、「色はうまくいった」と言い切った本です。是非、実物を手にとってみてください。

世界植物記 アジア・オセアニア編』(平凡社)
 288ページ
 菊倍変形判(30.3cm)
 定価:6,800円+税

世界植物記 アジア・オセアニア編

2016年11月27日
イタセンパラシンポジウム

先日、大阪工大・大宮キャンパスにてイタセンパラシンポジウムが開催されました。シンポジウムの副題には「その保全に命をかけた木村英造氏の功績を記念して」とあります。木村英造氏は財団法人・淡水魚保護協会を立ち上げ、わが国の淡水魚の保護に命がけで挑んだ方です。残念ながら、この3月に永眠されました。94歳でした。シンポジウムでは、イタセンパラやアユモドキといった淡水魚が、どのような経緯で天然記念物に指定され保護されることになったのか、木村さんに縁のある方々が語りました。淡水魚保護協会が発刊していた雑誌「淡水魚」は、淡水魚好きのバイブル的な存在でした。執筆者には、著名な方々、研究者が名を連ねており、淡水魚研究・保護の礎を築いた雑誌でもありました(「淡水魚」「淡水魚保護」は、電子書籍化されています。石川晃一氏のブログ参照)。私も多大な影響を受け、今日に至っているのだと改めて思います。
私は中学2年の頃、淡水魚保護協会に入会し以後、木村さんには随分と可愛がっていただきました。中学生時代、大阪に知り合いが居なかったこともあり、大阪に行った際には、木村さんが経営されていた青泉社という書店の上の階に何度も泊まらせていただきました。「君みたいな若い人が淡水魚に興味を持ってくれることは嬉しいよ」暖かなまなざしで私を見てくれた木村さんが偲ばれます。

木村英造氏

木村さんを取り上げた本「淡水魚にかける夢」(上野敏彦著・平凡社)と、自著「淀川のシンボルフィッシュ イタセンパラ」(自費出版)。この本のあとがきに以下の文があります。「いるとうるさくて困る。しかしいなくなるともっと困る。そういう人間でありたいと願ってきた。その願いがかなえられるとよいのだが…」 合掌。

2016年11月15日
三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2016 環境シンポジウム

12日(土)、紀北町にて SEA TO SUMMIT 2016 環境シンポジウム がありました。今年、全国9ヵ所で開催された大会のなかで最多の参加者とのことで、会場は300名を超える人で賑わいました。13日が大会の本番ですが、参加者は環境シンポジウムへの参加が条件となっています。参加される方は環境などに対しての意識が高く、皆さん、熱心に耳を傾けていました。シンポジウムでは、SEA TO SUMMIT 連絡協議会理事長でモンベルグループ代表の辰野 勇氏が挨拶をされ、続いて紀北町町長の尾上壽一氏、三重県知事の鈴木英敬氏と続きました。基調講演は井上恭介氏が里山資本主義について話され、私は銚子川の魅力を40カットほどの写真をお見せしながら話しました。先日、このHPのニュースで掲載した「空飛ぶカヌー」の写真がスクリーンに映し出されると、会場からは「おお〜」という歓声が上がりました。シンポジウム終了後も沢山の人とお話ができ、楽しい時間を過ごすことができました。

SEA TO SUMMIT 環境シンポジウム
モンベルグループ代表の辰野 勇氏

SEA TO SUMMIT 環境シンポジウム
紀北町町長の尾上壽一氏

SEA TO SUMMIT 環境シンポジウム
三重県知事の鈴木英敬氏

SEA TO SUMMIT 環境シンポジウム
NHKエンタープライズ・エクゼクティブ・プロデューサーの井上恭介氏

SEA TO SUMMIT 環境シンポジウム
パワーポイントを使って、銚子川の魅力についてお話しました

SEA TO SUMMIT 環境シンポジウム
カヌーの写真はインパクトがあったようです。
カヌーには隣の席の田上至氏が乗っています。

2016年11月14日
奈良県 川上村カレンダー完成!

海のない奈良県ですが、2014年、奈良県で第34回全国豊かな海づくり大会〜やまと〜が開催されました。大会のテーマは「豊かなる森が育む 川と海」です。川上村では、源流の村として天皇皇后両陛下のご臨席のもと、放流・歓迎行事が行なわれました。この日、11月16日を「源流の日」と定め、記念に制作されたのが、このカレンダーとなります。源流の森をはじめ、貴重な植物や200年生の杉の伐採シーンなども取材し掲載しています。
なお、カレンダーは町民の方に配布するものなので、販売はしていません。

川上村カレンダー
川上村カレンダー
川上村カレンダー

2016年11月13日
外務省飯倉公館にて写真展示

10日、外務省飯倉公館にて、わかやま魅力発信セミナーと、地方創生支援 飯倉公館活用対外発信事業 外務大臣及び和歌山県知事共催レセプションがあり、招待されました。館内のホールに私が撮影した写真パネルを展示し、また、レセプション会場のメイン・モニターでは、「水の国、わかやま。」スライドショーが上映されました。魅力発信セミナーでは、和歌山県知事・仁坂吉伸氏の講演がありました。和歌山県の魅力についてインバウンド向けのお話でした。もちろん、「水の国、わかやま。」のPRもありました。会場を変えて、レセプションでは外務大臣・岸田文雄氏のご挨拶からはじまり、和歌山県出身で自民党幹事長の二階俊博氏、公明党代表の山口那津男氏のご挨拶などがありました。和歌山県をこれからも盛り上げていこう!という熱い思いを強く感じました。会場では近畿大学で養殖された串本産クロマグロの解体ショーや、和歌山県の名産品が振舞われ大勢の人で賑わいました。来年も、多くの人が和歌山県に訪れていただけたら嬉しいですね。

外務省飯倉公館にて写真展示
ホールに展示された写真パネル

外務省飯倉公館にて写真展示
オープン前に設置された状態です

外務省飯倉公館にて写真展示
沢山の人が足を止めてくださいました

外務省飯倉公館にて写真展示
セミナーで、和歌山県の魅力を語る仁坂知事

外務省飯倉公館にて写真展示
レセプション会場のモニターでは「水の国、わかやま。」
スライドショーが流されました

外務省飯倉公館にて写真展示
外務大臣・岸田文雄氏のご挨拶

外務省飯倉公館にて写真展示
自民党幹事長・二階俊博氏は「世界津波の日」のお話をされました

2016年11月9日
三重 紀北 SEA TO SUMMIT 2016 大会!

毎年、全国各地で開催されている環境スポーツイベント SEA TO SUMMIT 。2016年は9ヵ所でおこなわれ、初開催の三重県では紀北町が舞台となります。カヤック、自転車、登山などのステージがあり、自然を満喫しながら汗を流すスポーツイベントです。大会は11月13日(日)におこなわれますが、前日の12日(土)には環境シンポジウムがあります。大会へのエントリーは締め切っていますが、シンポジウムは自由に参加ができます。
私はシンポジウムにて紀北町を流れる銚子川について、「奇跡の透明度 “銚子川” の魅力」というテーマで、写真をお見せしながらお話をします。基調講演は、井上恭介氏(NHKエンタープライズ)の里山資本主義についてのお話です。全国各地から参加される方々に、紀北町の素晴らしい自然を知っていただければ嬉しいですね。そして、是非、リピーターになっていただければと思います。

SEA TO SUMMIT 2016
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2016年11月8日
本のご紹介

このたび『ナマズの博覧誌』(秋篠宮文仁 緒方善雄 森誠一 編著)が誠文堂新光社から発刊されました。この本は、生き物文化誌選書刊行の一環として出版されたものです。あらゆる角度から“ナマズ”という魚を捉えており、読み応えたっぷりのおススメ本です。我々とナマズは古くから関係が深く、それは様々な文化として今に伝わっています。本のタイトルにある“博覧誌”に、すべてが集約されているように感じました。学術的にも貴重な絵やイラスト、写真が多いのですが、すべてモノクロというのが勿体無いと思いました。色味のないナマズだからこそ、カラー写真で見たいと思うのは私だけでしょうか。

定価 本体3000円+税

ナマズの博覧誌

2016年10月28日
町内の海岸に近い小さなため池で、珍しいトンボを撮影することができました。ベニトンボという美しいトンボです。昆虫研究者の方に案内していただきました。ため池ではネキトンボが優先種のようでしたが、しばらく待っていると派手なベニトンボがやってきました。ネキトンボよりも一回り小さく、そのためか追い回されているのが観察できました。陽の光を浴びて赤紫色に輝く姿は、どこか南国の香りを感じますね。ベニトンボは、かつて日本では鹿児島県の一部にのみ分布していたようですが、1980年代以降は北上を続けているのだそうです。

ベニトンボ

2016年10月22日
カヌーの撮影!

銚子川にてカヌーの撮影をおこないました。流れが緩やかな銚子川では、カヌーは子どもからお年寄りまで、また家族連れに大人気です。自然や川などとの接点が少ない方にとっても、カヌーは身近に楽しむことができる「水辺」への第一歩になると思います。今回、カヌー・モデルは、キャンプイン海山の田上さんにお願いしました。カヌーさばきの達人でもあり、普段から親しくさせていただいている間柄です。陸上の撮影はカヌーの位置やタイミングなどは会話ができるのでいいのですが、問題は私が水中に潜ってしまう水中撮影です。今回は水深約2.5〜3mの川底から見上げての撮影でしたので、お互いに「阿吽の呼吸」が必要でした。太陽の光を背景にして撮りたい、と伝えていたのですが、そこはやっぱり田上さん、いいタイミングで思ったとおりの場所にカヌーを誘導してくれたのでした。いいアングルになった時は、川底から感謝、感謝!でした。

銚子川・カヌー
水の透明度が高いため、カヌーが浮いているように見える「空飛ぶカヌー」。
これを体験したくて、多くの人がカヌー体験にやってきます

銚子川・カヌー
川底からカヌーを見上げたところ。太陽が樹木に隠れた一瞬を狙ったものです。
必ずパドルを撮影側にしてくれているのも、田上さんのにくい演出です

銚子川・カヌー
田上さんが撮影した、川底から撮影する私。エアーが出ていないのは、息を止めているから。エアーを吐くと、その泡で水面が歪んでしまうのです。よって、いつも酸欠状態です


2016年10月5日
満開の花なれど…

隣町のため池に広がる満開の花。通りすがりの人は「綺麗ですねえ〜」と足を止めて見ています。青紫色の花は大変美しいのですが…花の正体はホテイアオイという水草です。ホテイアオイは南米原産の外来種で、「ホテイソウ」「ウォーターヒヤシンス」という商品名で広く流通しています。葉は丸く、葉柄は肥大して浮袋となり、名前はこの浮袋を布袋様の大きなお腹に見立てたものです。繁殖力が旺盛なため、実は世界中で問題となっている水草なのです。水域に侵入すると短期間で水面を覆ってしまうため、他の水草類の光合成を阻害するなどして駆逐していきます。また、水路や運河などでは船舶の往来を妨げたり、漁業に影響を与えるほか、冬には枯れて腐ることでも問題となっています。そのため、国際自然保護連盟(IUCN)は、世界の侵略的外来種ワースト100にホテイアオイを選んでいます。

ホテイアオイ

2016年10月2日
秋祭りはじまる

紀南地方の秋祭りの先陣をきって、印南町でお祭りがありました。印南八幡神社、例祭の最大の見どころとなるのが「川渡り」です。4台の屋台と神輿が印南川に飛び込んで川を渡ります。水深が深い場所では泳ぎながら担ぎ、太鼓を打ち続けます。勇壮なお祭りで、大勢の人が川岸を埋めていました。地元の人は、このお祭りで秋の訪れを感じるのだそうです。

印南八幡神社・秋祭り
印南八幡神社・秋祭り
印南八幡神社・秋祭り

2016年9月26日
大阪での写真展示

東京丸の内 東京シティアイに続き、大阪でも「水の国、わかやま。」の写真展示を行いました。会場は、MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店7Fギャラリーです。ちょうど児童書コーナーがギャラリー前にあり、近年出版させていただいた写真絵本なども置かれていました。会場では、写真1点1点を熱心にご覧いただいている方も多かったです。大阪は和歌山に近いこともあり、お話を伺ったほとんどの方が和歌山に来県されていました。大阪の方にとって、随分と和歌山は身近な存在なのだと感じました。
和歌山県×阪急阪神ホールディングスグループによる「水の国、わかやま。」キャンペーンが9月1日〜10月31日までおこなわれていることもあり、阪急梅田駅周辺や阪急電車の車内中吊りなどに、私が撮影した「水」の写真を使った広告媒体を目にしました。多くの方が和歌山の「水」に興味をもっていただけたら嬉しいです。

MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店での写真展
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店での写真展
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店での写真展

2016年9月15日
放送作家 たむらようこさんが連載中の毎日新聞の「窓辺から」で、この夏にご家族で参加してくださった「銚子川潜隊 まなぶんジャー」について触れていただいたので紹介したいと思います。たむらようこさんは女性ばかりのテレビ番組制作会社の社長さんで、数々のテレビ番組を手がけられ、「慎吾ママ」の生みの親としても知られています。私は、かつて出演させていただいた「情熱大陸」でお世話になり、それ以来のお付き合いです。ナレーションの一言一言が胸に染み入る、そんな素敵なフレーズが番組では印象的でした。

毎日新聞・夕刊 9月8日(木)

毎日新聞・窓辺から

2016年9月14日
東京シティアイでの写真展

10日〜13日まで、東京駅丸の内、KITTE B1 の東京シティアイで「水の国、わかやま。」の写真展が開催されました。人通りの多い場所でもあり、連日多くの方で賑わいました。会場内には巨大なモニターが設置されており、そこでスライドショーを流させていただきました。パネルのサイズは最大で1.2m×1.2mで、合計15点を展示しました。パネル制作は西本カメラさんにお願いし、プリントはマイティスプリントです。今回はすべてフィルムで撮影したものでしたが、来られた方に説明をすると驚かれることがほとんどでした。東京駅に近いこともあり、外国の方も多かったですね。そうした方に「水の国」をアピールできたことは良かったと思います。
来週、20日〜26日は、大阪梅田のMARUZEN&ジュンク堂書店7Fギャラリーでの写真展があります。ほぼ同じ内容でおこなう予定です。こちらも、是非、足を運んでいただけたらと思います。

東京シティアイでの写真展
東京シティアイでの写真展
東京シティアイでの写真展
東京シティアイでの写真展
東京シティアイでの写真展
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2016年9月13日
ホテルニューオータニでの東京レセプション

先日、ホテルニューオータニにて「水の国、わかやま。」キャンペーン“和みわかやま”東京レセプション2016 が開催されました。会場は200名を超えるメディア関係者や旅行エージェント、市町村・地域観光協会の方々で賑わいました。メディア説明会のあとにスライドショーの鑑賞、その後、30分ほどの講演をさせていただきました。また、仁坂知事との楽しいトークセッションもありました。交流会では沢山の方々とお話ができ、県の食材を使った料理に舌鼓を打ちました。このレセプションをキッカケに、多くの方が和歌山県に足を運んでいただければ嬉しいですね。

和みわかやま・東京レセプション2016
山西観光局長によるメディア説明会。和歌山県の国内旅行伸び率は、全国第2位とのことです(因みに1位は石川県)

和みわかやま・東京レセプション2016
「水の国、わかやま。」と題した講演を、写真をお見せしながら行いました

和みわかやま・東京レセプション2016
仁坂知事とのトークセッションは、様々な話で盛り上がりました

和みわかやま・東京レセプション2016
和歌山県の魅力を熱く語る知事

2016年9月12日
番組再放送のお知らせ

今春放送されましたNHK BSプレミアム「若冲 いのちのミステリー」が、17日(土)夕方6:00〜 再放送されます。今年は江戸時代に活躍した絵師、伊藤若冲の生誕300年ということもあり、大型展覧会が注目を集めました。番組は、若冲の代表作の一つ「動植綵絵」に注目します。30幅にも及ぶ大作ですが、そのなかに「蓮池遊魚図」があります。清流にすむアユと、池などに咲くハスの花が一緒に描かれた不思議な絵…。この絵について、番組でお話しています(登場シーンはかなり前です)。

蓮池遊魚図
「蓮池遊魚図」

2016年9月9日
「地域人」第13号に掲載されました

地域人」は、地域創生のための総合情報誌として、大正大学出版会が発刊している月刊誌です。発刊から13号ですが、豪華な連載陣を抱え、地域情報に絞った誌面からは、その地方ならではの文化や人々の前向きな生き方が伝わります。13号は特集が「紀の国・和歌山の自然と人と食」となっており、県知事・仁坂吉伸さんと大正大学地域構想研究所所長の清成忠男さんとの対談ほか、和歌山情報が満載となっています。

地域人
地域人

2016年9月7日
世界のフクロウカレンダー OWLS! 発売です

昨年に続き、山と渓谷社から世界のフクロウ・カレンダー「OWLS!」2017年度版が発売になりました。
このカレンダーの撮影も昨年同様、普段から親しくさせていただいている動物プロダクション、アニマルプランニングさんの全面協力のもと、撮り下ろしたものです。
フクロウは鳥の中でも特殊なグループで、その仕草や表情には独特の可愛らしさがあります。カレンダーに登場する12種類のフクロウたちは、どの子も魅力に溢れていました。いつかは飼育してみたいと思うフクロウですが、うちにはセイキセイインコのピー吉くんがいますから…。

カレンダーサイズは、縦16cm、横18cmとコンパクトなので、壁のスペースをとりません。是非、飾っていただければ嬉しいです!

OWLS! 世界のフクロウたち」 本体800円+税 山と渓谷社

OWLS
OWLS
OWLS

2016年9月3日
西Navi(JR西日本)9月号に写真掲載

JR西日本が配布している「西Navi 9月号」に「水の国、わかやま。」として写真が掲載されています。水中から森を見上げたカットと、私のプロフィール、写真展の案内なども含め、1ページ丸ごと和歌山県のキャンペーン・ぺージとなっています。JR西日本エリアの駅などで無料配布されていますので、お持ちいただければと思います。

西Navi

2016年8月31日
番組再放送のお知らせ

昨年10月にOAしましたNHK「奇跡の清流・銚子川〜澄み渡る水と生きものの世界」が、9月4日(日)午後1:05〜総合テレビにて再放送されます。評判が良かったということで嬉しく思っています。ただし、放送は中部ブロック(7県)のみとのこと。和歌山県では見られないのが残念ですね。
番組ではナガレヒキガエル、アユ、ニホンウナギほか、たくさんの生きものが登場します。もちろん、「銚子川ブルー」と称されるクリアーな水中シーンあり、ドローンでの空撮ありと、盛り沢山の内容となっています!
放送範囲は以下となります。

愛知、石川(金沢)、静岡、福井、富山、三重(津)、岐阜

2016年8月29日
まなぶんジャー 2016 無事終了!

先日、「銚子川潜隊 まなぶんジャー2016」があり、多くの親子連れで賑わいました。当初は地元や近県の方々が多かったのですが、今回も東京、長野、大阪…遠くからご参加いただきました。午前中にレクチャーをおこない、午後は銚子川での水棲生物採集です。
皆、わあわあ言いながら採集をしていました。途中でキャンプイン海山の田上理事長のはからいで、捕らえたヌマエビを炒って皆さんに食べてもらったり、漁協さんが用意してくれたニホンウナギやアユ、アマゴを掴んだりと、川遊び三昧の1日となりました。
参加された方々、役場のスタッフのみなさん、お疲れ様でした!

マナブンジャー
1時間ほどのレクチャーをおこないます。皆、真剣に聞いてくれています。

マナブンジャー
いよいよ銚子川に入り、生き物を探します。

マナブンジャー
皆が捕まえた生き物を1種類ずつケースに入れて説明しています。

マナブンジャー
アユ、ヌマチチブ、シマヨシノボリ、ゴクラクハゼ、スミウキゴリ、ボウズハゼ、ヒナハゼ、カワアナゴ、ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビ、スジエビ、ヌマエビ、ミゾレヌマエビ、ヒメヌマエビ、モクズガニ、イシマキガイなどが確認できました。

マナブンジャー
ヌマエビを炒って食べさせてくれました。田上さんら地元の子どもは、おやつとして食べていたのだそうです。

マナブンジャー
最後に揃って記念撮影!

2016年8月24日
東京シティアイでの写真展示

「水の国、わかやま。」キャンペーンにともない、9月10日(土)〜13日(火)まで、東京シティアイにて写真展示をおこないます。
東京シティアイは、東京駅・丸の内地下通路すぐ、KITTE B1のパフォーマンスゾーンとなります。写真展専用のスペースではありませんが、和歌山県内で撮影した様々な「水」の写真パネルを展示いたします。
また、9月20日〜26日は、大阪梅田のMARUZEN&ジュンク堂7Fギャラリーでも写真展示をおこないます。 入場は無料ですので、是非、足を運んでいただければと思います。

水の国わかやま
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2016年8月16日
南紀生物同好会誌「南紀生物 第58巻第1号」に、「伏流水から採集された三重県初記録のヨコエビ2種」という報告書が掲載されました。これは、1月のニュースでも掲載しましたが、普段から親しくさせていただいている和歌山県立自然博物館の平嶋健太郎氏、すさみ町立エビとカニの水族館の平井厚志氏らと銚子川の調査をおこなった結果の一部を、広島大学大学院の富川 光氏がまとめたものです。富川氏は淡水性ヨコエビ類の専門家で、広島から参加してくれました。
今回、採集された2種類のヨコエビは、いずれも伏流水に生息する種類です。コザヨコエビは和歌山県の古座川で見つかったことによりますが、滋賀県、静岡県でも記録されています。ヤツメヨコエビは和歌山県と徳島県からのみ見つかっており、両種とも三重県は分布の空白地でした。両種共に目は退化的(コザヨコエビは完全に退化)であり、地下水性ヨコエビの特徴を現しています。
陸上の川と異なり、地下を流れる伏流水は未知なる部分が多く、そこに生息する生き物なども分かっていないのが現状です。今後も調査を続けていく予定ですので、新たな発見があるかも!と思っています。

南紀生物

コザヨコエビ
コザヨコエビ Lucioblivio kozaensis TOMIKAWA,2007

ヤツメヨコエビ
ヤツメヨコエビ Octopupilla felix TOMIKAWA,2007

2016年8月9日
毎日、こうも暑いと水が恋しくなりますね! 水中撮影を兼ねて、家から1時間ほどの川の源流に行ってきました。南紀も雨が降らず、川は瀬切れが目立ちました。植林が増え、山の保水力が低下しているのだと感じます。それでも源流は水がクリアーで、極上の水が流れていました。
水が大好きなマーサは泳ぎっぱなしで疲れ知らず…。川は泳ぎながら水を飲めるし、上がってから自然乾燥すればいいので助かります。
夏の強い太陽光が深い淵の中にも降り注ぎ、水の中は別世界でした。9キロもある水中カメラを背負って林道の崖を上り下りするのが少し大変ですけど。

マーサ・川
マーサ・川

2016年8月2日
ドクターゴビー?

十年程前から水族館などで展示されている「ドクターフィッシュ」。水中に入れた手や足の皮膚(角質)をかじり、アトピー性皮膚炎などの治療に効果があるとされていることから、その名があります。種名はガラ・ルファ(Garra rufa)で、西アジアに広く分布するコイ科の淡水魚ですが、日本には生息していません。
先日、銚子川に行った時のことです。浅瀬で足の上をコチョコチョ突きながら離れない魚がいました。よく見るとヌマチチブ(ハゼ科)の幼魚です。指の間を突いてみたり、逃げることなくしばらく足にまとわりついていました。その様子は、まるでドクターフィッシュならぬドクター・ゴビー(ゴビーはハゼ類を指します)でした。
人を恐れず、懐こい銚子川のヌマチチブに会いに行きませんか?

ドクターゴビー

2016年7月26日
写真掲載のお知らせ

このたび発刊されました学研の図鑑LIVE(ライブ) 『爬虫類・両生類』に写真が掲載されています。世界・日本産と合わせて約800種類が、最新の情報でまとめられています。近年、日本で新種記載が相次いでいるサンショウウオ科の種類が載っているのは嬉しいですね。このシリーズはDVDが付録についています。

学研の図鑑LIVE(ライブ)『爬虫類・両生類』
株式会社学研プラス
定価:本体2200円+税

爬虫類・両生類

2016年7月22日
番組出演のお知らせ

24日(日)、テレビ和歌山「きのくに21」に出演します。「水の国、わかやま。」キャンペーンの紹介で、県政最前線というコーナーとのことです。よろしければご覧いただければと思います。
(和歌山県内放送ですが、県インターネット放送局にてバックナンバー放送が見られます)。

テレビ和歌山「きのくに21」日曜日 朝9:30〜10:00
              再放送 夕方6:30〜7:00
2016年7月18日
「水の国、わかやま。」スライドショーとガイドブックができました!

和歌山県では、平成28年7月21日〜平成29年12月31日まで「水の国、わかやま。」観光キャンペーンをおこないます。これは、「水」にまつわる絶景、温泉、食など和歌山県の魅力を全国に発信するもので、“清らかな水”が豊かに存在する和歌山県だからこそのキャンペーンです。
私は17年前に、この水や水環境に惹かれて東京から南紀に居を移しました。山と海とが近く、透明度の高い清流が無数にある和歌山県は、まさに「水の国」だと思うのです。
キャンペーンでは、5月に掲載しました「紀州浪漫 夏号」、そしてこのたび完成したガイドブックなどに写真&文章を提供させていただき、また4分ほどのスライドショー作品を制作しました。水中シーンや半水面写真を多用した約30カットの写真はすべて県下で撮影したものです。音楽はピアニストの鈴木奈緒さんのアルバム「睡蓮〜Water Lily」 から Mountain を使用させていただきました。このアルバムはどの曲も素晴らしいのですが、とくにこの曲は「水の国、わかやま。」の私のもつイメージにぴったりでした。アルバムのテーマが「水」ということもあり、ピアノの調べが心に響きます。是非、スライドショーをご覧いただければと思います。
9月10日〜13日は、東京シティアイにおいて、キャンペーン「水の国、わかやま。」の写真の展示もおこないます。詳しくは、またご報告したいと思います。

水の国わかやま
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スライドショーはこちらをクリック。


水の国わかやま
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鈴木奈緒さん公式サイトはこちらをクリック
2016年7月14日
相賀小学校での「銚子川潜隊まなぶんジャー」!

抜群の透明度と素晴らしい水環境の残る三重県銚子川。昨年から環境学習会「銚子川潜隊まなぶんジャー」(紀北町企画課)を開催させていただいていますが、まずは地元の子どもたちに知ってもらうことが大事なのではないか、ということで銚子川に最も近い小学校、相賀小学校での「まなぶんジャー」となりました。対象は5年生、約40名です。午前中に教室でのレクチャー、午後から川へ!となるのですが、子どもたちを見守るのは役場の若手スタッフや小学校の先生など約10名。ライフジャケットをつけていても、子どもたちに何かあっては一大事ですから、2組を2日に分けておこなうことにしました。地元とあって、皆、銚子川で遊んだ経験はあるものの、どんな生き物がいるのか、じっくり観察をしたことは無いようでした。巨大なミナミテナガエビに驚いたり、モクズガニに挟まれたり、ヌマチチブやボウズハゼをすくったり…わあわあ言いながら楽しい生き物探しとなりました。その後はつかまえた生き物を持ち寄り、私が説明をしました。銚子川漁協さんの計らいで、天然のニホンウナギやアユ、アマゴを実際に触って、その感触や匂いなども体験してもらいました。
将来、この「まなぶんジャー」の中から川のスペシャリストが誕生することを祈っています。

マナブンジャー
マナブンジャー
マナブンジャー
マナブンジャー
マナブンジャー
マナブンジャー

2016年7月9日
匠の森 フォトコンテスト2016 開催!

今年も「匠の森 フォトコンテスト2016」が開催されます。「水源地の村」である、奈良県川上村内で撮影されたもので、テーマは「川上村の情景」です。ネイチャー部門とドキュメント部門とに分けて審査をおこない、組み写真でも結構です。なお、入賞作品は匠の森に展示後、入江泰吉記念奈良市写真美術館にて巡回展がおこなわれます。是非、川上村に足を運んでいただき、豊かな自然の風景、動物、花、人の暮らし、催事、文化…様々にレンズを向けてみてください。

匠の森フォトコンテスト2016
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2016年7月2日
銚子川潜隊 まなぶんジャー 開催!

紀北町主催の環境学習会 『銚子川潜隊 まなぶんジャー』 は、今年も開催されます。今回のテーマは『水棲生物採集』で、日にちは、8月27日(土)です。午前中にレクチャーをおこない、お昼ご飯を食べたあと、実際に銚子川にて生き物の採集をおこないます。親子の参加以外、個人でもOKです。まだ銚子川に行ったことがない方も、この機会に参加されてはいかがでしょうか。近くには温泉もあり、海の幸は抜群に美味しい紀北町です。できれば宿泊し、ゆっくり過ごしていただきたいですね。参加をお待ちしています!

銚子川潜隊まなぶんジャー2016
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2016年6月16日
新刊のお知らせ

このたび、「しぜん キンダーブック かえる」(フレーベル館)が発刊となりました。かえる、といっても多くの種類がいますが、この本では最も身近なニホンアマガエルを取り上げました。卵から孵ったオタマジャクシの成長を、成体のカエルと比較しながら展開しています。また、夜になると灯りに集まる昆虫を食べに自動販売機などにくる様子や、周りの色や温度などによって変わる体色を、約1年間にわたり同じ個体で撮影しています。
監修は、京都大学名誉教授の松井正文さんです。巻末の著者近影の写真が、とても素敵です。
キンダーブックは、幼稚園・保育園への直接販売、定期購読が基本です。ただし、在庫がある限りは1冊からでもご購入いただけるようです。興味のある方は、オンラインショップ「つばめのおうち」にご注文にいただければと思います。

 『しぜん キンダ―ブック かえる』フレーベル館
 

しぜん かえる

しぜん かえる

しぜん かえる

2016年6月4日
銚子川・黒滝へ!

銚子川本流二ノ俣谷の奥にある黒滝は、この川最大級の滝で落差は80mもあります。遠くから拝むことはできますが、地元でも行ったことのある人はほとんどいません。地図を広げてみると、滝のある場所はあまりにも遠く、等高線の込み入った場所にあることが分かります。容易に人を寄せ付けない秘境の滝なのです。銚子川を撮影するうちに、このシンボリックな滝や源流の森を見てみたいと思うようになりました。そこで、梅雨入り前に地元の友人たちに頼んで連れて行ってもらうことに。この辺りの山や谷を知り尽くした2人が同行してくれたのですが、途中で高巻きをしなければならない場所があり、そこから先は地獄が待っていました…。笹の茂る急斜面での“やぶこぎ”は体力を奪い、足の筋肉は悲鳴を上げました。道はまったくありませんので、行って戻っての繰り返しでルートを探しながら進みます。時には四つん這いになって獣のごとく、です。しかし、黒滝に到着できたときは本当に嬉しかったですね。谷と滝とのスケールが大きく、見上げていると首が痛くなるほどでした。早朝に出発しましたが、黒滝に到着したのは午後2時をまわっていました。帰りも同じ“やぶこぎ”ルートを辿り、林道を歩いている途中で日が暮れてしまい、ライトを点けての下山となりました。往復13時間、ほぼ歩き通しでした。もう一度、同じルートで行くか?と言われれば、首を横に振りますなあ。けれど、行ってよかったと思っています。撮影もしっかりできました。

銚子川・黒滝
1. 二ノ俣谷を望む。このずっと先に黒滝はある

銚子川・黒滝
2. へつり、やぶこぎの連続。これを往復数時間おこなう

銚子川・黒滝
3. 黒滝の下にて記念撮影。心なしか疲労で笑顔がひきつる


2016年5月30日
島根県安来市へドジョウの旅

ドジョウ、といえば安来節・ドジョウ踊りが有名です。安来市にはドジョウ生産組合もあるので、取材も兼ねて島根県まで行ってきました。安来節を見学できる「安来節演芸館」では、1日4回公演がおこなわれています。見学者の中から飛び入り参加もでき、実に楽しい一時を過ごすことができます。隣には「ドジョウ亭」というドジョウ料理をいただける施設もあり、車で10分程のところには「やすぎ どじょう生産組合」があります。水田を利用したドジョウ養殖が盛んにおこなわれています。まさに、安来はドジョウの町なんですね。
因みに、ドジョウ踊りを踊っている人は…。ドジョウ博士の中島淳氏です。ドジョウの研究は、踊りまで網羅するというこだわりに脱帽です!

安来市へドジョウ
安来市へドジョウ
安来市へドジョウ



2016年5月29日
「水の国、わかやま。」キャンペーン!

和歌山県は、水辺の景観や絶景、温泉、食など、和歌山県の水にまつわる資源の観光キャンペーンとして 「水の国、わかやま。」 をスタートすることになりました。熊野古道、高野山など、和歌山県には名所がたくさんありますが、“清らかな水”が豊富にあることも、実は大きな魅力なのだと思います。17年前、私はこの「水」に惹かれて東京から移り住んだのですから。
これから、「水の国、わかやま。」のガイドブック、WEBサイトや東京での写真展示・レセプションなどで、私の撮影した「水」の作品が掲載される予定です。
紀州浪漫 2016.夏号』(和歌山県観光連盟)では、表紙と扉ページにて県下の川で撮影した作品を掲載しています。観光所などには置いていますし、東京ではアンテナショップ「紀州館」が、有楽町の交通会館地下1Fにあります。是非、ご覧いただければと思います。

水の国、わかやま。

水の国、わかやま。



2016年5月23日
雑誌掲載のお知らせ

雑誌「PRESIDENT」(プレジデント社)の「本の時間・著者インダビュー」に、先日発刊しました「新人諸君! 弱い雄の戦略に学べ!」(駒草出版)の著者として記事が掲載されました。この本を作るキッカケとなったは、十数年前に番組制作に携わっていた「たけしの万物創世紀」の、たけしさんの言葉でした。その回は「サケ」の特集だったのですが、たけしさんが「女装してまで子孫を残すなんて、サケ、すげえ!」と驚かれたことでした。私は、CGキャラ・目黒権之助博士の声も担当させていただいていました。のちに、その話を仲の良い編集者の西田氏に話したところ、それは自己啓発本になりますよ! ということで実現したのがこの本なのです。私が生き物の生態の話を西田氏に伝え、それを自己啓発の「気付き」の言葉に翻訳する…そうした二人三脚でまとめたものです。よろしければ、是非、読んで見てください!

PRESIDENT
PRESIDENT



2016年5月19日
トウカイナガレホトケドジョウ!

何とも長い和名ですね、トウカイナガレホトケドジョウ。静岡県西部から愛知県東部にかけてに分布するホトケドジョウの仲間です。日本固有種で、未記載種なので正式な学名はまだありません。河川源流部の水の冷たい細流に生息します。その生活史はほとんど分かっていませんが、絶滅危惧種(TB類)に指定されています。“沢”のような水域に棲むため、その姿を撮影するのは大変です。水深が浅すぎてカメラが水中に入らないのです!石をめくるとチョロチョロと泳ぐ姿は目にするのですが…難易度の高い撮影でした。写真は、ようやく20cmほどの場所を見つけて撮影ができた、貴重なカットです。

トウカイナガレホトケドジョウ


朝日新聞和歌山版と朝日新聞デジタルにて、毎週木曜日に連載している「和歌山 ネイチャーフォト」は、本日より新しいシリーズになります。1シリーズ10回の連載ですが、今シリーズは田んぼの植物、春〜初夏編です。田んぼ周辺で見られる植物は、昔から身近な存在であったためか、名前の由来には面白いエピソードを持つものもあります。初回は、シソ科のコバノタツナミです。
朝日新聞デジタル
2016年5月11日
銚子川のスライドショー作品をご覧いただけます

三重県・紀勢自動車道にある紀北パーキングエリアには、近くに熊野古道の「始神(はじかみ)峠」があることから“始神テラス”と名付けられた地域振興施設があります。昨年の6月にオープンしました。2Fには展示・休憩室があり、大きなモニターで私が制作させていただいた銚子川のスライドショーを常時、流しています。スライドショーは、約50カットの写真と音楽で構成したオリジナル作品です。テラス内には「種まき権兵衛家カフェレスト」や「キホクニヤ商店」など、ここならではのお土産やお食事も楽しめます。紀勢自動車道では上下線共に入れますので、是非お立ち寄りいただければと思います。

2016年5月1日
写真集のご紹介

中村征夫さんの写真集 『遙かなるグルクン』 が、日経ナショナル ジオグラフィック社から発刊されました。グルクンとは、タカサゴという沖縄地方で重要な食用魚のことです。この魚をとらえる伝統漁を30年にわたり記録した写真集で、全ページ、モノクロ写真で構成されています。テレビも写真も派手な色彩で溢れている現在、モノクロームの世界は斬新で心惹かれます。写真の本質があるように感じるのです。タテイチで撮られた水中写真など、勉強になるカットがたくさんありました。時間をかけ、じっくりとページをめくりたい、そんな素晴らしい写真集です。

遙かなるグルクン』 日経ナショナル ジオグラフィック社
定価:本体3400円+税

遥かなるグルクン

2016年4月27日
番組出演のお知らせ

今年は、江戸時代に活躍した絵師、伊藤若冲の生誕300年ということもあり、それを記念して特集や特番が作られています。30日(土)には NHK BS プレミアム「若冲 いのちのミステリー」が夜9時から放送されます。若冲の代表作でもある「動植綵絵」は、あらゆる生きものが登場する30幅にも及ぶ大作ですが、そのなかのひとつに「蓮池遊魚図」があります。これは、蓮の花と、アユが9尾、オイカワが1尾描かれている不思議な絵。この絵について、番組でお話ししています。お時間がありましたら、ご覧いただければと思います。

 ◆ザ・プレミアム
  「若冲 いのちのミステリー
  4月30日(土) 夜9時〜 (BSプレミアム)

2016年4月26日
銚子川での観察会

先日、「いちいがしの会」の観察会が、銚子川でありました。いちいがしの会は、熊野の森を本来の照葉樹林に戻すために、植樹などの活動を続けている会で、私も会員です。勉強会や観察会を熱心におこなっています。この春の観察会は銚子川へ!ということで和歌山県からバスで35名ほどの会員の方が参加されました。午前中に、町民会館にて写真を使ったお話しをさせていただき、午後に現場となる魚飛渓などを散策しました。シャクナゲが満開で、クリアーな川の中にはおびただしい数のナガレヒキガエルのオタマジャクシが見えました。天気に恵まれ、気持ちの良い1日となりました。紀北町さんをはじめ、地元の方々にも大変お世話になりました。ありがとうございました。写真は、その様子です(撮影:田上至)。

銚子川観察会
銚子川観察会

2016年4月20日
新刊のお知らせ

このたび『しぜんのひみつ写真館6 ぜんぶわかる!イネ』(ポプラ社)が発刊されました。昨年、このシリーズの『メダカ』を出版させていただきましたので、2冊目となります。このシリーズは、一つの生きものを徹底的に掘り下げて解説する写真絵本で、写真の掲載点数は200点を超えます。この本のお話をいただいてから、丸々1シーズンをかけて、数軒の農家さんの田んぼに通い取材しました。イネの根の撮影では、田んぼを掘らせていただいたり、細かなアップの撮影のために生長したイネを持ち帰らせていただいたり…。農家さんの協力なくしては、本の完成はなかったと思います。いつでも自由に田んぼに入らせていただいた農家さんに感謝です。
毎日、我々が口にしている米はどのようにしてできるのか、時間をかけて徹底的に撮影しました。是非、手にとっていただきたい本です。監修は、農研機構遺伝資源センター長の根元博さんです。

 『しぜんのひみつ写真館6 ぜんぶわかる!イネ
 ポプラ社
 68ページ
 定価:本体2000円+税


ぜんぶわかる!イネ

ぜんぶわかる!イネ

ぜんぶわかる!イネ

2016年4月10日
新刊のお知らせ

このたび、駒草出版より 『新人諸君!弱い雄(オトコ)の戦略に学べ!』 というビジネス本を出版させていただきました。水辺の生きものたちを見ていると、その生き様には、我々が学ぶべきことがたくさんあると常々思っていました。生存競争に勝つために、彼らはいろいろなことをして生き延びるからです。例えばサケを例に挙げれば、産卵をおこなう際、大きくて強いオスほどメスを獲得できます。他のオスを排除してメスを独占できれば、自分の遺伝子をより多く残すことができるからです。では、体の小さいオスには繁殖の機会はないのか?といえば、実はそうでもないのです。サケのメスはこの時期特有の体色になるのですが、小さなオスたちは、このメスの体色に化けて大きなオスの警戒を解き、産卵の瞬間にダッシュして精子をかけます。いわば“女装”作戦というわけです。遺伝子を調べた研究によると、小さなオスによる成功率は意外と高く、立派な繁殖戦略といえそうです。つまり、“弱い者には弱いなりのやり方”があるのです。
この本のプロデュースは、manic.の西田氏、シュールなイラストは岡田丈さんです。クスッと笑える本に仕上がっていると思いますので、手にとっていただければ嬉しいですね。

 『新人諸君!弱い雄(オトコ)の戦略に学べ!
 駒草出版 (株)ダンク 出版事業部
 定価:本体1600円+税

新人諸君!弱い雄(オトコ)の戦略に学べ!

新人諸君!弱い雄(オトコ)の戦略に学べ!

新人諸君!弱い雄(オトコ)の戦略に学べ!

2016年4月7日
NHKスペシャル 大アマゾン 放送のお知らせ

4月10日(日)、午後9時からNHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境」が総合テレビにて放送されます。アマゾンを舞台にした番組はたくさんありますが、おそらく今までに見たことのない映像が目白押しではないかと思います。先日、エグゼクティブ・プロデューサーの村田さんから撮影の苦労をお聞きしていました。未開のジャングルに4Kカメラシステムを持ち込み、粘りに粘ったとのことでした。私は番組製作に携わっているわけではありませんが、ご案内まで。

 ◆NHKスペシャル
  「大アマゾン 最後の秘境 第1集 伝説の怪魚と謎の大遡上
  4月10日(日) 夜9時〜9時58分 (総合)

2016年4月7日
先日、奈良県川上村へ撮影に行ってきました。桜が満開でとても綺麗でしたが、今回の撮影目的は“苔”。森と水の源流館の木村氏にご案内いただき、ひたすらマクロレンズとの格闘でした。苔についてのレクチャーを受けながら、その繁殖方法などを聞けば聞くほど、苔という生きものの凄さには驚くばかり。乾燥に強い苔ですが、その生存や繁殖に「水」が欠かせない存在であることを学びました。奥の深い苔の世界…、ちょっぴり扉を開いてしまったようです。
森と水の源流館のエントランスに飾られた写真。以前、三ノ公川にて撮影したものです。写真が正方形なのは、ハッセルブラッドで撮影した6×6判ノートリミング写真だからです。
苔の種類はタマゴケです。丸い球は胞子嚢で、ポップな姿にうっとり。

森と水の源流館
タマゴケ

2016年4月1日
新刊のお知らせ

このたび、ポプラ社から『ポプラサイエンスランドD ウナギのいる川 いない川』が出版されました。ウナギ(ニホンウナギ)は、この10年あまり取材を続けていたのですが、ようやくまとめることができました。謎の多いウナギの生態ですが、産卵場の特定や完全養殖の成功など、日本のウナギ研究は世界をリードしていると言われています。そうしたウナギに関する素晴らしい本はたくさん出版されているのですが、この本は川などに暮らすウナギについて重きを置いています。ウナギという魚を通して、日本の水環境を見てほしい、ウナギのいる川といない川とでは何が違うのかを考えてほしい…と思うのです。監修は、普段から親しくさせて頂いている和歌山県立自然博物館の学芸員でウナギの研究者、揖善継氏です。いろいろアドバイスを頂きながら、コツコツと撮影を続けてきました。ウナギの貴重なシーンも含まれています。是非、手にとって頂きたい本です。

 ポプラサイエンスランドD『ウナギのいる川 いない川
 ポプラ社
 定価:本体1300円+税

ウナギのいる川 いない川

ウナギのいる川 いない川

ウナギのいる川 いない川

2016年3月29日
NHK津放送局から感謝状

昨年から、銚子川を舞台にした番組制作に携わらせていただき、その様子は「ほっとイブニングみえ 銚子川紀行」、「金とく 奇跡の清流・銚子川」などで放送されました。夏には「NHK津 ふれあいデー」にてトーク・イベントへの出演もありました。そんなことがあってのことでしょうか、このたび、NHK津放送局から感謝状をいただきました。昨日、局長の岸本多万重さんが自宅に来られ、かえって緊張してしまいました…。
これからも機会があれば、テレビ番組の制作に携わっていきたいと思っています。番組になりそうなネタは沢山ありますので…。

NHK津放送局から感謝状
NHK津放送局から感謝状

2016年3月27日
大阪産業大学での講演

大阪産業大学・オープンキャンパスでの講演は、高校生と在学生が熱心に耳を傾けてくれました。生きものに感心のある学生さんが多く、講演終了後も皆さん興味津々の様子。嬉しいことに私の図鑑などを持ってきている人もいて、生きものの話に花が咲きました。新設される環境理工学科のこれからも楽しみです。

大阪産業大学・オープンキャンパス
大阪産業大学・オープンキャンパス

2016年3月23日
大阪産業大学で講演があります

大阪産業大学が2学部1学科が新設されるにあたり、26日(土)新設記念イベントとしてオープンキャンパスにて講演をおこないます。テーマは「ファインダー越しの生きものの世界〜環境の変化と生物多様性」となっています。多くの写真をお見せしながら、楽しいお話しが出来ればと思っています。

大阪産業大学オープンキャンパス

2016年3月3日
新刊のお知らせ

このたび、フレーベル館より『田んぼのコレクション』を出版しました。ふしぎコレクション シリーズでは、『水のコレクション』に続く2冊目となります。以前から、田んぼを舞台にした写真絵本を作りたいと思っていました。数年前から、地元の農家さんと懇意にさせていただくようになり、米づくりも取材するようになりました。田んぼの生き物をより深く知るためには、米づくりそのものを理解することも必要だと思うようになったからです。田んぼでの作業を撮影させていただきながら、田んぼを取り巻くさまざまなテーマにも目を向けることができました。本をまとめながら、自分でもとても勉強になることばかり・・・。子どもたちが、田んぼは面白い!と思ってもらえたら何よりも嬉しいです。

 ふしぎコレクション9『田んぼのコレクション
 フレーベル館
 定価:本体1600円+税

田んぼのコレクション

田んぼのコレクション

田んぼのコレクション

2016年2月17日
ヤマアカガエルの産卵

寒くなったり、暖かくなったりと妙な天気が続くなか、ようやくヤマアカガエルが産卵しました。この数年で最も遅い産卵でした。昨年は1月中旬に産卵しましたが、早い年では12月下旬に産んだこともあります。先日の暖かい雨の日の夜に一斉に現れ、水辺は大騒ぎでした。カエルのオスは、鳴く時には“鳴嚢(めいのう)”という鳴き袋を膨らませます。肺からの空気は、のどで振動して“声”となり、鳴嚢で共振させて増幅させているのです。カエルは種類によって鳴嚢の膨らむ場所や形が異なっており、ヤマアカガエルは左右のほほの部分が膨らみます。よく似たニホンアカガエルのオスは、明瞭な鳴嚢を持っていません。

写真は、卵塊の近くで鳴いているヤマアカガエルのオス

ヤマアカガエルの産卵

2016年2月14日
“よしくま祭り”がありました

吉野熊野国立公園指定80周年&拡張を祝う“よしくま祭り”(環境省主催)が白浜にて開催されました。13日には記念式典やキックオフイベント、ミニ・フォーラム、14日には南紀熊野ジオパークフェスタなどがありました。会場内の出展ブースは100を超え、大勢の方たちで賑わいました。
私は会場内にて「ヘビとカエルのひみつのはなし」という読書会をひらきました。著書の写真絵本を実際に子どもたちに見てもらいながら、お話しをするというものでした。また、「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト ミニフォーラム in よしくま」ではパネラーとして参加させて頂きました。私は、日本は世界的に貴重な資源である水=淡水が豊かだと思うのですが、なかでも極上の水、クリアーな水が紀伊半島にあることを、写真をお見せしながらお話させて頂きました。森里川海をつなぐ大事なもの、それは清らかな水ではないかと思うのです。

よしくま祭り
よしくま祭り
よしくま祭り

2016年2月7日
本のご紹介

恐竜は今も生きている』という本がポプラ社から出版されました。著者は、爬虫類・恐竜研究家の富田京一氏。実は、恐竜には羽毛があったことが最近の研究で判明したのだそうです。そして、それらの形質は現生の鳥類に受け継がれており、今も恐竜は行き続けている…ということが素敵なイラストで展開されています。著者の富田氏とは古い付き合いで、かれこれ20年以上になります。東京に住んでいた頃は、一緒にサンショウウオを採集に行ったり、取材で北海道に行ったこともありました。弟で映像作家の嗣康が作った恐竜のCG作品では富田氏が監修をしており、兄弟でお世話になっていたようです。
この本は、ポプラ・サイエンスランドというシリーズの4巻目なのですが、何と5巻目は現在、私が執筆中の本になります。来月には発刊となりますので、あらためてお知らせしたいと思います。

ポプラサイエンスランドC 恐竜は今も生きている
著者:富田京一
絵:下田昌克
定価:本体1300円+税

恐竜は今も生きている

2016年2月1日
環境省のイベントがあります

吉野熊野国立公園が指定を受けて80年を迎えるにあたり、地元で環境省の記念行事「よしくま祭り」が開催されます。私は、13日(土)に、写真絵本をつかった読書会を開く予定です。また、同日の16:10〜17:40におこなわれる「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」のミニフォラムのパネラーとして参加させていただきます。私は紀伊半島の豊かで美しい「水」のお話しをしようと思います。お時間がありましたら是非、お立ち寄り下さい。


よしくま祭り

2016年1月20日
銚子川での生き物調査

先日、普段から親しくしている友人らと、銚子川での生物調査をおこないました。皆、気合の入った方々なので、寒さも吹き飛ばす勢いでの調査となりました。その様子を撮影させて欲しいと、NHKのクルーが合流し、わいわいと大人数となりました。“真冬の川”は生き物にとって厳しい季節ですが、冬だからこそ見つかるものもいます。また、同じ場所を1年を通して観察することも大事だと思うのです。フィールドは、通えば通うだけ発見があるものです。「寒い」なんて言ってられませんよ。

銚子川での生き物調査・冬
左でインダビューを受けているのは、和歌山県立自然博物館・学芸員の平嶋健太郎氏

2016年1月4日
あけましておめでとうございます!

昨年の春頃からずっと慌しくしていたのですが、今年はそれが次々と本になり、リリースされる予定です。今年は、久々に本の出版点数が多い年になりそうです。どれも時間をかけて取材し、まとめたものです。ご期待下さい。
さて、昨年2月に発刊しました『くらべてわかる淡水魚』(山と渓谷社)が1年を待たずに重版となりました。本当に嬉しく思っています。
くらべてわかる淡水魚

また、2007年にNHKのハイビジョン特集「アユ踊る清流の四季〜和歌山・古座川〜」が、BSプレミアム「プレミアムカフェ・アンコール」にて放送されることが決まりました。1年以上をかけ、古座川をアユの目線で追った番組です。ほぼすべての水中撮影シーンに携わらせていただきました。お時間がありましたら、是非ご覧いただければと思います。

BSプレミアム「プレミアムカフェ・アンコール」
 NHKハイビジョン特集「アユ踊る清流の四季〜和歌山・古座川〜」

2016年1月15日 午前9:00〜(本放送)
2016年1月23日 午前1:45〜(深夜リピート放送)
*突発的な報道関連事項等により、延期・中止となる場合があります。

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